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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

宗教の選択と心の発病の関連

2007年09月10日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
現代社会にも、いろいろの宗教があります。それぞれの宗教上の信仰内容による独特の病理現象もあります。或る宗教はお金にこだわりますし、愛にだけこだわる宗教もあります。それぞれの宗教を推進している立場の人は、それは信仰内容に関係はなく、その人の医学的な原因のせいだと断言しますが、決してそうでない場合もあります。信じた結果、人を不安に陥れたり、逆に世間離れした幸福感にさせたりする信仰には大きな問題があります。金銭や名誉、貞操に関係なく、現代社会でも堂々と明るく爽やかに生き抜けるような人間に育てていく宗教が重要ですので、宗教の選択には注意が必要です。セラピストはいろいろの信徒の治療に当たりますが、その宗教を信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの、を検証していくとその宗教の真実が見えてきます。神仏が存在するかどうか、の問題よりも、信じて何が見えてくるかを最初に検証するのが重要です。<セラピスト:161-5>:

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トラピストでの感動の日々

2007年09月09日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
長いお付き合いの友人でもあるカトリツクの某神父からの盛式誓願式(最終的に決意表明をする神聖な式のこと)の招待を受けてトラピスト修道院で長い時間を過ごしてきました。欧米の大学研究室の知人が神父になったときも大きな感動を受けましたが、今回の日本人の教区神父がトラピストの神父として生涯を神様に捧げる決意を想うといろいろ考えさせられました。さて人の生き方は様々ですが彼の生き様を今まで見てきた私が、60代の今、トラピストで生涯を捧げる決意をした心境を想うと大きな勇気をいただきました。人々の幸福を祈る彼の決意は沢山の参列者に大きな勇気と希望を与えたようです。命がけで決意した人間の表情は実に爽やかで明るく、その決意に基づく生きる生命力は愛に満ち溢れた美しいものでした。人生を賭けた一人の人間の迫力とその生命力が大勢の人々を無言のうちに感動させ、幸せにする場面を沢山見てきました。一人の人間が命を賭けて神父として生き抜こうとするその姿に私も自分の使命を改めて感じました。<セラピスト:161-4
>:

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恋人の治療

2007年09月07日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
親子、親しい親戚、夫婦、深い関係の恋人、これらの人には、何故か催眠療法は効かない傾向があります。自己暗示を使用させる場合でも、慣れ親しんだ方法は余り効果が出ません。他人には距離を置いてるので多少権威があり、催眠効果が出ますが、甘えの構造が美しい人間関係を保持している場合は、別の新鮮な方法が効果を齎します。恋人に絞って話を進めますが、手を肉体的ではなく、魂の優しさで握りながら会話を進める事が最良のようです。手、特に指先にはパチニ小体と呼ばれる触覚があり、大脳の深部に優しい愛を伝える作用があります。死に行く人の不安を軽減させる手法が<手を握る事>と断言されているように、手は最大の愛の固まりなのです。恋人のストレスを批判せず、肯定も否定もせずに沈黙と暖かい眼差しを向けながら10分程度、静かに<不安感、怒り、鬱>を傾聴すると、みるみるうちに良い方向に流れていきます。この方法を互いに了解を得た上で誠実に行うと魂のレベルの愛に触れていき、下手な医者より遥かに高い効果が出ます。愛する子供を医者に見捨てられ、自分しか居ないと決意した母親が、心の難病を治療した事例は世界に沢山あります。愛は最良の薬です。<セラピスト:161-3>:

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音楽家と絵描きさん

2007年09月06日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
セラピーの仕事はすべての職業と関わります。それぞれの専門家が真剣な仕事の中で苦しむ理由は、それぞれ専門的な知識と体験の中で、何かを追求したり、深めていこうとする過程上の問題です。介護の仕事でも患者さんはそれぞれの独特の職業と知識と人生を持っていますので、対応もセラピーの知恵が必要です。どんな知識と経験が飛び出しても、そこに共通した感情(不安感、怒り、身体症状、欝、錯乱等のストレス)があります。不安の表現が音楽家としての言葉、絵描きさんとしての言葉なので、その奥に潜むこれらのストレスを汲み取る知恵がセラピストの仕事です。政治家、官僚、裁判官、どんな職業であってもこのストレスを解消する視点で人と取り組む知恵の有無がセラピストの成功の分かれ目です。:<セラピスト:161-2>:

