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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

寂しさはどこから生まれるか?

2006年09月04日 | 第1章:愛の領域
何となく寂しいなあ、という感情は、その人の生育史上の理想と現実のギャップから生まれます。そのギャップに気づき、更に考え方を整理していく為の<アイデンティーの統合>作業では、明るい人生哲学を確立していかないと、そのギャップは埋まりません。どんな感情にも、その発生には、それぞれ深い意味があります。何となく寂しいなあ、と言う感情発生の意味は、寂しさを感じたその人が更に愛についての思索を進める時期が来た事を暗に示唆しています。<魂から来る寂しさ感>は<自分の死について思索し解決する>以外方法はありません。自分の死が<永遠の生命>に繋がっている真理に気づけば、大きな寂しさ感は解決します。あとの寂しさ感は<心から来る寂しさ><身体から来る寂しさ>ですが、これは何とかなる領域です。
:<プライド論:12-5>:

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沈黙の美しさ

2006年09月03日 | 第1章:愛の領域
人は本当に寂しい存在ですが、それを知りながら静かに耐えている人も美しいなあ、と思います。あーあ、寂しいなあ、と思っても、なかなか寂しい、とは言えないのが人の心。それをさりげなく察知してプライドを傷つけないように、暖かい配慮をしてくれる人がいますが、その存在はまさに天使です。そのような人はこの世の最高の宝物ですから、何よりも大切にしたいもの。愛と信頼と感謝と祈りの生活を与えてくれる人は神様からの最大のプレゼント.何故<寂しさ>を人が感じるのか、その意味は<深い愛・永遠の生命>を求めさせる原動力になるからです。明日詳細に思索します・:<プライド論:12-4>:

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健康的寂しさと病的寂しさの違い!

2006年09月02日 | 第1章:愛の領域
心理療法をしながら患者さんに<不安感>から来る<寂しさ>が健全で、<プライド・見栄>から来る<寂しさ>は不健全ですよ、と言うと人々は変な顔をします。さて宇宙、地球の大自然、人類の歴史、家族の変転、どれを観察しても安定はあり得ません。つまり万物流転、宇宙、人生の本質は<不安>が真理ですが、それに気づいていない人々が多すぎます。ですから<不安感>を正直に感じる人は真実を正直に受け入れている人々です。不安感が真理だと意識し知覚していない人々は、まだ悟りがたりません。一生懸命、あえて不安を感じないように努力している私達仲間に失礼ですが、真理である不安感を意識しないで、あえて真実を見ないように生き抜こうとしても、いつか大きな絶望と挫折に襲われます。不安の反対が平安感ですが、身近な親切と微笑みから感じ取る平安感を<恩寵>と解釈して感謝する事が人生を幸福に生き抜ぬく為の最初の関門である事を知りましょう。平原に堂々と生きている一本の大木が人々の指針となりますように。:<プライド論:12-3>:

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唇と横顔

2006年09月01日 | 第1章:愛の領域
相手の感情を読み取る場合、動物は人間の目を必死で見つめます。その次は唇とあごの辺りを観察しているようです。口元はどんなに感情を抑えても、目と同様に無言の感情を表現しています。私はよく父親に七面鳥だ、と笑われました。感情が身体全体に直ぐ現れるからです。この七面鳥という私の長所と欠点は心理療法でも色々の成功と失敗の遠因でしたが、最近はもう直そうと努力しません。かえって出来るだけ正直に感情を表現するように努力しています。そうすると相手が私の事を判断して下さり、近づいたり離れたりして下さるので生きるのが楽になりました。人間のプライドは生育史によって違いますが、なるべくプライドも捨てる努力をしています。プライドよりも、もっと重要な<自然体>に気づいたからです。五感と体感を重視し、自然にのびのびと生きる喜びを知ってしまったからでしょう。:<プライド論:12-2>:

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誇り高き女性

2006年08月31日 | 第1章:愛の領域
<凜として美しく清楚で愛らしい、謙遜で貞操を尊び、情が深い>、こんな女性に逢うと、もうどうしようもない感動と魅力にうろたえます。<誇り高いけれども教養と愛情が無く、厳しい批判をする>女性に逢うと逃げ出します。さて、なぜ私はそうなのかを分析すると、自分の中に同じものを重ねて見るからでしょう。心理療法をしていると、どうも人類全てがそう感じているようなのです。その理由を研究すると古代文明の中にも、神話の中にも同じ感情が潜在しているのも分かります。<理想的な異性への憧れ>が古代も現代も変わらない理由は宗教心(専門用語ではデジデリウム:見神欲:ケンシンヨク)が原因だと言われています。誇り高き女性はいつも沢山の思索を男達に与え続けています。:<プライド論:12-1>:

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愛の不安は知恵の源!

