裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

春訪れ、例年より早いかも?

2006年02月28日 | Weblog
すばらしい晴天。また一段と雪解けが進んでいる。今年は以外に春の訪れが早いかも知れない。うれしい事だ。窓から眺める木々の根元に近付く春の印、くぼみができ始めている。どうしてくぼみができるのか、ある人は春を感じた木々が勢いよく樹液を吸い上げ、幹の温度が上がるため、と説明する。いかにも気分のいい話であるが、事実は幹の周囲は降雪時に空洞ができやすいため、雪解けが始まるにつれ、このようなくぼみができるのである。(庭にて)
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ダケカンバ・・・シラカバもいいけれど

2006年02月24日 | Weblog
裏庭のダケカンバの枝が今にも解け始めた重い雪を跳ね上げようとしている。磐梯山に生育するダケカンバが風に乗せて散布した種、その種がここで発芽し、今や5メートルを超えるまで成長した貴重な天然ダケカンバ。ダケカンバとシラカバ、いずれも樹皮が薄い紙状ににはがれるためか、よく混同される。樹皮の色(ダケカンバ 淡褐色 シラカバ 白色)で簡単に見分けがつく。植栽された裏磐梯のシラカバ。多くは深い雪に虐めぬかれ、惨めな姿をさらしている。裏磐梯の風景には断然雪に強いダケカンバが合う気がする。(裏庭にて) 25日から27日まで休館いたします。
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サンセット・・・雲のベールをまといつつ

2006年02月23日 | Weblog
間もなく弥生3月、日暮が知らぬ間に遅くなっている。日輪が雲のベールをまとい、鬼面山の稜線に沈もうとしている。明らかに近付く春を感じさせる、柔らかな暖かい落日だ。(R115にて)
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暖かい・・・気温7℃

2006年02月22日 | Weblog
気温の上昇、庭の雪がどんどン解け始める。とはいえ、そう簡単に春を迎える事はできない。まだまだ吹雪の日も、黄砂を含んだ春の黄色いドカ雪もあるだろう。解けた雪面からバラの枝があちこち顔を出す。縦横に走る野ウサギの足跡。心配したとおり、ほとんどのバラにウサギの噛み跡、被害甚大。ウサギはバラの枝が好きなのだ。餌の少ないこの時期、ぐっと堪えてウサギを許そう。(裏庭にて)
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美しき新雪の森

2006年02月21日 | Weblog
昨夜から暖かい春の雪が降り始める。時折眠りを破る、屋根から滑り落ちる雪の音。朝、窓から眺める風景は一変、新雪をかぶった森のメルヘンの世界にうっとり。(窓辺にて)
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リスの巣・・・その粗雑な作りはあきれるばかり

2006年02月20日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫
カラマツの樹頂近くに小枝の塊がある。それは子を育て、冬を越すための小枝や苔を集めて作ったリスの家である。それにしてもその作りは粗雑。この家で-15度にもなる吹雪の夜を過ごすというのだ。カーティスクリークの狭いカラマツ林のあちこちに同じような巣を見つけることができる。リスは思うままに家を建て、移り住む、うらやましいほど自由気ままに生活する動物なのである。(窓から)
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ツグミ・・・用心深さは天下一品

2006年02月19日 | Weblog
春のように硬くなった雪面の上でツグミがせわしなく餌をついばんでいる。雪面に落ちているカラマツの実でも食べているのであろうか。ツグミはシベリアやカムチャッカからやってくる冬鳥。不幸な事に彼らの肉は美味。今でも焼き鳥にされ、秘密裏に食べられているという。日本のみならずヨーロッパでもツグミ料理は珍重される。カスミ網の密漁の恐怖がしみ込んでいるのか、その行動は異常と思われるほど用心深く慎重である。ツグミが安心して人間に近付いてくる、そんな日が早くくればよいのだが。(窓から)
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磐梯山・・・裏磐梯から眺めるとき

