裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

庭遊び開始

2013年03月28日 | Gardening

昨日は暖かるなるだろうを信じて那須の園芸店に車を走らせた。予想に反して寒い、気温2°、小雨。

広大な初めて訪れた園芸店、ゆっくり楽しみながら、とんでもない。雨、風寒い。

そそくさと苗を選び、甲子トンネルを抜け、会津若松経由で帰途につく。収穫は探していた エロディウム マネスカヴィーが手に入ったことだ。

そして今日、気温一気に上がる。暖かい。家にじっとしていられない。庭に出る。

今年は近年になく積雪が多かったが、幸運にも3月の降雪が少なく、雪解けは昨年より早い。

雪解前になすべき仕事(遊び)、今日は雪の重みで垂直を失い、樹形を崩したシラカバの伐採。既に移植して15年以上、可愛そうだが・・・

シラカバの美しさは幹の美しさと共に垂直にまっすぐ天に伸びるすっきりした樹形にある。

雪深い雪国には適さない、本来吾妻、磐梯山系には自生しない、人間が無理に持ち込んだ樹木。

チェーンソーを物置から取り出し、ガソリン、オイル注入。全身全力を出してスターターローブを引く。1回、2回そして10回。重い、力切れ、ケッチン。

乾ききったキャブレターにガソリンを供給するには何回ロープを引けばいいのだろうか。毎年のことだがそれにしても重い、ロープを引き切ることができない。

庭に出した椅子にどっと身を投げ出し、肩で息をする。心臓バクバク、今日はもうやめよう。だが意地で再挑戦、さらに数十回、やっと爆発音、エンジンかかる。

立っていられないほど疲れる。たったこれだけで、いくら体が鈍っているとは言え今年はひどすぎる。

だが、油切れのチェーンソーと同様、シーズンはじめの立ち上がりの悪さ、苦労するものの徐々に調子を上げてゆくことができるだろう。

伐採、枝落とし、そして玉切り。枝を片付け、玉切りは薪置き場に運び、今日の作業終了。

たった1時間の作業、それだけで動けないほど疲れた、遊びにはハードすぎた。

果たして4月下旬には森林組合からナラの丸太がやってくる、薪作りできるだろうか・・・

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寒い・・・

2013年03月26日 | 日常生活

東京では桜が満開だというのに・・・

ここ裏磐梯は朝方小雪、うっすら新雪。

日中薄日射すも気温上がらず、真冬日。寒暖計は一日マイナスにはりついたまま。

青空からキラキラと雪片が舞い降りてくる、まるでダイアモンドダストのように。

残雪もぐっと少なくなった。雪が積もらなくてよかった。そう思うことにする。

明日から気温が上がるらしい。明るい気分で春を探しにどこか出かけよう。

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うずのしゅげ

2013年03月21日 | 庭に咲く草花

先月手に入れたオキナグサが赤花、白花そろって咲いた。

あんな小さな苗だったのに、早い。西洋オキナグサではあるけれど・・・

オキナグサには特別の思い入れがある。小学生の時夢中で読んだ宮沢賢治。

彼の作品にオキナグサが何度か出てくる。

うずのしゅげを知っていますか。植物学ではおきなぐさと呼ばれています・・・で始まる童話に、

詩集、春と修羅に・・・

特に後者には特別な想いがある。5,60年前その詩にメロディーをつけた。

その詩、おきなぐさは今でも歌うことができる。口ずさむことができる。

風はそらを吹き

そのなごりはくさをふく

おきなぐさ冠毛の質直

松とくるみは宙に立ち

ああ黒のしゃっぽのかなしさ

おきなぐさのはなをのせれば

幾きれうかぶ光酸の雲

ああ、また書いてしまた・・・・・

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芽吹き・・・心躍る季節

2013年03月19日 | Helleborus (クリスマスローズ)

庭の雪解け急、大地ほんの少し顔を出す。

もっともそこは除雪をしている雪の薄い部分のみ、自然のままの大地はまだ1m以上の残雪で覆われている。

雪解けの庭に宿根草の芽吹きを見つける喜び、長い、暗い冬を無事過ごすことができた雪国に暮らす者に与えられる特別の悦び。

今日の出会いはクリスマスローズ(黒系シングルだと思う)、ゲラニウム・ファエウム、ドラゴンハート・・・

気分をよくして喜多方、米沢、福島をめぐる早春のドライブ。福島市は気温19°c、上着はいらない。

植え込むのはまだ1ヶ月以上先にもかかわらず草花の苗を買い込んでしまう。

デルフィニウム・アクティア、プラージュ各×2、ラークスパー×4、ヤグルマギク×4、デルフィニウム・パシフィックジャイアント×4 (備忘のため)

これからますます園芸店通いが増えることだろう。

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快晴 春の日差し

2013年03月12日 | 日常生活

雲一つない快晴、抜けるような青空。

雪の庭を歩く。昨夜は放射冷却で冷え込み、朝の気温-10℃。

時刻は10時、強い日差しで既に-2℃、寒さを全く感じない。

温室開く。既にバラたちは春を感知し、芽を膨らみ始めている。

妻と久しぶりに雪の橋を渡って甲府沼にゆく。

甲府沼の氷上に立ち、いつもは見ることのできない疎林の上に白く輝く西大嶺、西吾妻山を眺める。

2000mを超える東北有数の高山、ここからその高さを感じ取ることができない。

だが、私は東北の山らしいその優美な姿がとても好きだ。この山が目に入るといつも心安らぐ。

今年は初夏の高山植物咲き乱れる西吾妻山に登ってみようと思う。

そしてメボソムシクイの歌声、流れる白雲を映す池塘、ハクサンフウロ、チングルマ、シナノキンバイなどに出会ってきたいと思う。

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乙字ケ滝

2013年03月06日 | 裏磐梯の近くに・・・

天気が良い。こうなるとまたまたじっとしていられない。

雪のない道を散歩するには裏磐梯を脱するしかない。最近知ったばかりの乙字ケ滝に車を向ける。

乙字ケ滝、阿武隈川にかかる日本の滝100選に選ばれている名瀑であるという。

福島に20年以上住んでいるにもかかわらず全く知らなかった。須賀川の気温17°c、快適な早春のドライブ。

初めて見る乙字ケ滝、落差6m、幅100mの堂々たる滝、阿武隈川にこんな滝があったことに、阿武隈川について何も知らなかったことに我ながら驚く。

川岸には瀧見不動尊が祀られ、おくのほそ道行脚の途中立ち寄った時に詠んだ芭蕉の句碑などもある。

五月雨の滝降りうづむ水かさ哉

阿武隈川、延長239km、河口、宮城県 水源、旭岳(標高1835m)、磐梯側から猪苗代湖、布引高原越しにそびえるピラミダルな見事なあの山容が旭岳だったのだ。

知らなかった、今度機会があったら是非、旭岳に登ってみたい、が・・・

しっかりした登山道がない? どういうことだろうか。

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早春の陽光の下で

2013年03月04日 | 日常生活

快晴。

朝の気温はまだ低いものの春の日差し強く、野鳥たちは早、春の歌を歌い始めている。

なんと晴れやかな、清々しいことだろうか。これからも吹雪の日が何日かあろう。だが長くは続くことはない。

早速街に下る。

青空に白き磐梯山がくっきり、心弾む。

買い物のついで、園芸店に立ち寄る。大量のバラの苗が入荷している。

ついつい春の躍動感に押され、いつもだったら決して選ぶことがないだろう華やかな色、Summer Songを買ってしまう。

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