今日で8月も終わり。
すでに裏磐梯では朝夕は涼しさを通り越し、肌寒い。
庭にたたずめば、
初秋のさわやかな大気の中にぽつぽつと咲きはじめたバラの香りに気づく。
大好きなスーベニール・ド・ラ・マルメゾンが、ああアンナ・オリビエも・・・
驚くべき地球の自転、公転の速さ、
もう秋なのですね・・・
今日で8月も終わり。
すでに裏磐梯では朝夕は涼しさを通り越し、肌寒い。
庭にたたずめば、
初秋のさわやかな大気の中にぽつぽつと咲きはじめたバラの香りに気づく。
大好きなスーベニール・ド・ラ・マルメゾンが、ああアンナ・オリビエも・・・
驚くべき地球の自転、公転の速さ、
もう秋なのですね・・・
昨年手に入れたアサマフウロ咲く。
とても美しいゲラニウムだが数年前から庭にあるアサマフウロの剣弁の花が丸弁の花、葉の切れ込みの深さ、幅が広くやさしいと、違いがある。
スターマンともまるで違う。だが咲く時期といい花色といい全体の印象がやはりアサマフウロかとも思う。
外国のサイトで調べてみると、いろいろのアサマフウロ(Geranium soboliferum)が存在することが分かる。
原種のGeranium soboliferumは日本、朝鮮、中国、ロシアに存在しているという。
この庭に咲いているするアサマフウロウが新種改良されたものか、どこからやってきたのか、それとも日本原種の変種なのか・・・
いろいろ興味は尽きない。
8月24日、私の誕生日、70歳、なんと古希を迎えてしまった。人生七十古来稀なり、昔は70年生きる人は稀だったらしい。
70歳の今、還暦を迎えた時と違った何か違ったぐっと迫り来る思いがある。あと何年・・・
だが、まだ何年ある、これからもまだ、で暮らしてゆきたいと思う。
3日違い、妻の誕生日は8月27日、64歳を迎える。
人生最大の幸せか、そんな我々を忘れることなく二男の嫁、孫娘二人がプレゼントを持ってやってきてくれた。
ウイスキー好きの私にKAVALANのシングルモルトウイスキー、バラの好きな妻にブリザードフラワーそしてバースデーケーキ・・・
夕方、転勤で札幌から長岡に引っ越したばかりの長男の二人の孫娘から誕生日のお祝いのかわいい電話・・・
姪からお祝いのメール、そのほかメール、ケーキ・・・心より感謝申し上げます。
人生無上の幸せの瞬間、だと思う。
今、幸せとは何か、考えながら二男のお気に入りの台湾のおいしいシングルモルトウイスキーKAVALANを飲みながらキーボードを叩いている。
ブッドレア咲く。
春先に移植したためか、開花が遅れ夏も終わるころようやく咲き出した。
庭のはずれ、ススキ、ワラビなどの生い茂る境に植えてある。
成長が早く、樹高はすでに3メートル近い。紫、白、2本植え込んでいるが白花はこれから開花する。
ブッドレアはバタフライブッシュとも呼ばれているようだが多くの蝶が蜜を求めてやってくる光景を見たことがない。
これからだろうか・・・
初夏の庭にあれほど咲き誇っていたファエウム、プラテンセ、ヒマライエンセ、シルバチカムの仲間はすでに茶枯れてしまった。
それらに変わってプシロステモン、ワリッキアナムの仲間が何とか荒れた夏の庭に彩を加えてくれる。
庭に立ち、細かに観察すれば新顔のサンドリーヌ、ライラックアイス、バーシーカラーのなんと美しいことか・・・
すでに秋咲きのアサマフウロウの仲間、スターマンが咲き始めている。
ああ、短い高原の夏は過ぎ去ろうとしている、遠くに近づく秋の足音が聞こえてくるような・・・
そんな気がする。
台風11号の影響をほとんど受けることなく終わった裏磐梯、だが台風一過というわけにはいかず、今日は曇天、時々雨。
それでも夜半強風が吹いたらしい。庭に落ちている小枝、葉は相当なもの。太くたくましく伸びたダリアはすべて倒れこんでしまった。
昨年訪れた上野ファームに咲き乱れていた種々のユリの美しさに魅せられ、今年は庭のあちこちにユリの球根を植え込んだ。
どこにどんなユリを植えたかほとんど覚えていないが、そのユリが咲き出している。
ユリの強烈な香りを意識しながら、倒れたダリアを起し、支柱を立てている。
庭は秋虫の声、すでに秋のように涼しさを通り越し寒い。
ごく最近BSイマジカで放映された名画、第三の男を観た。
繰り返し観るに耐える脚本、映像、音楽ともに優れた名画の条件を完璧に備えた一本、
今回はハイビジョン、さらにモノクロの映像美が際立った。
TVで映画をよく観る、WOWOW、イマジカBS、ザ・シネマHD、日本映画専門チャンネルHD、FOXムービーHD、hulu、NHK BS・・・
これらで放映される映画をハードディスク、ブルーレイにやたら撮りだめし、時間の許す限り観るのだが、心に強い印象を与えてくれる映画は稀、
すぐに観たことさえ忘れてしまう駄作がほとんど。
第3の男に刺激され、ある古い映画を思い出し、猛烈に観たくなる。本箱をかき回し、やっと探し出したその映画はVHSに録画した、眼には眼を。
VHSは数年前に処分してしまったが、わずか数本残しておいた一本だ。VHS再生ハードはいまだ捨てず寝室にある。
ビデオテープに貼られたラベルを見ると1991年2月3日にNHK・BSで放映されたものと分かる。学生時代映画館で観、激しく感動し、その後強い印象をずっと持ち続け、
20数年後、放映予定を知り、喜び勇んで録画したものと思われる。監督アンドレ・カイヤット、主演クルト・ユーゲンス、助演フォルコ・ルッリ(恐怖の報酬にも出演している)、1958年、フランス映画、
舞台の発端はシリアの小さな町、そして広大なシリア砂漠で展開されるすさまじい、到底理解しがたい、背筋が寒くなる不条理な復讐劇。
古いVHSのひどい映像の悪さも忘れ、夢中、あっという間に観終える。
観終わった後、ある種、言いようのない恐ろしさ、後味の悪さがあるものの、名画たる要件を十分満たした秀作と自信を持っていえる。
未だに互いに理解し得ず紛争の絶えない西欧社会とイスラム社会、異人種、異文化を受け入れ理解することの難しさ・・・
最近DVDが発売され、ツタヤのレンタルもあると聞く。興味のある方は是非ご覧あれ。
これを機会に改めて私の好きな映画を考えてみた。
眼には眼を、ゴッド・ファーザー・パートⅠ・Ⅱ・Ⅲ、OUT OF AFRICA、第三の男、アマデウス、アラビアのロレンス、チゴイネルワイゼン、7人の侍、バリー・リンドン、禁断の惑星(2001年宇宙の旅か禁断の惑星か迷うところだが)
以上10作品。