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セラピストと専門家としての患者さん

2007年09月05日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
理解力、と言う点でセラピストにも2種類あります。患者さんの状況を理解する場合でも2つの視点があります。治療上の答え・方策をセラピスト側が持っていると確信しているセラピスト、もうひとつは答えは患者さんの中にあると、確信している人。セラピーの成功率は患者さんの中に存在する、と言う考え方が遥かに高いのです。患者さんの中には、その分野で世界的な知識と経験を持つ人も居ます。その専門分野での悩みをその分野では知識不足のセラピストが、どう治療していくのか、その患者の何を優先して理解すべきなのかを思索していきます。相手がどんな立場の人でもなぜ、心理療法が成功するのか、楽しんで下さい。:<セラピスト:161-1>:

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ほら吹き男爵

2007年09月04日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
世間でよく言われる<ほら吹き男爵>が自分の事かなあ、と思う事があります。ほらを吹く訳ではなく人生の理想と夢を語っただけなのに、語る相手を間違えると惨めになる場合があります。語る相手が状況に相応しい場合には勇気と智恵が湧いて出ます。このように自問自答する場合も自分を惨めにする自問自答はストレスを蓄積させ自分を破壊していきます。特に自分の本音と感情を肯定的にそのまま受容する習慣をつけないと自己実現への道を見失います。自己肯定、他者否定ですと人生が歪んでいきますが、自己肯定、他者肯定の自問自答をしていくと、自分の愚かさが修正されていくのを感じます。<もう一人の自分:160-5>:

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夢多き人生!

2007年09月03日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
病んでいる時も元気な時も、それなりに、淡々として希望と夢に生きている人もいれば、いつも暗い人生の人も居ます。この違いは赤ちゃんの頃から現在にいたる人生経験の影響も大きいのですが、人間の最大の武器である<自由意志>を使えば自由に自分を変える事が出来ます。そのコツは一度、過去も将来も全部捨てようと決意すれば自由に出来ます。固執障害さえ意識すれば誰にでも出来ます。朝、目が覚めて、夜寝るまでの、今日一日が人生である事を意識すると、今日一日、どんな夢と希望でも<持った方が勝ち>です。夢の創造だけは他人に依存しないで自分流の夢と希望を創造していくと<日々幸福感>を感じるようになります。<希望をもちたがらない自分>と<いつも希望と夢に輝きたい自分>がいます。どちらの自分を生きるかは、その人の自由:<もう一人の自分:160-4>:

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四ツ谷怪談と花の精霊

2007年09月02日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<自問自答>にも、極めて恐ろしいものがあります。四ツ谷怪談風の恨みつらみの自分と、優しい愛の固まりのような、花の精霊の様な、多少現実離れした純粋な愛そのもののような自分との対話を人間はする事があります。例えば激しい恋をして結ばれた二人が何かの理由から離婚寸前になった時の自問自答です。愛は憎悪と純愛の間を揺れ動きます。この離婚のケースばかりでなく、自問自答に於けるく憎悪と愛>の自問自答を爽やかに解消する方法は<許し>しかありません。許しは苦しいけれども憎悪の地獄に比べれば楽なものです。憎悪は人生を破壊しますが許しは人生を成功させます。<もう一人の自分:160-3>:

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古代から現代まで同じもの!

2007年09月01日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
紀元前31世紀の人類最古の記録<ギルガメシュ叙事詩>から現代まで<もう沢山生きたから、人生これでいい>と思っている人が居ます。心情は推察されますが、はやまってはいけません。猿か、人間か、識別できない時代から、なぜか、人は魂を信じたい、と願うようになりました。死んで肉体は滅びても、自分の魂だけは永遠に生きたい。この願いはどの文明にも時代にも存在しています。問題は<魂は明るいか、暗いか、天国か地獄か、平安か不安か>という点です。その魂についての考え方が、その人の人生に希望を与えるか、与えないかを別けていきます。
結論は<魂は愛そのもの、病むことも無く、死ぬこともない、永遠普遍のもので、臨終と共に身体から離れていく知的生命体>という定義がローマ・ヴァチカンの定義です。人生、最後の最後まで希望をもって生き抜きましょう。:<もう一人の自分:160-2>:

