裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

冬支度

2020年11月30日 | Roses

遅れている今年の冬支度、今日はあいにくの雨、が雪でなく良かった。

ロサ・カニナのローズヒップを初めて試しに採取する。既に何度の霜、傷んだものが多い。

ちょっと手間がかかるようだがハーブティーとして楽しんでみようと思う。

Rosa canina  - 裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

一日裏庭で過ごす。花の終わったファエウムの花柄切り、雑草取り。これで裏庭の花々の霞が取れたようスッキリ。バラのトンネルのように成長したRos...

Rosa canina  - 裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

 

一昨日はウッドデッキ取り外し、昨日は曇天、時々薄日。表庭のバラアーチ、トレリス取り外し、バラ冬囲い。

巨大化したツルバラ、ハルガスミは昨年同様、手抜き、トレリスを外し、横倒にして雪に埋めて冬越。

昼、アルカディアデッキで鉄板焼きにビール。芝草の中に偶然見つけたイングリッシュデージーが可愛らしい。

昼食後も薪運び、残り3分の一、熱心に働く。

表庭の作業ほぼ完了した。あすも天気が良ければ一気に裏庭を片付けたい。どこまで出来るか・・・

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最後のお客様をお見送りして・・・

2020年11月26日 | 日常生活

今日で長いカーティスクリークの歴史の幕を閉じる。

最後のお客様、T氏ご家族は奥様、お嬢様の3人家族。数えきれないほどお越しいただいた。

今春、お嬢様がご結婚し、4人でお見えになった。幼稚園生だったあの小さな女の子がご結婚、ご主人と一に・・・

二晩バーカンターで一緒にお酒を飲みながら語り合えたのは歴史を閉じるこの時、最もふさわしい時間、

この職業を生業として悔いなき、胸にこみ上げる万感の思いが。

前日、お帰りになったO氏ご夫妻もまたカーティスクリーク廃業を知り、急遽お越しになった。

カウンターがいっぱい、お酒を飲みながらゆっくりお話しできなく、悔いが残ってしまった。

お持ちになった居間に飾られている額に入った2枚のお写真、O氏ご家族とカーティスクリークの歴史がそこにあった。

お許しを頂き、複写を撮らせて頂いた。撮りながら万感胸に迫り、落涙寸前。

お嬢様はドイツにピアノ留学、ドイツ人とご結婚され、お子様もお生まれになり、

男のお子様は今年ご結婚、コロナ禍の中、披露宴もできず、ドイツのお孫さんにも会えないという。

娘に写真を送るからと、このむさ苦しい老人はカメラの前に立たされてしまった。

とはいえ、ここにも歴史の幕を引くにこの時、この職業を生業とした無上の幸福、こみ上げる万感の思い・・・

今日で長いカーティスクリークの歴史の幕は閉じられた。同時に人生残された短い我々夫婦最終章の始まりでもある。

珍しく霧の流れる森を見ながらキーボードをたたいている。

が為し終えたという思いより、風景同様、気分は重く、暗く、虚しいだけ。

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昨夜も盛り上がって・・・

2020年11月24日 | 日常生活

廃業を知った松戸にお住まいのいつもお越しになるT女氏、氏T氏はじめ4名様、急遽お越しになる。

かってお子様、お孫様とご一緒に何度お越し頂いたことか。

しっかりした廃業のご案内をしない私のルーズなところがいろいろご迷惑をかけてしまう。

私、妻それぞれに花束を頂戴する。過去に花束を頂いたことなどあっただろうか?

更に、フルーツカッティングの名手、T子様から我々の大好きなバラを見事にカッティングしたフルーツ等等・・・

夕食後のバータイムはいつも通り大いなる盛り上がり・・・

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楽しい時間 過ぎゆく

2020年11月23日 | 日常生活

歴史を閉じる日、あと何日・・・

昨夜も閉店を知りお越しになったF氏お二人、T氏ご家族3名、T氏とはお子様がお生まれになる前から、既に20年以上、お嬢様はすでに高校生。

お疲れのご主人にバーで23時過ぎまでお付き合いいただく。

本当に感謝申し上げます。ちょっとおセンチ、そして楽しい時間、余りにも早く、過ぎ去る時・・・

嗚呼、一方・・・数日前、喪中のおハガキで9月4日に病院からM氏奥様から頂いた力ないお声のお電話、

20日後の24日、その奥様が・・・黄泉の国に旅立られた悲しい事実。

余りにも早い。衝撃、深い悲しみ、虚しさ。

形あるものは必ず消滅する定め、この世に永遠はない。

そろそろ 店じまい - 裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

この地に1991年に転居してカーティスクリークという宿を開き、それを生業として30年近く生きてきた。陳腐な表現だがあっという間にその時は過ぎ...

