goo blog サービス終了のお知らせ 

生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

素直に生きぬきたいなあ!

2006年09月19日 | 第1章:愛の領域
人生は次から次へと色々な事が起きてきます。過去を振り返ると、よくもまあ、ここまで生きてこれたなあ、と感動し、自分を褒めてあげたくなります。昔、私が大変お世話になった恩人の一人が<君のような好き嫌いのはっきりした男は、策略を弄ぶ資格が無いから、単純明快に生きていきなさい>と忠告してくれました。政界を生き抜いた人ですが、この言葉は私の座右の銘にもなっています。どんな複雑な世界に追い込まれても、好き嫌い、怖い、怖くないの原初感情を大切に生きていこうとすると、その精神衛生は極めて良くなります。原初感情を無視すると、人は健康を害していきます。どう対処するかは、その人の自由ですが、大海の小魚のように時々は岩陰に隠れる必要もあります。自分の原初感情を素直に認識し、それに敏感に従い、素直に生き抜いていきましょう。:<原初感情論:15-5>:

人気blogランキングへ
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気味が悪い!

2006年09月18日 | 第1章:愛の領域
暗い墓場を通り抜ける時、何とも気味の悪い時と、全然平気な時があります。また色々の生物を見て、気味が悪い時と、親しみを感じる時があります。この違いは人それぞれの<思考と感情>の状況如何で変化するものです。同じ自分の身体でも、その時々により外界の森羅万象の解釈を変えていかないと、体が持たないので、身体全体の神経系統が色々と配慮してくれていて、その時必要なシグナルを私達に伝達してくれています。ですから私達は自分の身体の仕組みに正直に従い、理性を働かせつつも、そのシグナルを識別していく訓練が必要です。気味が悪い、と感じる人の心の仕組みとその折々の自分の心と身体を信じて生きていきましょう。五感と体感、インスピレーションを無視しないように:<原初感情論:15-4>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<怖い>と感じるのが生存術の一つ

2006年09月17日 | 第1章:愛の領域
大海で生き延びていく魚群は<怖い>と感じた途端に一斉に方向転換します。別にリーダーに従う訳ではありません。一斉に<感じて>方向転換を<同時にする神秘現象>に私は感動します。しかし文明がすすみ科学が発達した現代人は本能を失ったかのように無謀に危険に向かって意識しないで突入していきます。そして事故というかたちで死んでいきます。本能を失った現代人の悲劇です。<怖い>と感じるシグナルを素直に<恩寵>として解釈せず、勇気の無い人間と思う現代人の悲劇でしょう。五感と体感で感じる<怖い>というシグナルをこれからは一度素直に恩寵と解釈し、その上で、勇気か臆病かを識別する訓練をすると、人間のインスピレーションの正確性に気づきます。:<原初感情論:15-3>:

人気blogランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなたの好きな事は何?

2006年09月16日 | 第1章:愛の領域
世間の人々は私達が大人になった後は、あまり<好き嫌い>で物事を判断する人を大人になっていない人として軽蔑する傾向があります。確かにTPOは必要ですが、その批判は軽く受けとめましょう。実はこの<好き嫌い>の感情を無視すると精神的な病気になってしまいます。一番恐ろしい病理現象は<心の奥底は嫌いなのに、意識の上では好き>と感じてしまう<意識障害>と呼ばれる心の病気です。激しい恋愛結婚をして数ヶ月、生活を共にして初めて相手が変な人と心の奥深くでは感じ出すのですが、今更こんな変な人を選んだ自分を見たく無い場合に、時々起きる神経症がこの例です。<好き嫌い>をTPO(時、場所、状況)で言葉に<出す、出さない>はその人の教養の問題なのですが、心の奥深くでは、いつも正直に、この<好き嫌いの感情>は明確にしておきましょう。:<原初感情論:15-2>:

人気blogランキングへ
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間の原初感情を大切に

2006年09月15日 | 第1章:愛の領域
人間の原初感情を知らないと無駄なエネルギーを使ってしまい益々不安な生活をしてしまいます。日常生活では小さな<友情、優しさ、愛情、親切>があって初めて生き甲斐を感じるものです。大きな愛(生涯、相思相愛の男女のような)は人生ではあまり期待出来ません。ですから、あまり大きな愛情生活を夢見ている人は生涯、孤独感が先に立ちます。ホモサピエンスは33,000年前に発生しましたが、感情が発達し複雑な感情生活に分化していくには、相当の年月が必要でした。森や砂漠を生き抜いた祖父母達を生き延びさせた感情が<好き、嫌い、怖い、怖くない>の4つの感情でした。この食べ物は毒か、毒でないか、この道は怪獣が出る危険があるのか、無いのか、その選択基準をこの4つの原初感情が教えてくれたようです。今回はこの原初感情について5回に分けてお話していきます。今日の写真はあなたは好きですか、嫌いですか?正直に意識化し、言語化してみて下さい:<原初感情論:15-1>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<愛する>人

