2夜に渡ってbs-hiで放映された、ターシャの四季の庭「喜びは作り出すもの」ターシャからの贈りもの「夢はかなえるもの」を見る。ターシャ・テューダー、1915年生まれ、今年91歳。絵本作家、庭師、料理人、バーモント州の広大な森の中で暮らす、19世紀的生活様式の実践者。20世紀に失ってしまった大切なものが何なんであったか、おぼろげながら気づきつつある現代人のターシャ人気はすごいものがある。ターシャの話の中にヘンリー・D・ソローが出てくる。当然といえば当然だが、彼女も熱烈なソロー信奉者の一人なのであろう。今夜から私も早速、『ウォールデン-森の生活』を読み直すつもりである。大きく狂い始めた21世紀、ターシャ、さらにソローの共鳴者、信奉者が世界中に増えれば21世紀の暗闇の中にかすかな灯り、希望を見出せるかもしれない。
アニマルトラッキング、 野生動物の跡を追い、その生態を観察すること。今日は天気が良い。こんな日は家の中でくすぶる事はできない。久しぶりに磐惣跡から磐梯山に至る広大な森をアニマルトラッキング。この周辺は野生動物が非常に多く、いたるところに痕跡がある。ウサギ、サル、カモシカ、キツネ、リス、イタチ・・・雪面に残る足跡を追って彼らの営みを探るのは楽しい。食痕、排泄跡、時には血痕、キツネに襲われたウサギのものか。早春の森では冬眠から目覚めた熊の足跡。マタギにでもなった気分で勝手気まま、西洋カンジキを引きずって雪の森を彷徨う事は本当に愉快である。
曇り、時々雪。一日中、家に閉じこもり、100枚以上たまってしまった録画済のDVDプリンタブルディスクにタイトルや写真を印刷する。デザインを考え、自分だけの一枚を作る作業は楽しい。これで見たい映画をすぐ取り出すことができる。とは言うものの、映像処理、記録技術の進歩はすざましいものがある。ハイビィジョンを記録できるブルーレイディスクの登場によって、DVDはVHSやレザーディスクと同じ運命を辿るのであろう。大型液晶TVで観るハイビィジョン映像のすばらしさを知ってしまった今日、もはや現行のDVDの画質のクオリティーでは通用しない時代に突入している。
黄色いビニロンのアノラック、オーバーズボン、そしてマナスルゴーグル、8本歯のアイゼン。なんとも古色蒼然、進んだ今の装備からは考えられないスタイルで冬山に登っていたのです。1968年1月3日北アルプス、大天井岳山頂で撮ったものと、ずぼら人間が正確に覚えている理由は、サラリーマンになり、初めての正月休み、鬱屈した生活から開放された初めての長期休暇だったからです。写真といえばモノクロが当たり前、まだカラー写真は贅沢な、そんな時代だった・・・・
新しいプリンターが届いた。スキャナーが壊れてしまい、2年ほど使用したプリンターの調子も悪いので、それらの機能に、さらにコピーもできるオールインワンプリンターPIXUS MP600を買い求めたのある。使用すれば以前のプリンターと異次元のもの、2万数千円のこの安いプリンターの性能のすばらしさに機械音痴の私はただただ驚き、感心するばかり。果たしてこれでCanonは利益をあげることができるのだろうか。つい要らぬ心配をしてしまう。
午後の弱い日差しに新雪がとても美くしい。バラもすっかり埋まってしまった。昨日は一日中雪がちらついていた様だ。何せ野鳥達に餌を与えるために一度庭に出ただけ。あとは「24」を見続け、DVD48枚シーズンⅠ~Ⅳまでの超大作を見おえる。(新潟のY様、7月から長い間お借りし、ありがとうございました。)あまりの面白さに時間の経過を忘れ、もう一枚、もう一枚と気が付けば真夜中。寝室に大型TVを持ち込んで見るまで、夢中になってしまった。こうなるとシーズンⅤ、そしてⅥが待ちどうしくなる。ところでこれほど夢中にさせてくれるTVドラマが制作されるアメリカ、一方、日本のTV、相変わらず安易、お手軽に制作され続けるスタジオバラエティー番組のオンパレード。救いをCS、BSに求めるしかない現状は悲しい。
朝早くから野鳥達が庭にやってきて餌をねだって飛び回っている。ジージ、ジージと大騒ぎ。爺、孫に呼ばれているようだ。ヒマワリの大袋を手に取り、スノーブーツを突っ掛け、大急ぎでフィーダーに。お陰で毎朝、孫に呼ばれて朝寝坊する事もできない。飛び回る野鳥達(QuickTime ムービー)ご覧ください。
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いわきの長い海岸線を歩く。風もなく、青い海、広い美しい砂浜、渚で波と貝殻が戯れている。真冬の海とは到底思えない、静かな明るい今日の海、穏やかな太平洋である。こんな海を見ると海辺の生活もいいな、と単純に考えてしまう。
蕎麦が好きである。福島に来て蕎麦本来のうまさを知った気がする。ぬき(天抜き)、蕎麦味噌、そしてぬる燗の菊正宗。(こんなときに吟醸酒のなんと不向きな事か)そして一枚のせいろ。東京の蕎麦文化のすばらしさである。だが蕎麦文化の異なるこの地に来て蕎麦屋で昼酒の楽しみを求めるのは無意味であるように思う。身贔屓でなく福島県は純粋な手打ち蕎麦の旨さ、美しさの水準の高さはトップクラスであると自信を持ってお伝えできる。今日もそんな美味しい蕎麦に遭遇した。郡山市ある蕎屋というお蕎麦屋さん。郡山で美味しい蕎麦が食べたくなったらお勧めいたします。とは言え、会津まできたら言うまでもなく、あらさとの蕎麦がベストです。(蕎屋の蕎麦)
ようやく甲府沼が凍りつき、湖上を歩く事ができるようになった。といってもこの冷え込みでは氷上を安心して歩く事ができない。磐梯山と対峙する吾妻山連邦を眺めるため、沼の奥に踏み入ることは危険である。今日は磐梯山を眺め我慢しよう。
薄い雲から穏やかな冬の日差しが漏れる明るい秋元湖。正面に見えるなだらかな箕輪山がとても魅力的に見える。いまだに湖面は開氷部が大きく開き、今年はこの分だと全面結氷しそうにない。暖かい冬、過ごしやすいと喜んでばかりいられない。
ローカルニュースでロウバイが満開であると知り、半信半疑で花見山に行く。11時の福島市の気温は8℃。なんとも暖かい。園内に入るや、濃密なロウバイの香り。歩を早めれば、果たしてロウバイは満開であった。昨年ロウバイの花を眺めたのは2月6日、季節は20日ほど早く進んでいる。異常気象、温暖化はどこまで進行するのであろうか。不気味である・・・(福島市花見山公園にて)