2006年08月30日 | 第1章:愛の領域
良い出合いがあったにもかかわらず<愛は訓練、愛は努力>を必要とする事を意識しなかったばかりに破局する二人がいます。子供から高齢者まで、この教育が浸透していないようです。訓練、努力といいましても楽しいものです。のんびりと、自然体でいると、或る日、何となく大丈夫かなあ、この素敵な人が、自分を見捨てて、どこかに行ってしまうのでは、と不安感を感じるのが本物の愛です。大切な人に愛想を尽かされないように、互いの尊敬と誠実さを失わないように、と自分の成長に向かい努力と訓練を密かにするものです。<健全な不安感>は<健全な人間>の特権。不安感を楽しく利用しましょう。<愛の発育:11-5>:

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万物流転と普遍的な愛

2006年08月29日 | 第1章:愛の領域
心理療法学の修士号や博士号を所持していても<愛についての思索>が出来ていない心理療法家は役に立ちません。<人類や国家>を愛しても隣のおばさんや可愛い子供を一番大切にしない心理療法家も駄目です。これは私の反省ですが。さて<あなたとわたし>の関係の中での愛情の深さを観察していると、面白い事に気づきます。深い愛情に生きている場合でも、人の世の儚さ、自然の移り変わり、宇宙全体の歴史から感じる万物流転の哀しさを十分に知れば知る程、二人の愛情は一段と深まります。互いに滅び行く人間の宿命を意識し、知覚すると益々二人の愛情は永遠不変のものに変質していく姿は何を悟らせようとしているのでしょう。:<愛の発育:11-4>:

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愛の刺激剤

2006年08月28日 | 第1章:愛の領域
恋人への愛、神仏への愛、この二つは心理学的には類似しています。互いに愛を感じ合う、この愛を感じる世界が地上での一番の幸せですが、その愛を深める為の刺激剤が<不安感>である事を知る人、意識出来る人は少ないようです。平安感はこの地上では一種の恵み・恩寵に属します。宇宙も人の世も、安定しているものは一つもありません。不安が宇宙の本質ですが、この真理を知らないと身近な人の小さな親切心を当たり前、と勘違いして感謝をしない人が増えているようです。身辺に起きる小さな親切、愛情を何よりも大切にしたいもの。小さな親切を感じたら、その百倍も相手の愛を信じてみましょう。愛の世界での<不安感>は愛を深める為の刺激剤だと、更に意識すると新しい新鮮な愛が訪れます。:<愛の発育:11-3>:

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不安感をどう発展させるか?

2006年08月27日 | 第1章:愛の領域
心理療法上の<不安感>とは、その人の<理想と現実のギャップ>を言います。不安感を消滅させるには<理想>を一時中断するか、<現実>をあるがままに、一旦受け入れてしまうか、その中間で妥協するかです。ここではこの人間の心の仕組みを理解した上で、理想をどう発展するかを思索します。健全で意欲的な人間は敢えて自分を叱咤激励する手法として人前で少々大きなホラを宣伝し、信用を保持する為に、必死で理想の実現に向かって血の出るような努力をする人が居ます。人生での、ここ一番という大勝負の折には、誰でもそうする事が必要なようです。一種の居直りで人生に勝負を賭けます。不安感に負けずに不安感を理想の実現へのエネルギーにしている人々の心理状態です。:<愛の発育:11-2>:

