裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

アカマツ伐倒テスト

2016年02月25日 | Gardening

天気がパッとしない。気温が低い上に雪が舞い降りてくる。

意気込んでいたアカマツの伐採できず。アカマツは直径50cm近い大物。

事の前にテスト伐採をしよう。

年初めの水分をたっぷり含んだ重い雪が葉を落とさないアカマツに与えた被害は甚大だった。

幹の途中からバッサリ折れてしまったアカマツがあちこち。

家の林の中にもそんなアカマツがある。

樹頂の枝をすべて失った電柱のようにまっすぐなアカマツ、テスト伐採にちょうど良い。

教科書通り受け口、追い口を切り、チェーンの刃が当たらなくなるまで切り進んだ時点でチェーンソーが挟まれないようクサビを打ち込む。

さらに切り進み、ツルを残してチェーンソーを抜き出す。

これだけの作業で体力を消耗してしまった、一息入れる。

クサビをさらに深く打ち込む。耐え切れなくなったアカマツは追い口を広げ始め、最初はスローモーション、速度を増し雪上にドット倒れこむ。

正確な伐倒と言いたいところ、作業手順は概ね理解している、だが、全てがぎこちない、危なっかしい。

果たして目的のアカマツは伐倒できるだろうか、全く自信がない。

 

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ブルックナー熱に罹る

2016年02月23日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

偶然CDの棚にあった積ん読CDを手に取ってしまった。CDを本と同じに使うのはおかしいのだが、私はよく使う。

それはマーラーをショップで買い求めたとき、いずれ聴くだろうと一緒に求めた一枚、ブルックナー交響曲7番、小澤征爾、サイトウ・キネン、4日前のことであった。

この年になってブルックナーとの初めての出会い、その衝撃はマーラーを超えるもの、と言っていい。

すぐさま更に棚の積ん読を探す。ギュンター・ヴァント、北ドイツ放送交響楽団の9番があった。

この9番、凄まじい音の洪水に圧倒され、息つく暇も見いだせない。

ああそして第3楽章アダージョ、宇宙空間の暗闇を漂うような不安、安らぎ、そして不安、闇で見つけた淡い光の安らぎ・・・

初めて聴く音楽にこれほど心動かされた経験はない、といっていい。

ありがたきかなAmazonプライム会員、欲しいモノが翌日には手に入る・・・

今日までの数日間、4番、5番、7番、8番、9番、寝てはブルックナー覚めては現、ブルックナー・・・

昨夜はWALKMANに入れた7番を聴きながら眠り、早朝の目覚めは8番。

朝食後、ダイニングルーム、アンプボリューム11時付近く、大音量で4番、5番、9番、すべてギュンター・ヴァント・・・

昼食後、自室でカラヤン、ウィーンフィルで8番・・・

ティンパニーの連打が頭の中で鳴り続ける、これはいくらなんでも異常だ、病気だ。小人閑居して不善をなす・・・

イカン、イカン、雪の庭に飛び出る。伐倒予定の赤松を見上げ、絡みついたフジの処理はいかに、伐倒策を練る。

一昨年のカラマツの失敗はしたくない。

物置からチェーンソウを運び、薪ストーブ前に座り込み、入念に目立てを行う。

明日風がなければ作業を実施する、なまった体に活を入れようと思う。春は近い。

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公園を歩く

2016年02月19日 | 日常生活

快晴。じっとしていられない。

郡山に買い物、途中町外れの逢瀬公園に立ち寄る。

そこは丘陵地の雑木林に造成された広大な公園。

この時期になると、もう雪の上を歩く毎日に飽き、土の道を歩き、近づく春の兆候を少しでも早く感じたい、と願う。

園内はウオーキング、ジョギングを楽しむ人、我々のように春を探す人、多数。

フキノトウ、福寿草、数輪咲き始めた白梅に出会う。花の香りが流れてくる、沈丁花かしら、と妻。

だが花の所在確認できず。クラクラするほど暖かい温室で見事に生育しているサボテン・・・

園内は手入れされたソメイヨシノが多い。花の時期に美味しい弁当を持ってくることにしよう。

ずっと前、よちよち歩きの孫を連れてこの公園に花見に来たことがあった。

その孫娘は来年高校生だ。

年と共に加速が加わる時の流れ、あまりに早過ぎる。

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オデッセイ・・・

2016年02月16日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

映画館で映画を観るのは何年ぶりだろうか?

