生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:愛:もののあわれ:その4:幸福な日々の為の自問自答集

2014年08月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
比較文化論は面白いのですが、大学の研究室を修了する際の必修レポートの課題の中での下記課題も、その一つでした。色々の国から来ている青年達も、この課題で大分、鍛えられました。その課題とは「自分の所属する文化の中で一番自分の存在を否定せざるを得ない文化について述べよ」でした。アフリカから来たM君は「呪詛された時の精神構造」を書きました。インドから来たN君は「政敵を暗殺せざるをえない人間の精神構造について」、イギリスのW君は「人は何故自殺するのか」を書きました。私は「もののあわれ」を書きました。さて、この私が書いた論文(レポート風)は「もののあわれ」でしたが、その私の序文は詳細は忘れていますが、方丈記の高校時代に大学受験用として暗記した文章(例のうたかたの川の流れは、あたかも泡のごとしーーーー)をまる写しして恩師に見抜かれ、再度、提出を命令されたことを今、楽しく思い出しています。私が書きたい点は、生きていてもしょうがない、なぜ、このような空しい世を生きる必用があるのか、という書き出しを長々と書き続けました。あたかもイギリスに何をしに来たのか、何故、こんな難しい勉強をイギリスで、貴重な自分の青春時代に学ぶ必要があるのか等、嘆きのセニョールそのものの文章でしたので、恩師の夫人が心配して夕食に招待された記憶もあります。さて、現代に生きている私達日本人が、生きる意味をどう解釈していきているのでしょうか?現代人でも、湧き出す感情「もののあわれ」を、単なる、つまらない感傷ととらえてしまし、この感情の背景には長い日本人のDNAが存在している事を忘れている人々も沢山います。自分の湧き出した感情「もののあわれ」から、自分の全人生を否定する人もいるくらいです。この一見、なんでもない領域の精神構造は自殺、生き甲斐、生きる喜び、美意識に、色々関わる重要な概念ですので暫く思索します。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:384>

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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。

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