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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

医師法第2章と臨床心理学

2013年04月06日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
今日、かかりつけのお医者さんに依頼されて某氏の心の相談に急遽お手伝いしたのですが、その患者さんは或所で臨床系のカウンセラーにこれこれ、ととんでもない病名を言われて驚き悲しんだ事例を深刻に相談されて、私もまだ、そんなカウンセラーが存在しているのに大変、驚きました。さて日本にはご存じだと思いますが、素敵な法律、つまり医師法があります。医師法第2章の医師資格所有者以外のものが安易に病名を用いて公式の場で平然と会話していると処罰される場合があります。医師以外の臨床心理学の従事者はどんな場合でも悩める人々の病理に対しては臨床心理学の視点で語る必要があるのですが、どうも日本の社会ではこの領域を意識している人が極めて低いのは大きな問題を起こしていくでしょう。私が「暮らしの中のカウンセラーとしての教育事業」に徹したのも、この医師法での大きな問題があるからです。「生き甲斐の心理学」として数十年、教育事業として働いているのは、この病名、という神聖な範囲に踏み込まない為の戦いかもしれません。私達「生き甲斐の心理学の学徒」はこの医師法に基づく病名を使用しないで、生き甲斐の心理学上の概念、例えば、ストレス曲線、幸福曲線、プロセススケール、自己実現への障害問題、思考と感情と行動の概念を駆使しつつ周囲の人々への生き甲斐支援に徹していき、医師法の領域に至れば専門家にリーファーしていく礼儀を所持する必要があります。医師でない者が軽率に病名を口にする事だけは公式の場で避けないと、社会的な犯罪に至る危険もあります。分をわきまえ病名だけは口にしないようにしつつ、人々の生き甲斐に貢献していきたいと思います。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:91>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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美しいかたち

2013年04月05日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
昨日、千駄ヶ谷国立能楽堂で社中の大会がありました。素晴らしい場面を沢山拝見出来て感謝しています。そのあと、師匠が宴を開いて下さり、そこで某氏(女性)のお話を拝聴する機会がありました。私からみれば、もう雲の上のかたです。その方が美しい容を舞台で追求する努力の中で、大自然での美しいものを見ると、そこに芸に通じる呼吸みたいなものがあり、ふと、それを心の中で再現出来た時に、自分の芸が少し進んだ気を感じますと非常に謙遜に述べておられました。太極拳の試合でも、柔道、合気道の昇段試験でも、それなりの呼吸があるようです。心理療法のイギリスでの論文に合格する過程でも、自分が企業を辞めて、独立に或程度成功する過程でも、人間関係を美しく保持する過程でも、いづれも共通した成功のタイミングと呼吸は何か共通しています。美しい姿、美しいもの、そこに存在する原型みたいなものを、それなりに追求する過程が人生、そのものかもしれませんし、その追求の過程が生き甲斐になつているようです。真善美の追求に真理がある、とはよく表現された古代人の思想で古代ギリシャでもギルガメッシュの叙事詩でも神話、民話、伝説にも、この美しいかたちから沢山の知恵をいただいています。美しいもの、それを益々大事にしたいなあ、とおもった国立能楽堂での思い出は生涯、大切にしたいと思いました。
:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:90>


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魂はどこに行くのか?

2013年04月04日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
幸福感の内でも臨終の時に聞く死にゆく人のつぶやきです。昔、ロンドンでの某病院で死んでいったaさんの言葉は私の生涯に大きな影響を与えました。苦労してイギリスに渡り40代で死を迎えた人でしたが信仰の力の物凄さを感じました。本人は相当悪いことをした人生だとひと時は悩んだようですがカトリツクの信仰では復活と贖罪の思想があり「愛と許し」は絶対なので、aさんは安心して自分を愛である全知全能の神様に委ね天国に直接行くと信じて息を引き取りました。お医者さん、看護師さん、それに私は、aさんの神様を信頼している姿を見て驚きました。苦しい息の下からも安心して天国に昇る喜びに満ち満ちているのです。周囲のほうが幸福感に満たされたのを今でもしっかりと覚えています。自分が所持している魂の解釈で人生がこんなにも明るく楽天的になれるものだ、と感動しました。自分は所持する魂が天国に直行すると信じている人の人生は幸福感に直結しているようです。
。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:90>


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人は何故、「幸福感」を感じるのか?

