裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

極寒の裏磐梯 秋元湖 湖畔散策

2021年01月31日 | 歩く・登る

昨日の吹雪はどこへやら。

運動不足解消、日光浴、免疫力を高めるため、青空広がる秋元湖湖畔散策。

新雪を漕ぎながら考える。昨年のイエローフォールは最低だった。

今度晴天の日を狙い、美味しい食べ物どっさり持って雪上ランチパーティーだ。

きっと楽しいだろう、と想像している。

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無伴奏チェロ組曲聴き比べ

2021年01月29日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

ここ数日騒音を嫌う家人に遠慮してワイヤレス・イヤフォンTaoTronics SoundLiberty97

を耳にはめ込み、iTunesから同期した音楽をiPhoneで誰に遠慮するでもなくフルボリーム、没入して聴いている。

iPhoneのストレージに余裕があり、大量に同期した一つ、Nina Kotovaの無伴奏。

シャネルの専属モデルでもあった美女、外見から想像できぬオンマイクで録音された、目前で松脂が飛ぶほどの生々しさ、

力強さを通り越し、荒々しいほどのコトワの驚くべき演奏。ふと昔良く聴いた1969年ごろ録音した若き日の堤 剛を思い起こしてしまった。

さっそくLP3枚全曲オーディオ装置で聴き通す。当時日本の演奏家が難曲、無伴奏の全曲録音に挑戦した、その事実はできばえはともかく賞賛されるべきであろう。

だが今や1930年代録音のCasalsの演奏は好事家が賞賛する歴史的遺産といえようし、若き日の堤の演奏も全曲聴き通すには忍耐を要した。

改めて暇に任せてiPhoneに同期した2時間を超す無伴奏をすべて聴き直してみた。

残念ながらRostropovichは未だ聴く気になれず、iTunesに入れてないない、Mischa Maiskyも2種のCDを所有しているがなぜかこれも入れてない。

現代の演奏者のテクニックはそれぞれ素晴らしい。没入して聴いてみて興味深かったのは使用しているてチェロの個性。

だが結果は同じ、一押しはいつも聴いているJaap Ter lLindon(旧録音1996年)なんとゆったりとした心安らぐ演奏だろうか。

古楽器以外だったらやはりお勧めはYO-YO MAがいい。(昔、1983年録音のCDを愛聴していたが紛失)

知る限り各演奏家の使用楽器を記してみる。

堤 剛 G.B Guadagnini 1700年中頃製作 イタリア パルマ

Nina Kotova 1673年製 Stradivarius(若きJacqueline du Pré が使用していた)

YO-YO MA 1713年製 Stradivarius・Davidov

(これもジャックリーヌ・デュ・プレ使用、ストラディヴァリが製作した現存するチェロ75挺の中でも歴史的銘器)

Jaap Ter lLindon 1725~1730年頃のCarlo Bergonzi製作(第6番のみ5弦のアマティ) 弓はバロック弓を使用している。

鈴木 秀美 1500年代製作のAndrea Amati バロック弓使用 こらもオススメのCD バッハ、カンタータ全曲録音した雅明氏の実弟

夭逝したジャックリーヌ・デュ・プレが使用した2挺のストラディヴァリウス、Nina KotovaとYO-YO MAの聴き比べも一興だろう。

言い忘れた。ジャックリーヌ・デュ・プレ、彼女に捧げられたバラが我が庭にも存在する。白きこの上なく清楚な美しいバラだ。

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猪出現

2021年01月27日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

妻がなにやら大きな声で叫んでいる。行ってみると指差す先に小走りに庭を駆け抜けるイノシシ。

初めて見たイノシシ、手近にあったスマホで捉える。

我が家でのイノシシの被害はミミズを探すため、一度芝生を大きく剥がされたこと、

小川のマコモダケ、ミズバショウが食べられてしまったことぐらいであるが、

生息域を広げるイノシシの被害、何らかの対策を考えなければならない。

1月25日 

妻の付き合いで三浦春馬12歳の子役時代の映画「森の学校」を観に高速道路を飛ばして片道2時間、久しぶり、仙台に行く。

舞台は昭和10年の丹波篠山、豊かな自然の森、家族、わんぱく仲間、昆虫、動物に囲まれ貧しくも心豊かに成長していく少年の姿を描く。

現代社会でほとんど失ってしまった大切のモノ、それが何であるかを教えてくれる佳作、家族全員で見て欲しい。

 

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新型コロナの対策のモードチェンジを

2021年01月26日 | 日常生活

国、自治体のコロナ対策がますますおかしな方向に向かっていることを恐れる。

マスコミ報道にミスリードされた国民の多くが新型コロナに対する恐れ、心配、怒りの矛先を政権、行政に向ける。

そして政権、行政は真実を知りつつも良識を失った民意を恐れ(解散、総選挙)コロナ対策を間違った方向に向けてしまう。

真実を伝えず、恐怖を煽り立てるだけのマスコミ、突き動かす原動力は何か?狙いは何か?