そろそろ 店じまい - 裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

 

いずれ我が身、冬枯れの森を眺めながらずっと考えている。

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マティーニ

2020年11月20日 | 飲む 食べる

10日ほど前か、名バーテンダーの作るマティーニの技をTVで見た。

単純に、猛烈にマティーニが飲みたい、美味しいマティーニを飲みたい、と思う。

だが、残念ながら酒棚にベルモットがない。驚くことに近くのスーパーマーケットにはそれが置いてないのだ。

今日福島市に買い物に出かけた際、ようやく専門店でノイリー・プラットを手に入れる。

帰宅後すぐに冷蔵庫に。そしてジン、ミキシンググラス、カクテルグラスは冷凍庫ヘ。マティーニは冷たさが命。

夕食後、早速マティーニを。冷凍、トロリとしたジン(ビフィター)、冷やしたノイリープラット2スプーン、ビターズをワンダッシュ、

バースプーンを回しやすくするため、ミキシンググラスの下に小さな氷、そして大きな氷。

事実、実にスムーズにステアできる。50回以上ステア後グラスに注ぐ。(敢えて冷たさを失う恐れのオリーブは入れない)

仕上げにレモンピール一捻り、ピールのオイルの粒が液面に浮かぶ。

グラスを口に運ぶ、自ら作ったマティーニの旨さ香りに言葉がない、ただ唸る。

続けざまに3杯、これぞカクテルの帝王、認めざるを得ない。

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極上の手打ち蕎麦を頂く

2020年11月19日 | 飲む 食べる

お近くに最近お住まいになられたS氏ご夫妻にご招待いただき、極上の手打ちそばをご馳走になる。

蕎麦を厳選、石臼挽き、ご主人はすでに20数年の研鑽を積まれ、その技から生まれた挽きたて、

打ちたての細く香り高き美しき極上の蕎麦、驚くべき、この技を持ちながら蕎麦を生業としているわけではないことだ。

広い見晴らしのよい窓から磐梯山、白布山を真正面に眺めながら頂く極上の蕎麦と酒、幸せな時間はあっという間。

残念ながら惚れぼれ見とれ、シャッターを押し忘れその美しい見事な蕎麦をお見せできない。

写真がないので初秋の庭でS氏ご夫妻と楽しんだバーベキューの古い写真を。

11月18日 嗚呼 荒城の月

小春日和、お客様をお見送りしてから会津若松「鶴ヶ城」に行く。何年ぶりだろうか。

紅葉が見事、会津に30年住んでいながら地元をあまり知らない。

「荒城の月」土井晩翠の作詞のモデルがここ「鶴ヶ城」である真実を知った。

昭和22年「荒城の月」の歌詞石碑の除幕式に招かれた土井晩翠が自ら「鶴ヶ城」がモデルであると語っていることからそれは真実。

改めて「荒城の月」をじっくり聴けば日本歌曲の名曲と実感できるだろう。

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一日庭で

2020年11月15日 | Gardening

暖かい初冬の日差し、ゆったり庭仕事。

表庭バラ剪定、ダリア球根掘り起こし、チューリップ球根植えつけ、冬枯れた草花刈り取り。

まだまだやらねばならぬ冬支度は山ほどある、が、ここしばらく暖かい日が続きそう、焦る必要はまるでない。

野鳥餌台設置、昨日試しにAmazonで注文したヒマワリの種、3袋およそ7kg、朝10時前には届く。

早い、便利、その上送料無料、田舎生活者にAmazonは今やなくてはならない存在。昨年は楽天に頼んだが届くまで5,6日かかった。

早速野鳥たくさん飛来、年金生活者の少ない生活費を脅かすほど食べないで欲しいものだ。