2013年04月03日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
幸福感を感じる仕組みは五感と体感で心理的適応が存在する場合です。その人の独特の成育史で培われた理想と、その人が解釈する現実が合致した瞬間とか、或いは、その人が解釈した現実をあるがままに完全に受け入れ、そこに何の不満も無い哲学、考え方を樹立出来た場合に、感謝が生まれ、そして幸福感が生まれます。成育史の中で感謝するという生活環境か、考え方が樹立されていませんと、中々、幸福感を育てるのが難しいかもしれません。幸福感を感じるか、感じないかは、案外、難しい領域なのです。幸福病というのもあります。幸福でないのに無理に幸福だ、と騒ぐ患者さんは沢山いました。幸福の条件と幸福感の違いも意識化しておく必要があります。このように日々を明るく元気に爽やかに生き抜く為にも、自分の幸福の条件ではなく、幸福感を感じる仕組みについて時々思索していただけると有難いと思います。
。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:89>


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亡霊を見る人、見ない人

2013年04月02日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
鎌倉の歴史を思索しながら腰越で「生き甲斐の心理学」を勉強しています。この勉強会場は富士山と江の島が美しく、かつ、義経公の満福寺がちかくにあり美味しい魚も時々いただけるのでとても素晴らしい会場です。さて私は鎌倉の或場所、例えば北条一族の悲劇の場所等を訪ねますと少し気分が滅入ります。或人は亡霊を見たり感じたりしますが、その現象は大脳の現象ですので私は大学病院でも否定せずそのまま受け入れます。その人には確かに見るのです。だからといいまして精神病ではありません。大脳の現象として対応していかないと、その人は益々自信を喪失し自分が変な人だと誤解していくようになります。世界各地に聖なる場所が沢山存在していて、その現場に立つと面白い体感を感じるのが正常でしょう。感じる人、感じない人、だけの話です。過剰反応は危険なようです。普通の人が亡霊を見た、と安心して会話出来る友を持つ人は幸せですが、あなたは変だ、と騒ぐ友達ばかりの人は、とても可愛そうです。大脳の精神現象として解釈し、その上で、その人の日々の生活での現実吟味力を冷静に観察してみましょう。この現実吟味力に病的な揺らめき現象があれば、まずはプロセススケールの7つのストランズから観察し、全部が底辺であれば、その時は臨床心理学を理解した専門医に相談し、いきなり投薬しないように気をつけていくのがいいでしょう。亡霊を見る人、見ない人、という課題は歴史散歩では、とても大事な研究課題です。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:88>


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「心理的適応」と言う専門用語になじもう!

2013年04月01日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
カールロジャースと言う学者のパースナリティー理論は大勢の人の生き甲斐に大きく貢献しています。翻訳がどうこうと言わずに先輩が苦労して翻訳した「心理的適応:psycological adjustment」と言う言葉にまずはなじみましょう。この心理的適応という言葉を自分に置き換えてみますと、例えば職場で嫌な上司が4月に配属されてきます。この現実に遭遇した時、あなたは多分、心理的不適応現象を起こしますし、4月に配属されてきた新入社員の中に自分の好みの可愛いお嬢さんが配属されてきて気ごころが合いますと、あなたは多分心地よくて心理的適応現象を体験するでしょう。心理的適応、という言葉を心の中で大事にしていくと感覚的にも身体全体でも、好き嫌いの意識化が健康に働きだし、無意識の世界での抑圧から身体症状を出す、という病理現象も激減していくでしょう。心理的不適応、心理的適応、という意識化の訓練を意識して生活していきますと心の精神的衛生が正しく働いてくれます。正直な体感を倫理道徳で裁く成育史があると人は自律神経が疲労していきます。口に出す、出さないは別な問題ですので、心の奥深い領域ではいつもこの心理的適応、心理的不適応、という意識化を大事にしていただきたいと思います。
:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:87>