2006年02月18日 | Weblog
磐梯山をどこから眺めたら最も迫力があり、感動的に迫ってくるか。いろいろの意見があると思う。360度、眺める角度からこれほど山容を変える山は珍しい。私は小野川湖に向かう蛇平から眺めた天に向かって盛り上がるような力強い磐梯山が好きである。今日は雪雲が山頂を隠すりトルソ、これはこれでまた好きである。(蛇平にて)
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防風雪柵・・・地吹雪でも何とか

2006年02月17日 | Weblog
時々激しい雪。真冬日。広い田んぼの広がる猪苗代では風をさえぎるものがなく、磐梯山を駆け抜ける風雪による激しい地吹雪に襲われる時がある。いつもは美しい田園風景を奪う、嫌われ者の防風雪柵、今日はその存在価値を認めざるを得ない少ない日だ。(猪苗代にて)
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ホンドリス・・・忍者のようなその動き

2006年02月16日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫
昨日は春のような暖かい一日。今朝の庭の風景はまるで3月。リスがそんな風景を喜ぶように枝から枝、木から木へすごいスピードで駆け回っている。その激しい運動エネルギーはどこから生まれるのであろうか。動き回るリスをレンズで捕らえるのは至難、何とか一枚。この周辺にはリスの食べ物が豊富なのか、餌台のヒマワリの実にはまったく興味を示さない。仲良しになりたいと願っているのだが。(窓越しに)
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海・・・母なる

2006年02月15日 | Weblog
相馬のどこまでも続く砂浜を歩く。気温16℃、穏やかな波、はるかな水平線、沖行く船。母なる海の安らぎを感じる。ところで私の原風景、母の故郷で過ごした夏休みの数週間、あの美しい日本海はどうなってしまったのであろうか。今、ゴミだらけの日本海の海岸を考えるととてもつらい。(松川浦海岸の青い渚にて)
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箕輪山・・・ひときわ優美な山容

2006年02月14日 | Weblog
秋元湖の堰堤に立つと正面に白く優美な山が眼を引く。それが箕輪山である。山頂に立てば360度の大展望が楽しめる。標高 1728m、猪苗代町と福島市にまたがる分水嶺。前者は阿賀野川から日本海へ、後者は阿武隈川から太平洋へ。いずれも日本有数の大河川(河川の長さ10位、6位)に流れ込む。当然、磐梯高原の水も長瀬川、猪苗代湖を経て阿賀野川、そして日本海へ向かうのである。(秋元湖堰堤にて)
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オキナグサ・・・岩手ではウズノシュゲ

2006年02月13日 | Weblog
園芸店の店先にオキナグサを見つける。近年オキナグサの人気が高く、山野のオキナグサが盗掘により絶滅を心配されているという。なんとも悲しい話だ。私は宮沢賢治の童話、うずのしゅげでオキナグサを知った。それ以来、この植物は特別気になる存在になってしまった。岩手の方言、うず(おじいさん)しゅげ(ひげ)、おじいさんのひげ、見た通りを言い表したものだ。オキナグサの地方名は数百あるというが同じように、ひげ、あるいは白髪頭を見立てたものが多い。
風は空を吹き その名残は草をふく おきなぐさ冠毛の質直 松とくるみは宙に立ち ああ黒のしゃっぽのかなしさ おきなぐさの花をのせれば 幾きれかうかぶ光酸の雲  宮沢賢治 春と修羅より
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トチノキ・・・この大きな冬芽が開くとき

2006年02月12日 | Weblog
トチノキの枝先の樹脂の多い大きな冬芽、昨年のカラマツの落ち葉がこびり付いている。この巨大な冬芽が開き、薫り高い白い大きな円錐状の花を咲かせる5月。その花からすばらしいハチミツがとれる。養蜂家はトチノキの開花を追って北上するという。花咲くトチノキの巨木の木陰で大きく伸びをする、そんな季節が待ちどうしい。
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冬の楽しみ・・・今年も窓辺でバラを

2006年02月11日 | Weblog
昨年の暮れ、窓辺でバラを咲かせようと、ポットに植え込んだウインチェスターカテドラル。大好きなメアリーローズのsport、白バラである。今年は日照時間が少なく、気温が低いためか例年に比べ成長がよくない。見事咲いてくれることを祈ろう。外はまた激しく雪が降っている。だいぶ積もりそうだ。(窓辺にて)
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