ぜひ最後までご覧頂くことにより、恐れすぎることなく、踊らされることなく、一人でも多くの人が真実を知り、

正しい判断を下せることの出来るように、その一助になればと願う。

 

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ハイビスカスそしてダケカンバ

2021年01月21日 | 庭に咲く草花
今朝は放射冷却で-17°cまで冷え込んだ。珍しく一日青空。

数キロ離れた磐梯山方面から風に乗って飛んできたと思われる種が芽吹き、(付近にダケカンバはない)

今や屋根を越す高さまで成長したダケカンバ、幹が青空に美しい。

そのダケカンバと正反対の南国のハイビスカス、昨年は重い40cmの鉢に植え変えたのが災いし、

移動が苦で室内取り入れが遅れ、霜に何度か晒され、枯れてしまったと思われた。

 

ハイビスカス - 裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

ハイビスカス2輪咲く。窓辺に夏がやってきた。ここにきて20年近く経つだろう歴史あるハイビスカス、今年は切り詰めることなく部屋に持ち込んだので...

ハイビスカス - 裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

 

 

思い出多き特別のハイビスカス、ひどく悔いた。

遅きに失したが音楽を聴き、本を読む、陽光、赤外線さんさんの特別自室スペースを犠牲提供。

特別扱いしてよかったー、凍死を免れ、最近芽吹き始めた。来月には花を見ることもできるだろう。

両者とは既に30年近いつきあい、自室のカーテンを開ければいつも目に付く特別の木々なのだ。

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五色沼の雪の森を歩く

2021年01月19日 | 歩く・登る

ぬくぬくと暖かい部屋で過ごす日々、時には腑抜けた時間の経過に喝を入れるため、

厳しい自然の中に飛び出そうと思う。防寒にはぬかりはなかった。が、

トレッキングポールのリング交換を忘れ、もぐってしまい、支えがきかない。

帰宅したら忘れず交換しよう。

3時間の森の散策、時に道を失い彷徨う。だがそれを求めて雪の森に入ったのだけれど・・・

ともあれ雪の森の吹き抜ける風雪の音、お聴きあれ。

 

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春の花の香り 色彩満ち

2021年01月18日 | 日常生活

雪は止んだものの朝の気温、-10数度c。

そんな外気とは別世界、部屋の中には春の花の素晴らしい香り、色彩に満ちている。

N氏ご夫妻からお送り頂いた暖かいメッセージが添えられた花籠が卓上にある幸せ。

なんと感謝していいやら御礼申し上げていいやら今・・・言葉が見つかりません。

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ワイヤレスイヤホン 進化に驚く

2021年01月14日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

今日も雪、雪、雪が降り続いている。

Amazonに一昨日午後注文したワイヤレスイヤホン、TaoTronics SoundLiberty97が早くも昨日届いた。

早速使用、ワイヤレスイヤホンのすべての機能のあまりの進化、使用心地の良さに驚きを覚える。

数年前、ワイヤレスを使用したことがある。大きな不満は再生時間が短い、

Battery lowのアナウンス、すぐに音楽が切れる。そして自分も切れる。

充電は差込上下を間違え、強引に差し込み、しばしば壊してしまう使いづらいミニUSB。

驚くべき、TaoTronics SoundLiberty97は再生時間9時間以上、ケースに差し戻す充電時間を含め36時間再生でき、

防水、ノイズキャンセリング、充電はUSB TYPE-C、タッチセンサー、正に言うことなし。

装着感、音質も10000Hzの聴こえない耳の衰えた老人に全く問題なく素晴らしい。

iPhoneのワイヤレスも考えたが耳に合わない上、価格2万数千円、物忘れひどい老人、

そして山道、草原、藪、ドングリころころ、直ぐに紛失してしまうだろう。

さらに驚くべきは4000円もしないTaoTronics SoundLiberty97のその価格、ダメ元で買ったが予想を遥か超えるこの性能、

一体どうしたらこんな製品が製造できるのだろうか?

ワイヤレスに不信を持っている方、既に使用している方もサブとして、ダメもとで試されることを強くお勧めします。

ただし、音質云々前にスピーカースタンドの重要性同様、しっかり耳に差し込めるよう、イヤピースのサイズ選定が重要。

それを怠ると音が全く別物になってしまう。飛んでも跳ねても脱落、紛失する恐れもない。

(取説通り、装着の時、回転させながらイヤホンを耳奥にねじ入れる。ピッタリ正しく挿入するには慣れが必要になる。

耳孔に吸い付くほど、気密が保たれなければ満足な音質、特に低音は得られない)

