生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年09月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
薬師寺を想う詩人、歌人は多い、その中の一人・佐々木信綱:逝く秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲:この歌が私は大好きです。さて今の薬師寺は藤原京から平城京に都を移築されたものですが今に残る東塔の美しさは人の心に暖かいものを投げかけるようです。薬師三尊、聖観音は有名ですが、池の中にある仏足石を拝むと悪行の数々が許される伝説もあり、神社仏閣に伝わる伝説はとても楽しいものです。このお寺は持統天皇(当時の鵜野皇后)の病気回復を願う天武天皇の建立と言われていますが、その背景はとても面白く天武天皇の命日10月10日は今の僧侶達は天武天皇、持統天皇、その息子草壁ではなく大津皇子の3人を弔うすです。伝説によると持統天皇が謀殺した大津皇子の怨霊を恐れ、息子の草壁ではなく、姉の子供を自分が殺めた良心の呵責を補うかのようなかたちになつた歴史が刺激的です。仏足石が今も存在し、悪行の許しを願う人々が池の中の現場に密かに訪れるのも人間らしい風景です。
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