曇天、夕方から雨。
涼しさを取り戻した庭にバラがポツリ、ポツリ咲き始めた。
寒さに弱いこのバラたちを承知の上、魅力に負けて雪深い極寒のこの地に植え込む無理をした。
だが、今や健気に生き残っているその多くの存在、名前さえ忘れがちになっている。
実に悲しいことだ。
曇天、夕方から雨。
涼しさを取り戻した庭にバラがポツリ、ポツリ咲き始めた。
寒さに弱いこのバラたちを承知の上、魅力に負けて雪深い極寒のこの地に植え込む無理をした。
だが、今や健気に生き残っているその多くの存在、名前さえ忘れがちになっている。
実に悲しいことだ。
NHKオンデマンドで偶然見つけた「漱石悶々 夏目漱石最後の恋」というドラマを観ている。
「春の川を隔てて男女哉」漱石が美しい祇園の若女将に恋心を抱く物語。
ストーリー自体、とても興味深い、が、それ以上に映像の美しさ、格別日本の美に感動頻り。
漱石48歳の恋、その翌年漱石49歳で他界。
観ながら居間の窓越しの目の先の一昨日観た風景、
林越しに差し込む秋の弱い光の下のシュウメイギクの何気ない美しさにも感動。
写真にしたらどうてことないただの風景だが。
昨日から薪ストーブ火が入った。こんなに遅くなった年はないと思う。
今日の昼の気温は18°c、更に下がるだろうから炎が心地良いことだろう。
暑すぎて窓を開けることもなかろう。
目立つはシュウメイギクとサラシナショウマの寂しい秋の庭。
薪ストーブに火を入れたくてウズウズしている。
薪の準備が異例に早く完了しているのだが炎の恋しい肌寒い日がなかなかやってこない。
年によっては8月下旬には薪ストーブを焚く時もある。
何年ぶりだろうか、煙突掃除をする気になる。8インチの太い煙突、
面倒な掃除の必要があまりない。煙突底部の部品を外す。
すぐに底部に溜まった黒いカラカラした付着物が受け皿取として置いた一輪車に大量に落ちる。
ハシゴをかけ、ラウンドトップを外す、これにも大量の付着物。ワイヤーブラシでこそぎ落とす。
後はワイヤーブラシを底部の穴から差し込んで上下に動かす、大量の黒い付着物が落下。
一輪車3分の一の程度の量、30分ほどで作業終了、半年ストーブを焚き続けている割に意外に少ない。
セルキルク8インチの2重煙突のおかげだろうか。
半袖では寒い。今宵はいよいよストーブに火を入れてみよう。
雨は降りそうにもない。どこを歩くか決めずに家を出る。
何年ぶりか、家からは少し遠いが桧原湖畔を歩くことにする。
入口のキャンプ場を過ぎると出会う人はいない。時折名も知らぬ沼、
森の木々の間から桧原湖、イカリ潟に架かる吊り橋が現れる、実に静かな散策だ。
中瀬沼によらずに家に戻ったが、休みなし、4時間半、その半分以上は
風は涼やかだが炎天下の道路歩き、今日の散歩はちょっとキツかった。
相変わらずの新型コロナの恐怖を煽るTV報道が続いている。4月に感じた報道の違和感、
このままではコロナウイルスどころでない経済、文化、社会、人心等に取り返しのつかない程の大荒廃が引き起こされる可能性が大いにありうると。
今では可能性ではない、もはや現実になってしまった。国民をミスリードしているTVの存在は有害と判断せざるを得ない。
さらに恐ろしいのはコロナ報道はその一端に過ぎないことだ。
些細な問題を取り上げ、日本の将来を危うくする重要問題から国民の目をそらせる報道姿勢、国会を空転させるための報道、
このようメディア関係者は本当の日本人か、とさえ疑う。
賢明な日本国民は冷静さを取り戻し、正しい判断を下さなければ日本の将来は危うい。
このままでは未来の日本人に申し訳ない。
いかに日本のTVを中心とした偏向メディアが有害であるかを知るため、新型コロナ問題の総括した号外
【ニュースを斬る!】日本に蔓延する”コロナ脳”への対処と新政権での対策を考える!
50分ほどかかるが、時間を作って是非最後まで見て欲しい。
この地に1991年に転居してカーティスクリークという宿を開き、それを生業として30年近く生きてきた。
陳腐な表現だがあっという間にその時は過ぎ去った。私、連れ合いともに年老いた。
オープン以来ずっと支えてきてくれたお客様も既に何人もの方々が黄泉の国に旅立たれた。
ご親族からいただく辛いお便り・・・
歳を重ねすぎた、もうそろそろ宿を閉める潮時だろう、私、連れ合いのよく口にする言葉。
今日もなんとも辛過ぎる30年お付き合いしてきたご本人からのお電話・・・まともな返事、言葉を返すことができない。
秋元湖の湖畔の芝草に2時間近く座り込み、湖上の青空に浮かぶ真白い積乱雲を眺めながらずっ
と悲しみを押さえ込み、考え続けている。弱い自身への慰め、
人間全て遅かれ早かれあの世の人に・・・100年後、今生きているすべての人はこの世にいない。
100年、あっという間だ。
雑草生い茂る裏庭。もう少し涼しくなったら2,3日かけて手入れをしようと思う。
今は我慢。繁る雑草にも美しい花が咲く。雑草という名の植物はない。
目を向け、名前を調べ、観察することが自然を心から楽しむ秘訣だろうか。
(キバナツリフネソウ、正確にはキツリフネソウ)