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自分の中の<二人の世界>

2007年08月31日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<Aがいいか、Bがいいのか><正直、どちらが好き?><うーん、正直にねー、Bだなあー><じゃ、Bにしたら><Bにすると周囲が怒るからなあ><怒られたら嫌?><勇気がないからなあ>。とまあー、このような自問自答が人間、死ぬまで続きます。この自分の心の中での自問自答が人生を決めていきます。何を基準に決めていくか、その基準について5回に分けて思索していきます。周囲の機嫌を優先させるのが悔いの無い人生なのか、健全な自己愛を中心に悔いの無い人生を生きるべきか、ご一緒に考えてみましょう。:<もう一人の自分:160-1>:

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愛の源と地球の運命

2007年08月30日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
地球が誕生して約45億年、人類が滅びた後も、まだ40億年くらいは地球は消滅しないようです。人類が宇宙に飛び出しているかどうかは分かりません。<フューチャー・イズ・ワールド:アダムス著:ダイヤモンド社:松井孝典監修:土屋昌子訳)を是非愛読下さい:これを読んで、それでも人嫌いな人は、少々問題でしょう。過去と未来の総計90億年近い地球の、地質学的歴史の中で、新生代の後半に発生した人類がこの新生代の後半には物理的な条件ゆえに生き抜けない姿が明確に理解できます。戦争、争いなど、している余裕が無いことが分かります。困難でも互いに愛し合いながら生き抜く必要をしみじみ感じさせる本でした。

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三角関係が命を救う!

2007年08月29日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
太陽と地球と月の関係を考えながら、自分を自殺に追い込もうとしている人間の三角関係を考えていたAさんは、ふと<間を絶対に保持している太陽と地球と月>を再考して自殺が馬鹿馬鹿しくなり止めました。逆に、その人間の関係が美しい悟りを示唆してくれた神様の摂理を感じたようです。以来、Aさんは<間の取り方>で人間は幸せにも不幸にもなることを理解したようです。:<太陽と地球と月:159-4>:

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月による心理療法

2007年08月28日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
万葉の時代から大和人はお月様が大好きです。なかなか会えない恋人を思いながら互いの想いを月に託して語り合う習慣がありました。現代人は殆どこの方法を知りませんが、心理療法の手法としては最高の効果があります。人が苦しむ一番の理由は、なんとなく不満はありますが、そのカオス状態の不満をきちんと意識しないこと、言葉にできない常態、これが一番ストレスを蓄積します。美しい月に向かい,いろいろの想いを心で意識化するとストレス曲線(不安、怒り、身体症状、欝、錯乱)が癒されていきます。優しく美しいお月様に遠慮なく語りかけてください。:<太陽と月と地球:159-3>:

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太陽はいじわるか?、やさしい娘か?

2007年08月27日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
インドの古い民話では、じりじりと人を焼き尽くす太陽は、いじわるな象徴になっている場合もありますが、日本では暖かいものの象徴になる場合が多いようです。理性は重要ですが、古代からの哲学、考え方の優れたものは人間の五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を大切にしていて、その五感を基本に成立したものが大切にされ、今でも通用する考え方となっています。太陽がじりじりと人を焼き尽くす国と、北欧のように太陽をきわめて大切にする国とでは、太陽に対する愛情も相当違ってきます。どんなに親しい間柄でも<適正な距離>が人を幸せにしていきます。:<太陽と月と地球:159-2>:

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美しい調和

2007年08月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
宇宙誕生、そして太陽、地球、月の誕生、壮大なときの流れに感動します。太陽と地球と月のバランスは45億年も続いていて、そのバランスが崩れると生物は生きていけません。宇宙も森も動物も美しい花もいずれも大自然の摂理の中で生きています。人間もその仲間ですが、少し違います、その違いは<自由意志>を与えられていることですが、その自由意志が大自然に法則を無視すると不幸になります。自由意志を持つ人間の一番大切な法則が<間を置く>法則。どの程度の<間を置く>かはその人の自由意志が左右します。改めて<間を置く><一呼吸置く>ありがたさを太陽、地球、月の三角関係から思索してみましょう。:<太陽と地球と月:159-1>:

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