朝から霧が深い。窓の外の景色を眺めていると突然、頭の中に音楽が流れる・・・風景と音楽がつながってしまった。
コルボ、ローザンヌのLP8枚に及ぶ長大なモンテベルディー、倫理的宗教的な森。
薪ストーブの炎を見ながら駆け巡る思いは次から次、このLPを手に入れた頃の事、ライナーノートによれば1969年、その頃は・・・
バロック音楽に夢中だった・・・ヴィヴァルディ、テレマン、コレルリ、クープラン・・・
そしてバロック音楽の夕べ、めちゃめちゃに忙しい、それでも何とか時間をやり繰りし、出向いた銀座山野楽器7階?小ホール、月一度開催のサロンコンサート、小林道夫のチェンバロ演奏の事など・・・
思い出は次から次、時としてモンティベルディーが耳から消えてしまう。
必然的に聴くバロック音楽はバッハへ、そしてシュッツ、ガブリエーリ、モンテベルディー・・・へと
シュッツのマタイ受難曲の衝撃、ガブリエーリのイントナツィオーネのことなど。
モンテベルディー、ガブリエーリ、ヴィヴァルディとなるとヴェネツィア、サン・マルコ大聖堂・・・
サン・マルコ大聖堂に一度では満足できず、再度足を運んだことなど駆け巡る思い出は次から次・・・
窓の外、いつしか霧はすっかりきえてしまった。冬枯れの森が遠くまで見通せる、雲のかかった磐梯山が樹間からうっすら見える。
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