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遠い思い出を聴く

2021年01月11日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

偶然ヴィンシャーマンが存命していることを知った。

Helmut Winschermann、1920年生まれ、今年の3月で101歳を迎えるという。

嬉しいことだ、彼のオーボエがたまらなく聴きたくなり、LPを探す。

遠い昔、ヴィンシャーマン、ドイツ・バッハゾリスデンがとてもお気に入り、

特に彼のオーボエの独特の暖かい音色、沢山のLPを買った記憶がある。

探せ出せたのはわすか三枚だけ。数十年ぶりに聴くバッハ、テレマン、ヴィンシャーマンのオーボエにうっとり。

時々のスクラッチノイズも遠い若き日の思い出に誘う。

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海辺のカフカ 読了

2021年01月09日 | 本を読む

薪ストーブの前、『海辺のカフカ』結末に向かってこれ以上ゆっくり読めない程に読み進める。

昨日の混濁したした表現できぬ不思議な世界にまた引き込まれ始める。

流れるはMP3に焼いたケンプ、シェリング、フルニエのピアノ三重奏曲、作品番号なき曲含め11番 ト長調まで全曲。

聴き慣れた7番『大公』も聴いた覚えもなく全曲CDは終わっていた・・・読了、そして音のないことに気付く。

現実と夢の世界の縁を彷徨うような感覚、読み終わっても現実の世界に夢の世界を引きずっている。

これはボケ老人の戯言では決してない。

作品全部がメタファー、キリリと表現できぬ危うい世界、今は春樹について、作品について語れる状態にない。

いずれ時間を置いて再読することになるだろう。冷静に語れるのはその後だ。

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雪の秋元湖 湖畔に立つ

2021年01月08日 | 日常生活

恐れていたほど雪は降らなかった。

自室で今日も本を読む。音楽は昨日の続き、モーツァルトピアノソナタ、10番から18番。

久しぶり聴く全曲、軽快、快速、Schiff の演奏、内田と違ったこんなモーツァルトもいい。

昼食後も2時半頃まで。意識がストーリー同様混濁し始める。本を伏せる。

気温-6°c、完全防寒、1時間ほど秋元湖畔散歩。

羽のように軽い雪とはいえ、膝までのラッセルは疲れる。

本の残り100ページを切った。

考えてみれば私は同時代の作家を読んだことがない。

村上春樹が本物であってほしい、古典として生き残れる作家であってほしい。

どんな結末になるのか、本を放り出してしまうようなことにならぬように、と心より願う。

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晴後 雪 吹雪

2021年01月07日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

昼近く、手紙を出しに郵便局に。

穏やかな日和、気温-1°c、暖かい。

青空、誘われるように甲府沼に。正月には孫たちと氷結した湖上に立った。

昼食後、自室で下巻続きを読む。いつしか部屋が暗くなり、活字が読みづらい。

時刻は15時、窓外の真っ青な空は気づかぬうちに雪雲に覆われ、雪が降り出している。

夕食後、自室FF反射型石油ストーブ前から薪ストーブ前に座椅子を持って移動。

ガーデンライト点灯、外は吹雪、外気温は既に-10c、だが、足を伸ばし、ゆたり春樹を読み続ける。

夕食時に飲みすぎた酒は控え、コニャック入の紅茶、首筋にうっすら汗をかく程、眼前のストーブが暑い。

書中にホシノさんが偶然入った喫茶店に流れていた1941年録音のルービンシュタイン、ハイフェッツ、フォイアマンのベートーヴェン、

ピアノ三重奏曲7番、「大公」の話が出てくる。音楽の話が出てくると読み過ごせない。

You Tubeで検索、おお、その「大公」があった。

今、その戦前録音の「大公」を聴きながらキーボードを叩いている。

ああ、寄り道が多くてなかなか読み進まない。歴史的名演?興味おありの御仁、お聴きあれ。

 

Beethoven: Piano Trio No 7 "Archduke" - complete (Rubinstein, Heifetz, Feuermann)

Beethoven: Piano Trio No. 7 in B Flat Major, Op. 97 "Archduke" Rubinst...

youtube#video

 

 

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あけまして おめでとうございます

2021年01月04日 | 日常生活

2021年 、コロナが収束し、世界中の人々が必要以上の欲望を抱かず、

豊かさよりも安寧に過ごせる社会の実現を望むように、と心より願う。

年末年始、閉館し人生最終章の我々夫婦のために長男、二男家族全員集合してくれた。

元旦、全員で雪深い厳かな猪苗代土津神社に初詣。

家族全員が揃って新年を迎える、ささやかだが、これが幸せというものだろう。

閉館、ご苦労様と長男次男夫婦から、バラの花束、シングルモルト、そしブーツの記念品。

それぞれの生活に戻って寂しくなった家、我々老夫婦も日常ルーチン、7時半起床、朝食後、野鳥のえさやり、ポーチから薪運び込み、

ラジオ体操、第一、第二、読書、音楽・・・

昨日「海辺のカフカ」上巻興味深く退屈することなく読了、特に最後、23章、一字一句漏らさず咀嚼、読み終える。

この緊張、興味続行「海辺のカフカ」近年感じることななかった余韻を残しつつ、失望することなく読了したいものだ。

年末年始の大雪の予報、恐れていたほどでなくよかった、伸びる氷柱。

 

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