教授面接試験は極めて残酷な試験でした。落とす為の試験なのですが、数ある難問の一つに30分間、或テーマで語り続けねばならない問題がありました。つまらない内容ですと5分経過すると10名の教授の誰かが一人でも<また来月ね>と柔らかい声で語りかけられたら、その試験室を退出せねばなりません。30分語り続ける内容とは<誰かを信頼する喜びについて語りなさい>です。いかがですか?自分が信頼される喜びについてではなく、自分が誰かを信頼した喜びを30分、教授を引きつけながら語るのです。この誰かを信頼する喜びを30分語れない人はオックスフォード大学の心理療法の試験には落第します。思い出すのも辛い試験でした。この誰かを信頼する喜びについてしばらく思索します.
最新の画像[もっと見る]