2006年09月14日 | 第1章:愛の領域
今日のテーマ<愛する>人、の意味はホモサピエンスである人属は愛する動物である、と言う意味です。<私は人を愛せないんです>と苦しむ男女が沢山います。意識の上で、そう感じているのですから、その言葉を信じた上で治療を開始しますが、実は人類(人間)はどんな人でも何かを愛していないと一瞬でも生きていけません。愛するものを無くすと殆どの人は自殺してしまいます。赤ちゃんが母の乳房を愛しているように瞬間でも何かを人は愛しています。美しい花を愛する人、お金を愛する人、人を愛する人、愛の対象は人により全部違います。中には不安、怒り、鬱、錯乱を愛している人もいます。愛するエネルギーは定数が決まっていますので、愛する対象を意識し、金、権威、名誉から人に変更しない限り、人は人の愛を得る事は出来ません。愛する対象が何かを総点検してみましょう:<愛する人:14-5>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛は不安と孤独へのプレゼント

2006年09月13日 | 第1章:愛の領域
宇宙と人間の本質が不安だとしても大脳組織は上手く出来ていて、日常生活では人の心を安心させるように働いています。人間の一番恐ろしい性格は傲慢性ですが、どんな人も油断すると傲慢になり周囲を哀しませます。賢い人は、時々心を振り返るので直ぐ自分の傲慢性に気づき、人間の空しさ、哀しさ、不安、孤独を五感と体感で受けとめます。そしてその中から改めて周囲の人々の小さな親切、愛に感動し、また、生きる意欲を感じます。この繰り返しが人生かもしれません。共存共栄、手を取り合って生きていこうと言う考え方の知人を沢山作りましょう。朝、顔を洗う人の表情で、その日の幸せが決まるそうですが、小さな親切と優しい他者への気配りは不安と孤独におののく人類社会での最高の宝。:<愛する人:14-4>:

人気blogランキングへ
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最高の友は誰?

2006年09月12日 | 第1章:愛の領域
人類の発生以来の難問をここで一言で答えようとしているのですが、誰に会えば自分の深い孤独感が満たされるか、という答えは<祈り>しかありません。誰に祈るか、と言うと宗教を超えて、自分が持つ魂に祈るのが最高の知恵でしょう。人生の最後は自分の死で終わります。その死の時、身体から離れていくのが魂ですが<魂は愛そのもの、病む事もなく、永遠に生きるもの>と言われています。その魂は全てを直感で見通す力を持つとも言われてもいます。その自分の魂に向かって、どんな場合でも誠実に問いかける習慣をつけておくと、人生のどんな難問でも答えが自然に心の中に浮かんできます。自問自答の形での祈りの習慣とそこから誕生してくる知恵は人生での最高の友でしょう。哲学史での魂とは、を深く研究してみましょう。:<愛する人:14-3>:

人気blogランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生のオアシス

2006年09月11日 | 第1章:愛の領域
誰が私の孤独感を解消してくれるだろうか?プライドを捨てて素直に心に問うと面白い現象が起きてきます。一つは身近に色々の種類と深さの違う知人、友人、愛する人々が沢山存在しているのに気づきます。また、全員が心の奥で、誰が自分の孤独を満たしてくれるだろうか、と自分を愛してくれる人を探している自分に気づきます。そうこう思索しながら、最後に、一番賢い人は愛される事より、愛する方が孤独感が解消している事に気づきます。自分を愛してくれる人を探して数十年、結局そんなに期待通り自分を愛してくれる人が居ないのに気づきます。魂、心、身体で理想通り愛し愛される人は人生では殆ど遭遇しないものです。身近な人をさりげなく愛し、大げさでなく、小さな親切をしあえる人間関係にこそ人生の大きな愛のオアシスが存在しています。もう一度身近な友情、親切な人を再発見してみましょう。そこに大きな人生のオアシスがあることが分かります。:<愛する人:14-2>:

人気blogランキングへ
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孤独感をいやしてくれる人は誰?

2006年09月10日 | 第1章:愛の領域
人間の本質が不安、宇宙の本質も不安、このような真実が分かってくると、日常生活での人の小さな親切に対しても感謝と喜びを感じるようになります。人間の本質が平安で、宇宙は安定、と考えていると、自分の心を乱す人は敵、嫌な人、と言う事になってきます。人間の本質が不安、そんな中で、どうしたら心を明るく、平和で、楽しく暮らせるだろうか、と模索していると、同じ志の人、目的や夢、理想が類似している人々と出会えるように人間社会は出来ているようです。求めよ、さらば与えられん、人は考えた通りの人間になる、という古来の諺に納得・感動する出合いがあります。その出合いは今までの孤独を満たし、更に大きな生きる意欲となっていきます。これから5回にわたり孤独をいやしてくれる人間について思索していきます。:<愛する人:14-1>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然治癒力

