生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

我慢してでも平安感を選ぶA子さん

2009年06月01日 | 第7章:自分を知る方法
患者さんの中には自分と周囲の和を図る為に、いつも自分を抑えているのです、と嘆く方がいます。日々生きていく途上での自分はだらしがない、自己主張がない、機嫌取り、などなどと自分を痛めつけている姿はとても哀しく、どうかそんなに自分を責めないで下さいと叫びたくなります。正義感を抑え、怒りを抑えている自分が嫌になるそうです。色々お話を聞くと幼いころの家庭はいつも争いの怒号しかなかったので今は、とにかく平安を保持する為に全て自分を出さないそうです。我慢と忍耐からくるストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱)と我慢から生まれる平安な雰囲気(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)のどりらを選びたいか、と言う質問には明確に平安感、と断言出来るA子さんは、この選択が一番良いと思います。異常でもなんでもなくA子さんの生き方なのですから。
:<白と黒:247-5>:

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1 コメント

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Unknown (さくらこ)
2009-06-01 06:57:28
「平安を保持する為に全て自分を出さないそうです」・・・この部分を読んで納得しました。
私も機能不全家族で育ったので、今は自分を抑えて平安を大事にしています。
それでいいのだと確信できました。
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