前回観た映画はレ・ミゼラブル、ああ、もう3年の月日が経ってしまった・・・

今話題になっている映画オデッセイを3Dで観ようということに。

峠を越えて向った福島市の映画館、シニアー料金、3D用のメガネを購入しても2人でたった3000円。

観客は3組、6人のための上映、3D、大画面、大音響、大空間、なんと贅沢なことだ。

画面から飛散する物体に思わず首をすくめ、宇宙空間での救出劇に手に汗握り、初めて観る3Dの映像の臨場感、迫力に度肝を抜かれる。

だがオデッセイ(Odyssey)、承知しつつも素直に感動できず、不愉快、不満が残る映画であった。

原題はTHE MARTIAN、それをオデッセイ(Odyssey)、2001;A Space Odysseyを意識してつけただろうこの邦題、なんとも日本人のセンスの悪さを感じざるを得ない。

対局的な両映画、これではリドリー・スコットとキューブリック、意識、比較してはいけない作業をしてしまうではないか。

2001年宇宙の旅(2001;A Space Odyssey)、形而上学、更に神の領域まで高めた名画と荒唐無稽なこのSF映画と自然と比較してしまうではないか。

これではリドリー・スコットがあまりに可愛そう、と思う。

もう一つ、ハリウッド映画、この世界も興行成績を上げるため、チャイナマネーをこれほどあからさまに意識、計算に入れなければならないのか・・・

お若い方で、この手の映画お好きな方、知的好奇心旺盛な方、

1968年公開されたキューブリックの2001年宇宙の旅(2001: A SPACE ODYSSEY)ブルーレイディスクでご覧あれ。

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2016年 春を探しに・・・

2016年02月12日 | 日常生活

快晴、放射冷却で裏磐梯は-20°近く冷え込む。

窓越しに朝日に輝く軒先のツララを眺める。

そんな極寒の地から脱出、今年もまずは春を探しにフラワーセンターへ、陽光の太平洋、いわきの海へ車を走らせる。

太陽光線いっぱいの温室は上着はいらない暖かさ、いちごが、バナナが、パパイヤがたわわ・・・

花々、ブーゲンビリア、アフリカのドンベア・ウォーリキー、南国の香りにむせぶ。

そしてマンサク、コウバイ、ツバキ咲く早春の園内をゆったりと歩む。

残念ながらいわきの海、舞子浜の長い松原の海岸線のドライブは大規模な防波堤工事でゆっくり眺めることができず、

堤防の切れ間から青い太平洋の海と白い波頭を眺めるだけ、砂浜に佇むことなく終わってしまった。

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二つの峠、二つの盆地を越えて・・・

2016年02月08日 | 日常生活

暖冬には珍しい気温-15°の冷え込んだ朝、外気はつんと尖って気分がいい。

冬の朝はこうでなければ、と勝手に思う。

快晴、真っ青な空。気分がとても良い。

どこかドライブしよう。

青空の下、雪道、峠を越え、白い雪山に囲まれた盆地、長いトンネルをいくつも抜けて向かった先は上山。

確か昨年出来たアメリカ生まれの倉庫スーパーCostco。

Googleナビに入れて・・・

山形の山の中、気がつけば面倒な会員登録を済ませ、巨大な倉庫の広大な空間を大きなカートを押し、異様な買い物をしている我らがいた。

20数年前、幕張に出来たばかりのCostcoで買い物をした経験がある。

まさかこんな形態のマーケットが日本に定着しようとは思いもよらなかったが。

だが、田舎の山の中にもそれが出来た、そして平日にもかかわらす、巨大な駐車場はほぼ満車。

驚きである。

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小野川不動滝へ

2016年02月04日 | 裏磐梯・湖沼

天気が良い。

今日はどこに行こうか。

不動滝にでも行ってみよう、と。

不動滝に向かう雪の森の道はトレールがしっかり出来ており、スノーシューは不要、車に置いて登りはじめる。

雪山の上に広がる青空が気持ち良い。

豪快に水音を立てて落ち込む不動滝・・・ああ、気分いいなー。

一昨年、対岸に渡る立派な橋が完成、グランデコ側に渡り真正面から滝を眺めることが出来るようになった。

瀑布を見ながら熱々のコーヒー、そしてお菓子。

 

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冬のドライブそして蕎麦

2016年02月02日 | 飲む 食べる

那須へ。

雪道、冬枯れの野、森を走り抜ける、そして美味しい蕎麦を食べる、ただそれだけの冬のドライブ。

だが、そんな時間が我々の単調な冬の長い雪に囲まれた生活に必要なのである。

那須には蕎麦屋がとても多い。いつもの蕎麦屋、石心は今日はやめ、小椋という蕎麦屋に行く。

店構え、蕎麦、その他我々が蕎麦屋に求めるものが小椋にもあった。

ああ、東京に行ってみたい。東京の蕎麦が食べたい、酒を飲みたい。

ビルになってしまただろう並木藪、焼けてしまった神田藪はどうなったであろうか。

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