2006年09月09日 | 第1章:愛の領域
ホメオスターシスと言われる<自然治癒力>を意識するか、しないかで、人生が大きく変化していきます。おおげさだなあ、と考えてはいけません。日々の生活がどんなものであろうと、この自然治癒力を信じている人と信じない人は見えてくるものが違うのです。どのような時にこの自然治癒力が働くか、と言いますと、一人静かに雰囲気の良い部屋で何も考えないようにしている瞬間に作動開始します。ばたばたした時空での心の世界ですと、何故かあまり自然治癒力を発揮する事が出来ません。身体の傷が癒えていく場合もあまり激しい運動をしていては効果が無いのと同じです。生き抜く知恵が静かな孤独の時間から生まれるように、心の癒しも身体の自然治癒力を信じて何も考えぬような時間を設定すると突然、良い考えが浮かんできます。古代の人々は睡眠の後か、排便の後か、平原をゆらゆら旅をしている馬上でのまどろみ、の時に何故気づきが生まれるのか、こんな体験から自然治癒力を発見していきます。:<孤独と知恵:13-5>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然体のめやすの一つが孤独感!

2006年09月08日 | 第1章:愛の領域
長い間、心理療法の立場から人間観察をしてきました。どんなに厳しい環境に居ても、或人は明るく、自然に、のびのびと生きています。或人は食べていける経済環境に居ても、せこせこして萎縮し暗くじめじめして生きています。この違いはどこから生まれるのでしょうか?一番の原因は<アイデンティーの統合度:生き抜く上での考え方の統合>が整理されていない事、つまりどんな環境に居ても、明るく自然にのびのびと生きていこう、という決意が出来ていない事が原因です。不思議な現象なのですが、人は孤独感が嫌いです。孤独感は知恵の源なのに、それに気づかず、孤独感を感じるとそれを味わうことなく、そこから逃げ出す人が居ます。自然体になれば必ず孤独感を感じるように人間の心の仕組みが出来ています。孤独感を上手に知恵の源として使用するコツを覚え、その上で自然体を身につけたいものです。:<孤独と知恵:13-4>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人は何故、一人で生まれ、一人で死んでいくか?

2006年09月07日 | 第1章:愛の領域
どの人種・文化の歴史を見ても、一人で死んでいくのが嫌で、強引に死の道連れをつれて死ぬ人が居ます。実際の歴史(エジプトの王様、中国の王様を含め)も、神話の世界でもそうです。自爆テロの或種の人もそうです。しかしこの現象は異常現象です。さて一人で生まれ、一人で死んでいく姿は当然だと考えてしまうのも貴重な思索への機会を失ってしまいます。哲学史の中の貴重な思想の一つに<信・望・愛>という概念がありますが、自分の死を正面から見つめ意義あるものにする人は賢明です。刻々と流れ行く自分の貴重な人生を悔いなく生きる知恵を与えてくれる契機がこの人生での<何を信じ、何を希望し、何を愛すべきか>を考える機会がこの自分の死を時々考える事と言われています。<メメント・モリ>。死は決して暗い世界ではなく永遠の愛と希望と喜びの世界>への通過儀礼である事を想いましょう。:<孤独と知恵:13-3>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目に吸い込まれそう!

2006年09月06日 | 第1章:愛の領域
愛し合う男女が互いの目を見つめ合うと互いに吸い込まれてしまう、と言われています。古代の魔術師や現代の催眠術師はこの人間の仕組みを巧みに利用して商売に使います。ホモサピエンスは霊長類と言われるような生物ですが、一番の特徴は<愛である魂>に生きるように創造されている点です。愛し合う二人が互いの目を見つめ合うのは魂と心と身体を一致させ、この世にいながらあの世で生きるかのような愛の世界に行く一番良い方法だからです。それだけにプレイボーイ・ガールはこの仕組みを本能的に熟知していて悪用しますので善良な男女は注意する必要があります。動物が人間の目をのぞき込み危険かどうか察知しようとしますが、本物の愛を確かめる方法も目から吸い込まれないようにしながら、相手の目をしっかりと見つめ自分で愛を確認しながら生きていきましょう。:<孤独と知恵:13-2>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病的な孤独感と健全な孤独感

2006年09月05日 | 第1章:愛の領域
人は<心のありよう>で、心の病気になります。その場合を心因性病理と言います。その病理は<意識、無意識の世界での理想と現実のギャツプ>から生まれます。例えば、よくある事例が、新婚生活での二人の間の病的な孤独感です。新婚なのに、互いに<何と冷たい人>と悩むケース。この場合の治療は二人のそれぞれの理想を総合的に傾聴します。更に二人それぞれの現実の<体験の解釈>も徹底して聴きます。理想の在り方、解釈の仕方が、現実吟味力の不足、考え方の整合性不足、心の抑圧、逃避等の防衛機制の在り方に病的なものが見られるケースがあるのです。このような診断を時間をかけながら、健全な孤独感か、病的孤独感かを識別していきます。今日から5回にわたり誰にでもある孤独感を利用しながら明るく生き抜く智恵を思索していきます。:<孤独と智恵:13-1>:

人気blogランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする