暖かい春の雨が残雪を融かしている。
どんどん融かしてくれ。
カンボクの赤い実を食べに野鳥の群れがやってきている。
どんな鳥だろうか。薪ストーブの薄い煙が邪魔してよく見えない。
窓辺においてあるビノキュラー、何だ、ヒヨドリだ。
夕方から気温ぐっと下がり、雪。すでに今は一面の銀世界、明日は4月だぞ、いったいどうなっているんだ・・・
暖かい春の雨が残雪を融かしている。
どんどん融かしてくれ。
カンボクの赤い実を食べに野鳥の群れがやってきている。
どんな鳥だろうか。薪ストーブの薄い煙が邪魔してよく見えない。
窓辺においてあるビノキュラー、何だ、ヒヨドリだ。
夕方から気温ぐっと下がり、雪。すでに今は一面の銀世界、明日は4月だぞ、いったいどうなっているんだ・・・
昨年ハンギングバスケットに植えられ春から秋まで花を咲かせ続け、楽しませてくれたペチュニア。
南米生まれの多年草だが寒さに弱いこの植物、霜の降りる晩秋には枯れ果ててしまう。
今回はなぜか根元に緑のわずかに残るペチュニアを見捨てることがきず、室内に取り入れてしまった。
といっても手入れするわけでもない。今年になって何気なしに目をやると、まだわずかな緑は枯れた様子がない。
そのけなげな姿に心を打たれ、上部の枯れ枝を切り取り丁寧に手入れ、水を与え明るい暖かい窓辺へ。
そして今や緑茂り花を咲かせんばかり。だが太陽光線の足りない現状では花を咲かせることはないだろう。
霜の心配がなくなる5月になったら陽光いっぱいの一等地に植え込んでやろう。お互いもう少しの辛抱だ。
晴天。会津若松に車の定期点検に行く。
今日は特別気持ちのよい春の日、高速度道路は使わず、下道で行く。
天鏡湖、猪苗代湖は青空を溶かし込み、ますます青く静まる。
湖を取り囲む白き山々はくっきり。
水辺で餌をねだるオナガガモ、コハクチョウとしばし戯れる。
あと少し、冬鳥はシベリアに向かって旅立つ。
やさしいまなざし、不器用な身のこなし、はたして厳しい長旅に耐えることができるのだろうか、シベリアに行き着けるのだろうか? 本当だろうかと疑問に思う。
今日も朝から雪。いい加減ため息が出てしまう。
大きな雪の結晶の塊がふわふわと空から激しく落ちてくる。
昼過ぎ、気温上がり屋根の雪が急激に融け、シャーベットを含んだ雨だれがまるで豪雨のような音を立てて落ちてくる。
シャージャー、ベタベタ激しい雨だれ、さすがに春。
あすは春らしい暖かい晴天の予報、期待しよう。
朝からまた雪が降り出す。
雪の森を歩こうと思っていたが取りやめ。
夕方雪止み、青空広がる。秋元湖まで散歩。
堰堤から眺める純白の箕輪山がとりわけ美しい。
箕輪山、標高1,728 m、安達太良山よりも高く、この山系の最高峰。
もうほとんど忘れてしまったが、10年ほど前の11月に登ったことがある。
眺めのよい頂は冷たい風が吹き、落ち着いて昼飯のおにぎりを食べることができなかった、そんな思い出ばかり残っている。
今度また季節のいいとき登ってみようと思う。
ゆっくりおにぎりを食べ、頂からのんびり裏磐梯を、秋元湖を俯瞰しようと思う。
用事があって佐野市に行く。
用事はすぐに終わったので予定通りスプリングエフェメラルに会いにみかも山に向かう。
今年の春の訪れはここも例外ではなく遅い。カタクリはまだほとんどつぼみ。
だが一輪、二輪と落ち葉に埋もれて咲いているカタクリを探す、この風情もとてもよいものだ。
カタクリ、フクジュソウ、キクザキイチリンソウ、ニリンソウ、スプリングエフェメラル、春の儚きものたちに今年も無事出会えた。
無事冬を越すことができた・・・
彼らとの出会いの瞬間は特別の悦びがある。
これから身近な福島の春、スプリングエフェメラルを探しに貪欲に野山を彷徨い歩いてみようと思う。
一日曇り、時々激しい雪。もうすぐ4月だというのに・・・
餌台にヒマワリの種を補給にたった一度外に出ただけ。静かな時を過ごす。
ロックヒル・ピーチティー、相変わらず美しい。
明日は?
遠出するつもりだ。
ポーチに積んだ薪の山がついに最後の列になった。
秋に積んだ薪、2列半を燃やし、そして春がやってきた。
会津の森林組合からショッキングな連絡が入った。
あの、呪わしい放射能・・・・
今年は薪の販売を自主規制せよとのお上からの通達があったらしい。
東北はもとより、中部、上信越、全部ダメ、北海道からの調達しか考えられないという。
燃焼とは数トンの薪を数10キログラムの灰に濃縮する行為なので、当然ごく微量の放射性セシュームも・・・
ということなのであろう。
今年の冬は薪を焚くことができない、ということ以上に・・・
改めて再生可能エネルギーとしての薪の地位、認識の低さに衝撃を受ける。
さらにここんな重大なことが大きな社会問題として取り上げられない社会のゆがみに放射性セシューム以上に恐怖を覚える。
裏磐梯は曇り、後雨。昼の気温は6℃、とても暖かい。
気になっていた温室を開け、鉢のバラにたっぷり水を与える。
扉をふさぐ氷をたたき割り、ボイラー室の中からホースリールを取り出す。
散水栓を掘り出し、やっと散水。
もうすでにバラたちは動き始めている。芽は膨らみ、早いものは葉を開き始めている。
これからこまめに換気を行い、温室内の気温上昇を抑えなければならないだろう。
寒さに弱いチャイナ・ローズ、ティーローズ、ノアゼットのバラたち、
外気温が-20℃に下がった日もあろう、長い冬をよく頑張ってくれた。
温室から外に、伸びやかに強い春の日差しを全身で受け止める、そんな日はもうすぐだ。
久しぶりに福島市に行く。気温10℃、風は強いものの寒さをまったく感じない。
四季の里公園を歩く。枯れ草、落ち葉の中にスノードロップ、クロッカス、早春の花々。
そして何より種々、あちこち、落ち葉の中から噴出すクリスマスローズ・・・
その季節がやってきている、遅いとは言えその季節が着実にやってきている。
雪解けを待って咲く、今年の家のクリスマスローズはどうであろうか。
いつもの園芸店に寄り、デルフィニューム、チドリソウ、カンパニュラ、シューティングブルーの苗を大量に買う。
植えつけることができるのは雪解け後。苗はあと1ヶ月以上温室でその時期を待たなければならない。
園芸店にはたくさんの苗到着、いよいよと思う。
お彼岸の墓参り。
まだ一面の雪の霊園、墓参に訪れた人々のたくさんの足跡。
手向けられた鮮やかな花々、線香の香り。
低く垂れ込めた雲、今日は残念ながら飯豊山を望むことは出来ない。
いずれ私もここに・・・
然して遠くない将来、ずっと飯豊山を望むことになろう。
新雪10cm、汚れた雪が純白にコーティングされとてもすがすがしい朝。
真冬日。一日寒い日が続く。
街に降る。郡山青空なれど時々空から風花。
春はたやすくやってこない。
今日も朝から暖かい春の雨。
雪が暖かいはシャワーで融けているのを見るのはとても気分がよい。
雨に濡れ、くろぐろとした木々、餌台にやってくる野鳥たちも厳冬の時の殺気はまるでない。
だが油断禁物、猛吹雪、春の嵐はまだやってくることだろう。
餌台の下から上に伸びる細いツルは昨春たくさんの花を咲かせ喜ばしてくれたエリザベスのツル。
花咲く季節、満開の木下を通る。すばらしい香り、あぁ、春の悦び・・・
今年もたくさん咲いてくれるだろう。
枯れたような細いツルから信じられないほど力強い芽吹きが始まる・・・
そんな季節はすぐそこだ。
朝から暖かい雨が降っている。穏やかな静かな春の雨。
窓の外、雨に濡れる木々を見る。
裏庭のはずれ、アカマツに絡みつくフジに目が止まる。
ツルの巻き方をよく見れば右巻き、ということはヤマフジと思っていたことが間違いだった。
植物学の右巻き、左巻きの表現は通常と逆なので混乱を招く。
改めてこのフジは10数年前、実生の小さな50cm足らずの幼木を山から採取し、植えたもの。
庭の拡張に伴い、木々を伐採するたびに根元に植えているフジが邪魔になり、
最後移植先、このアカマツの根元に落ち着いた。そう考えるとすでに15年は過ぎている。
今や15mは越すだろうそのアカマツの頂まで登りつめ、幹は握りきれないほど太く成長いている。
だが、いまだ花は咲かない。
棚つけて一度も咲かず藤の花 一茶
今年こそと思う。