裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

晴朗な夏の日に

2014年07月29日 | 薪ストーブ

やっと東北の梅雨が明けた。

青空、大気は澄み渡り、カラッと湿度を感じない、実にさわやか。

玉切りになって積まれたままになっている薪を割る。やっとその気になる。

無理して今年はコードリールをつないで薪割機を作業場に運び、割るはじめる。

機械のパワーがだいぶ落ちるがなんとか割ることができる。割りながら積む事ができるので効率がよい。

直径40cm越える太い木は何度も薪の位置を変えやっとやっと割る、我慢我慢・・・

昼はデッキでバーベキュー、10日ほど前に届いた超クリーミーサーバーでプレミアムモルツ、吹く風さわやか・・・

妻と2人のささやかではあるが実においしい何物にも変えがたき幸せな時間。

1本が2本、一ℓのビールを飲んだ後も夕方まで作業を続ける。乾燥した大気か、酔いを感じない。

薪割り、そしてバーべキュー、晴朗な夏の一日・・・

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那須茶臼岳

2014年07月23日 | 歩く・登る

昨日は8時前には家を出て那須に行った。那須にはよく出かけるが、山登りは初めての経験。

最近山歩きをしてない妻にちょうどいい茶臼岳を登った。

薄曇、登山には最適、ロープウエイを利用して山頂、峠の茶屋経由で下山、およそ2時間のハイキングを楽しんだ。だが・・・

火山とはいえ、あまりにも単調な、乏しい植生に残念ながら感動の少ない山歩きとなってしまい、なぜか富士山を連想してしまった。

夏の不毛なガラガラ砂礫の登山道、心和ます豊かな植生もなく、ただただ頂上目指しての単調な登り。

そんな登山道を多くの人がぞろぞろ列を作って登る、映像でよく目にするあの風景、私には到底理解できない。

何が何でも世界遺産登録、自然遺産がだめなら今度は文化遺産、その節操のなさ・・・ 

(世界遺産に登録されてからますます富士山嫌いになった気がする。この登録によって現状の新たな世界遺産登録行為そのものがばかばかしく感じられるようになってしまったし、悲しいかな新たな世界遺産そのものに興味がなくなってしまった。)

現状の富士山は登るに値しない山、遠くから眺めるだけでいい、と思うのだが。(これは山容だけの問題だけでない、オーバーユース、富士山の自然、人間、経済環境をも含めて)

茶臼岳から矛先がとんだ方向に行ってしまった、日本の象徴、富士をあまりけなすのはどうか、と思うので・・・

烈風吹きすさぶ厳冬の富士山に登った記憶がある。烏合の衆なし、商魂たくましい山小屋なし、これはまったく別物の富士山と褒めておこう。

(記憶の曖昧さ、確認のため古いアルバムを引っ張り出すことになってしまった)

冬富士山頂(測候所前にて昭和40年ごろか)頭痛で顔をしかめている

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庭で見つけたもの・・・

2014年07月16日 | Gardening

おぞましきもの・・・

曇天、久しぶりに長雨で痛めつけられメチャメチャ、悲惨な庭に立つ。

妻、花ガラ取り、私、草刈、芝刈り。濡れ、伸び、倒れた芝を刈る作業は楽しい作業ではない。

そんな時、ギャー、ヘビだ。動かない、落ち着いてよく見れば抜け殻。この大きさからこの家の守り神、アオダイショウに違いない、と思う。

デッキに持って来て長さを測る。1m60cm、ずいぶん大きくなった。

美しきもの・・・

ダリア 早くもポンポンダリアが咲いている。これはきっと昨年堀上て表庭に植えたものだ。今年はたくさんのダリアの球根を庭のあちこちに植え込んでいる。

これから秋まで次々と楽しませてくれるだろう。

エキナセア

エキナセアが庭のあちこちで咲き始めている。どんな種類のエキナセアをどこに植えたか、まったく覚えていない。が、10数種類のエキナセアを植え込んだだろう。

シングル、ダブル、色とりどり、近年エキナセアの新種改良にはすばらしいものがある。10年前には考えられないことである。

これからも新しいエキナセアの開花の発見に心躍らせることだろう。

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久しぶりの白馬岳

2014年07月11日 | 歩く・登る

念願の白馬岳に登る。

改めて指折り数えればなんと38年ぶりの登山ということになる。

最愛のリーベ、この頂に立った回数は10回以上だろう。

今年はなんとしても登るぞ、7月初旬、梅雨の明けぬ前の白馬に登りたい、7月11日以降は予定がつまり時間が取れない、このところずっと天気予報とにらめっこ。

7月6日、

意を決する。大型台風が接近している、が明日出発。

7月7日

車で家を出る、夕刻猿倉着、 猿倉泊 夜半激しい雨、だが、明日はどんな雨でも登る覚悟決める。

7月8日

目覚めればなんと予想だにしなかった快晴。

5時20分猿倉発 6時40分大雪渓登り始める 8時40分ネブカッピラ 11時40分縦走路 12時10分白馬山荘着

ネブカッピラを過ぎたころから疲労感。 そして左足太股の筋肉のツリ始まる。 激しい筋肉の痛み、10歩歩いて倒れこみマッサージ、筋肉硬直し足、 曲げることできず。さらに右足も。だがここまできたら登るしかない。

足のコントロール利かず、小雪渓途中で安全確保のためアイゼン着装。苦しいのろのろした登高続く。すでに最後の登山者、後ろには誰もいない。濃い霧に包まれ夕暮れのように暗い。何が何でも登らなければならない。

幸運にも足のツリ、治まる。苦難の末やっと尾根に出る。ここまでくれば・・・

風雨によろよろしながら山荘着、すぐにビール、ウイスキー、元気取り戻す。今日の泊り客は5組10人、実に静かだ。夕食後8時就寝。

7月9日

激しい風雨の音に時々目覚める。部屋を明るくする稲妻しきり、明日はどうしよう。どうしても下山しなければならない。

5時30分朝食。山荘の人によれはシーズン前、まだ登山道の整備ができておらず、残雪で道を失い、さらに急斜面での滑落の危険性大、台風の接近もあり、まごまごしていると2、3日下山できず缶詰になってしまう。

すぐに大雪渓を下ったほうがいいという。これで鑓温泉、栂池への下山は消えた。

吹き飛ばされそうな風雨をついて山頂に立ち、旭岳の鞍部に足を伸ばした後、素直に忠告どおり大雪渓を使って下山した。

この時期あえて登った理由は明白、新鮮な高山植物に出会いたかった、キバナシャクナゲ、オヤマノエンドウ、そしてイワウメに出会いたかった。

その目的はすべて果たした。

体を鍛えなおし、またいつの日か白馬、雪倉、朝日岳の山旅を心行くまで楽しみたいとおもう。実現できることを心底願う

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