切って割って積む。
そして積みなおす。今年の薪作りの作業のすべてが終わった。
例年だと秋が深まってやっと重い腰を上げ、切って、割って、積みながら燃やす。
乾燥など程遠い薪を燃やす、薪焚き人としての心構えは最低。
ところが今年はどうだ。夏前にすべての作業が終了した。
薪割りはすべて機械に頼った。電源の関係で遠い薪置き場での作業はできず、玉切りしたものをすべて一輪車でエントランス前のアプローチに運び、薪割り機で割る。
そしアプローチに積む。その薪山が10日ほど前に3列出来上がった。
だが圧迫感がある。美観、安全性からいつまでも通路に置いておく事はできない。
薪置き場に運ぶ必要がある。薪の乾燥も思いのほか進んでいる。
薪山を崩し、移動、積みなおし、ポーチに2列、天井までぎっしり、これは妻の作業。
私は一輪車で薪置き場に運び、できるだけ丁寧に、美しく積む。こんなことができるのも例年と違って余裕があるからだろうか。
この作業も土台作り、屋根がけを含め2日間で終わった。ポーチに積まれた薪を見、薪置き場に積まれた薪を見、ニンマリ。
自己満足に浸りながら何度も何度も積まれた薪の風景を眺めている。