佐久間の出口には綺麗に小分けし、包んだ揚げ玉が置いてある。

心地よい小春日和、昼はアルカディアデッキで持ち帰った佐久間の揚げ玉を使ってお好み焼き。

天ぷら屋の揚げ玉は特別香りがよろしい。

お好み焼きにビール、追加のビール、お姉ーさんと叫んでも無駄、自分で取りに行かねがならい。

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カーティスクリーク店じまい

2020年11月14日 | 薪ストーブ

9月下旬からずっと燃え続けている薪ストーブ、アンコールは料理も得意なストーブ。

グリドルトップでは妻が煮込み料理を。遅ればせなが最近アッシュトレーをオーブンとして使用できることを知った。

まずは手始めに「紅はるか」の焼き芋。なんという甘さ、香ばしさ、しっとり感、美味さ、皮まで食べてしまった。

以前はアルミホイルに包んで開けたダンパーの上に乗せ焼いていた。今後アンコールでオーブン料理、増えることだろう。

ところで・・・突然、話題を変える。何事にも始まりあらば、必ず終わりあり。

今年一月、この世を去ってしまった田渕義雄氏との因縁を感じつつ2月に30年のカーティスクリークの歴史を閉じる決意をした。

ブログを書いているうち、しっかりけじめをつけてから、と思いながらも筆が走ってしまった。身勝手なお知らせ、お許しを。

カーティスクリーク誕生由来、再記載

田渕義雄氏 

2020年03月25日 | 若き日の思い出

1月30日死去された彼について一度はどうしても書かねばならない。

できるだけ簡潔に、と思うものの、とりとめなく書いてしまうこと、お許しあれ。

初めて彼を知ったのはごま書房の「車で楽しむファミリーキャンプ」という新書。

容易くインスパイヤーされた私はすぐ「フライフィッシング教書」という本を買った。

当時、彼は既に「アウト・オブ・ライフ入門」という書籍も出版しており、世はバブル、その反動的アウトドアブーム黎明期。

時勢に乗りベストセラー、テレビのモーニングショーにも出演するほどの時の人になっていた。

私は何故かそのベストセラーを買う気になれなかった。その後発行された月刊誌、BE-PALも一度も読んだことがない。

なぜか?世の流れに乗る、時代に擦り寄る、マジョリティーに属してしまうのが嫌、ということなのか。

彼も同じ方向を向く人間、彼の出版物が彼の意に反し、勝手に流れに乗ってしまった、という独断的思いがあった。

近年彼の出版物を目にすることが極端に少なくなった。彼の意志なのか推し量れぬが、出版が彼の生業の一つ。彼とて仙人では過ごせぬ。

時は過ぎゆき、下界の人種が変わり、思想が変わり、潮流が変わり、価値観が変わり、諸々変わり、が、ブレず、変わらずは彼の思想、人生哲学。

川上村の彼の家を見ず知らずの人間が勝手に訪問したり、彼のアルカディアを訪ねる団体旅行如き企画を目にするたび、

長年の時を費やし、築き上げてきたアルカディアに安易にドカドカと踏み込んでくる、ジレンマ、彼の心中はいかに、と想像する。

私は彼が川上村に住み始めてから一度たりとて足を踏み入れたことはない。そこは近づいてはならぬ聖地と思っているから。

彼の根本思想、聖地での生活から生まれる瞑想、思想、彼から発せられるメッセイジ(書籍を買うこと)をじっと待てばいい。

彼の信奉者ならそれが礼儀というもの。

田渕義雄氏のプロフィールで知れる、 fireside森からの便りから引用

(1944年東京生まれ。作家。1982年、八ヶ岳に程近い金峰山北麓の山里に居を移し、作家活動を続ける。

自給自足的田園生活を実践して孤立無援をおそれず、自分らしく生きたいと願う人々に幅広い支持を得ている。

また園芸家、薪ストーブ研究家、家具製作者でもある)

