秋のヘリテージは特別美しい 香り 花形 花色 すべてパーフェクトといえるほどである ところでHeritage(遺産?でいいのだろうか) イングリッシュローズの中でこれほど無造作に付けられた名前は少ないであろう いろいろ調べても解らない 生みの親 オースチンはいかなる思いで命名したのであろうか(庭にて)
庭の草むらに見慣れぬ小さな実を付けたつる性の植物を発見 いったいこの植物はなんだろう? 実といえば今年の山の実りはだいぶ不作のようである 身近ではアケビの実を見ることがない ヤマブドウ カンボクの実でさえ少ない ブナ ミズナラの実はどうなのであろうか? 野生動物にとって深刻な事態にならなければいいのだが
秋に咲くバラは春に比べ 数は少ないものの 一輪一輪とても美しい マダム・アントワーヌ・マリも春の花は美しいと思わなかったが・・・ ほっそりとした枝先に咲く秋のマダム・アントワーヌ・マリの言葉を失う美しさ・・・1901年Antoine Mariが育種し 彼の夫人にささげたのである さて私は今 愛妻に何をささげることができるだろうか (庭にて)
美しく変身する秋のスター達をご紹介いたしましょう といってもカーティスクリークの舞台に登場する者ばかりですが 1 メグスリノキ 見事に紅葉するが山野で遭遇する機会が少ないのが残念 2 ヤマウルシ 秋のトップバッター 9月初旬から美しく紅葉し 人目を引く 3 ウリハダカエデ 数も多いが なかなか赤く紅葉せず 黄葉することが多い 4 オオヤマザクラ 大きく成長するので紅葉も見事 5 カスミザクラ 6 ハウチワカエデ 秋の山のトップスター 大きい葉が色づくと特別の存在感がある 7 コハウチワカエデ 6のミニ版 8 ヤマモミジ ハウチワカエデと並ぶスター 数は最も多い 裏磐梯にはイロハモミジは自生せず すべてヤマモミジと思って良い 9 コミネカエデ ほっそりした枝 新緑 紅葉ともすばらしい 最も贔屓にしている 10 ブルーベリー 11 コマユミ マゼンタに近いどぎつい紅葉 あなたは秋の山野でどんな木を贔屓にいたしますか? (庭にて)
雨もあがり 太陽が顔をだす 明るくなった庭にはいろいろの鳥達がやってくる 数分のうちに アカゲラ キセキレイ ゴジュウカラ コガラ ヤマガラ カケス 確認できない鳥 数羽 カメラを持ち出していざ撮影となると野鳥の撮影は難しいものである やっとシジュウカラ 今年は雪で壊れてしまったフィーダーを新しく作り変えなくてはならない(窓辺にて)
すぐ近くの秋元湖 中津川渓谷になかなか行けない 意を決し 強風 大雨の中 秋元湖の湖畔の小道を文字通り駆け足で辿る 激しい雨にざわめく木々 波立つ灰色の湖水 誰もいない渓谷の激流の轟音 暗い灰色の世界の中でカエデの赤が匂い立つばかりに美しい (雨の秋元湖 中津川渓谷の紅葉 スライドショーご覧ください)
赤く色づいたハウチワカエデをバックに白いシュウメイギクが庭の一角で秋の風情を強調している 秋明菊 字面といい 発音といいこれほど秋らしい美しい名前は少ない シュウメイギクは中国から渡ってきた帰化植物であり 歴史は古く すでに延宝9年(1681年) 水野元勝によって書かれた日本初の園芸書 花壇綱目には すでに秋明菊として記載されているという
庭に生える多いキノコ それはハナイグチ そしてこのナラタケ あちこちに顔を出す とても美味しいキノコである 数年前はムラサキシメジがとても多かったが ここ数年紫色の美しいキノコを見かけなくなってしまった 自然環境が変わってしまったのだろうか ちょっと寂しい気がする(庭にて)
猪苗代にハクチョウ飛来 まさかと思ったのだが 今年もシベリアから刈り取られた稲田に正確に冬の使者 ハクチョウがやってきてしまった 2006年 まだまだやり残した事多数 季節の移ろいの速さ 時の流れの速さ 何かドスンと激しい衝撃を感じてしまう(猪苗代にて)
傾いた秋の日差しがカラマツ林を抜け 小川沿いの紅葉した木々の葉を透けさせている そんな弱い逆光の中で咲くぺネロープがとても美しい オフェーリアを交配親のひとつとして 1924年にPembertonにより育種されたハイブリットムスクの名花である Penelope・・・音信の絶えた夫を 貞淑に20年待ち続けてたギリシア神話 王オデュッセウスの貞節な妻 貞女の鑑・・・ この品位 この美しいさ ペンバートンはよくぞPenelopeという名前を与えたものである