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不安は進歩へのエネルギー

2006年08月26日 | 第1章:愛の領域
人間は本来、幸せに生きていけるように設計されています。しかし自由意志の乱用や地球上の天変地異から沢山の悲劇が歴史の流れの中に生まれてきます。宇宙から巨大な隕石が飛来し、おしつぶされた生命もあるでしょう。この事実から生まれてくる色々の哲学を見ると、悲観論、楽観論、性悪説、性善説、と解釈も沢山あります。どの解釈をとるかは、人の自由です。しかも数千年、どちらが正しいか、いまだ議論しています。人生何年生きられるかは人により違います。生き甲斐の心理学での結論は<宇宙は不安が本質である>ですが、さらに一歩進めて<不安感は進歩のエネルギー>と解釈して、人生を明るく自然に元気に生き抜く知恵を模索させます。今回から5回かけて不安の意味を思索していきます。:<愛の発育:11-1>:

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愛の孤独を満たす道筋

2006年08月25日 | 第1章:愛の領域
愛の孤独を感じた時、それを満たす道筋を間違うと更に孤独感が混乱します。愛の孤独は3つの遠因があります。その3つとは<魂からくるもの、心からくるもの、身体からくるもの>です。魂の孤独は伝統ある宗教を学ぶ事、心の孤独は生き甲斐の心理学を学ぶ事、身体は男女の誠実な愛から学ぶ事。この3つの原因を識別するだけで、カオスの世界からは脱却出来ます。このブログを最初から時々再読・愛読して下さい。私のブログは専門機関等での長い経験に基づいて書かれたものです。さて愛の孤独感は人生でとても大切なシグナルなので、孤独感を感じたら人間として一回り大きくなるチャンスだ、と楽しく余裕をもって思索しましょう。:<愛の孤独:10-5>:

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魂の叫び!

2006年08月24日 | 第1章:愛の領域
日常生活で感じるふとした<不安感>の中には貴重なシグナルが時々出現します。<不安感>は沢山ある感情の中でも一番重要なもので、その取り扱いの方法で、素晴らしい人生の成功者になったり、暗い人生のままで終わってしまいます。何の為に生きているのかなあ、と言う不安感が<魂の叫び>です。人間全てに存在している魂が時々、持ち主である<あなた>に私の存在を忘れないでね、と叫んでいる状態がこの<何の為に生きているのか>という自問自答です。何の為に生きているのか?この自問自答は哲学史で有名な<メメントモリ:自分の死を回想する>の精神状態を人々にもたらし、生きている間に、神仏の存在を知らしめる貴重なシグナルと言われています。人類発生以来の貴重な問いかけの<不安感>で、この不安感が心に発生するので、神話や宗教や哲学が生まれ、科学が発達しました。:<愛の孤独:10-4>:

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愛の地獄

2006年08月23日 | 第1章:愛の領域
<わたしとあなた>の関係性に於いて、もしあなたが不安、怒り、鬱を感じていたら、その感情を相手に正確に伝達していかないと<愛の地獄>と心理療法が定義する辛い心の世界に陥りだします。恋愛結婚した人、お見合い結婚した人に拘わらず生の感情を表出する事を恐れる日本人にかえつて大きな不幸を齎します。愛だと思って感情を犠牲にすると本当の幸福は訪れません。ヤカンの蒸気は小さな穴から少しづつ放出しないと大爆発を齎します。ヤカンの蒸気爆発と愛の地獄は類似した世界です。:<愛の孤独:10-3>:

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もっと愛して!

2006年08月22日 | 第1章:愛の領域
もっと愛して!と女性に言われた男性はその対応は二種類に分類できます。怒りだす男性、愛が足りなかったと考える男性。人間の、生物としての女性は男性の愛を十分感じ取った後、初めて男性を愛するように設計されています。このホモサピエンスの大脳システムを知らないと女性も男性も倫理道徳上、無駄なエネルギーを使ってしまいます。男性は女性を何倍も深く愛さないと本当の愛を女性から得られません。:<愛の孤独:10-2>:

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愛の孤独を知る

2006年08月21日 | 第1章:愛の領域
心理療法では愛の孤独を3つに分類しつつ対応していくと成功します。一つは魂からくる孤独、二つは身体からのもの、三つは本音を語り合える相手がいない場合の心の孤独です。今、感じている孤独がこの3つの内のどれから生まれた孤独かを認識出来る人は確実に幸せを掴めます。孤独感を認めるには相当の勇気が必要ですし更にこの3つに分けて考えだすと深い智恵に遭遇します。この3つについて5回に分けて思索していきます。:<愛の孤独:10-1>:

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