40年以上前の最後のファミリーキャンプは田淵氏が家を建てる前、川上村、彼が年中キャンプしていた、最も愛してた場所だろう、ところで。

そして朝食は彼推薦のトースターでトースト。多分子供たちも覚えていることだろう。

その後、彼がBE-PALに連載した随筆をまとめた単行本、「森からの手紙」を読み、益々宮使いが嫌になった。

思わぬチャンスが訪れ、家族を説得し、1991年、孤立無援をおそれず、転職、転居した。

フライロッドを握り始めたのは無論のことであた。店の名前は迷いなくCurtis Creek。

当時はまだこの名前を使った企業、店名はなかった。

語りたいことたくさんあれど、もうその彼はこの世にいない。

老人の取り留めない話、やめよう、長話になってしまった。

いずれにせよ、語る私自信、彼を追ってあの世に行く日もそう遠くない。

CURTIS CREEK

文字通りには、カーティス(男の子の名前)の川ということ。

そして、これはいつもこっそりと釣りに行く川という意味。

カーティスクリーク、それは冷たい流れに鱒たちが泳ぐ、喜びに満ちた川の広がり。

誰にも教えたくない秘密の川、心の川。

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初雪うっすら

2020年11月10日 | 飲む 食べる

カーテンを開ける。初雪、まだ降っている。が、数時間で解けさってしまうだろう。

今日、11月10日は我々45回目の結婚記念日。

何か美味しいものでも食べに行こうか。地方に暮らす者にとって美味しい食べ物を・・・

ということはとても難しいこと。落ち着く先は久しぶり、佐久間の天ぷら。

いつも混み合う人気店、早めに出かける。待ち時間なし、何故かカウンター席は避ける。天ぷらと酒。

カウンター内に天婦羅を揚げるいつものご主人がいない。今に出てくるわよ、と妻。だが嫌な予感、もしや・・・

サーヴィスしている女性にご主人は?尋ねる。昨年お亡くなりになりました。

何とも言えぬ寂寞感、不覚にもうっすら涙目・・・そんな私の心理を敏感に感じ取る妻・・・

佐久間は郡山駅前のアーケード横の小道、小さな店であった。通う切っ掛けは忘れたが昼、夜、通った。

ご主人の料理人としての面構え、風貌がいい、天麩羅はもちろん東京の一流店に引けを取らな旨さ。カウンターに座る我々に

九州からナンレイ(脱皮回数?忘れた)の小ぶりの車海老、喜多方のマツタケ、檜原湖のワカサギ、季節の野菜、魚、を

塩で、天つゆで召し上がれ、と出してくれた。その佐久間も10数年前、町はずれに数寄屋造りの大型店舗として移転してしまった。

カウンターには主人のほか、職人も入った。移転後も子供、孫全員で食べに行ったりした。が・・・

行くたびに気になるのは黙々と天婦羅を揚げるご主人の姿だった。

あああ、あのご主人のいない佐久間に行くことはもうないだろう。あとを継ぐ職人、負けず腕を上げて欲しいと、願う。

酒2本飲んでしまった私に代わってハンドルを握ってくれた妻のために猪苗代TARO CAFEに寄り、コーヒーにケーキ。

珍しくTARO CAFEは空いていた。

11月8日

蔵王、アップルご夫妻来。

酒宴。赤、白ご持参いただいたワインがとてもおいしい。さらに食後はマールにコニャック・・・

だが我々と違い、GO TOでお忙しい上、昨夜は23時過ぎまでお客様と深酒、

明日は新潟でペンション開業同期会で新潟の旅館で宴会だという。

いつも楽しいアップルさんとのお話は尽きないが、21時近く今日の酒宴はお開きに。

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酒・紅葉・新蕎麦の2日間

2020年11月06日 | 飲む 食べる

社会人同期、50数年付き合い続けている悪友夫妻来。

秋には必ずご夫婦で田舎で暮らす私どもを慰め?に来てくれる。

今年も酒酌み交わすことのできる幸せを噛みしめることができた。

翌日、深酒ものともせず、爽やかにモミジ前線追って猪苗代へ下る。

石垣崩れし荒城、亀ヶ城、そして会津藩初代藩主、保科正之を祀っている土津神社、今は盛りの紅葉を楽しむ。

紅葉狩りのあとは、いつもどおり蕎麦屋に上りこみ、昼から新蕎麦に酒。

いつまで続くか・・・

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エメ ・ヴィベール咲く

2020年11月03日 | Roses

Jean-Pierre Vibert(ジャン=ピエール・ヴィベール)、フランスの最も偉大なバラ育種家の一人。

そのヴィベールが作出、純白な穢れなき美しきバラに娘の名前、Aimé Vibert(エメ ・ヴィベール)と冠した。

エメ ・ヴィベール、やっと、やっと咲いてくれた。 この花を見るのは何年ぶりだろうか・・・

私の最も好きなバラの一つ、Duchesse d'Angouleme(デュセス ダングレーム)もヴィベールの作出したバラ、

明日は霜が降りるようだ。切り取って室内で楽しもうと思う。

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晩秋の庭

2020年11月01日 | Gardening

カーティスクリークの庭、ヤマモミジ、ウリハダカエデ、ミネカエデ、ハウチワカエデ、

コハウチワカエデ、メグスリノキ、黄色く赤くオレンジに色付いた木々。 

自慢はこれらの木々の全て20数年前、夢中で自身で植え込んだもの。

ああ、秋は過ぎ行き・・・

10月31日

何年ぶりか、中津川渓谷の紅葉を愛でに。

出かけた切っ掛けは前日地方局のTVで渓谷の紅葉が見事、レークラインの駐車は場満車で空き待ちだという。

ソレーと早めに家を出る。だがなんといい加減の情報、見頃はとうにすぎ、ごらんの有様。

それでも渓谷を渡り、しばらく秋元湖に向かって歩く。

ああ、急坂の上り下り、いい運動になった、と思う事にしよう。

戻ってみれば確かに駐車場は満車、いい加減な情報に振り回され、遠くからお越しの紅葉狩りお客様、哀れ。

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