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親しい人の突然の死・復活祭に想う。

2013年03月31日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
同じ教会の仲間の死亡通知がメールで伝達されてきました。数十年も共に教会で働いた親しい方です。ご主人は数年前に帰天されていたのですが暫く見かけないなあ、と思っていたらこのメールです。元気で活躍されていた婦人ですが、何故、こんなに急に、と心が騒ぎだしました。自分が死ぬ時も周囲はこんな感じなのかなあ、とも思いました。若い頃から比較文化・比較宗教の勉強はしてきましたし、人間の死の問題については、色々と思索しているのに、何故にこんなにまで慌てふためくのでしょう?人は何故死ななければならないのでしょう?いつまでも生きていたい、と願いながら、そんな現実離れした願いは愚かなことだ、とか、メメントモリと若い頃から言い聞かせて今日まで生きてきたのに,何故にこんなに哀しいのだろう?兄弟はまだ元気ですし親友も元気だけれども、親しい人の突然の死は何故、こんなにも哀しいのだろう?数時間経過して心が落ち着きましたが、その原因はやはり信仰の力でした。知識は役にたったとはおもいますが私の心を本当に落ち着かせた力は、やはり愛である全知全能の神様を信じた自分を感謝しました。私の場合、死の問題は哲学では無理で、やはり信仰の力だなあ、としみじみ感謝しました。あの方らしい復活祭を前にした帰天でした。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:86>


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不安感は何故、あるのだろう?

2013年03月30日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
本当に苦しんでいる人に向かい「不安感は何故、あるのだろう?」とは中々言えません。その場、その時のお顔を見ながら切り出す必要があるのですが、もし、人類から不安感を除去したら、どんな事になるでしょう?「生き甲斐の心理学」を勉強していく内に、不安感の、すぐその裏側に平安感が併存している現実に気付きます。不安感を感じないで入院してくる事例が案外多いのですが、その原因は五感と体感で不安を感じているにもかかわらず心の自由を確保する為に、意識的にその不安感を抑圧する習慣が長い間にできてしまっているのです。短い期間ならば何とか逃げ伸びる事が出来ますが、数年間も現実から逃げる習慣が出来てしまうと、無意識の世界から段々と病理が始まっています。自分と他者の混濁、理想と現実の混濁から現実吟味力に病的なものが形成され、みわけがつかない錯乱が始まります。意識化していない病理が生まれてきます。不安感を感じる内は自分が健全なのだ、と思って欲しいものです。不安感は理想と現実のギャップから生まれますので、処理は簡単です。理想を一時的に諦めるか、現実をそのまま受け入れるか、その真ん中で妥協するか、です。現実をあるがままに一旦受け入れるには居直る事が条件ですので、訓練しながら現実を一旦受け入れる考え方に慣れてくると、不安感のすぐ裏側に平安感が存在していることが理解され、希望をもって、明るく元気に爽やかに生き抜く自信がついてきます。人間の本質が平安感だと教える人がいるようですが、人間の本質は宇宙と同様、不安が本質なのです。平安感は恩寵のようです。この原点を意識していないと生涯、感謝の心も生まれてきないでしょう。感謝の心が中心でないと人生は悲劇です。
。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:85>


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駆け込み寺に駆け込んだ後醍醐天皇の皇女から想うこと

2013年03月29日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
首題の皇女の時代背景ですが新田義貞が鎌倉を攻撃したり楠正成が活躍したりした時代です。後醍醐天皇は逞しい天皇なのはご存じでしょう。その皇女が縁あって5世となるのですがお寺の過去帳には歴代の尼僧を、第何世和尚、と書かれているのには驚きました。尼さまでも和尚というのです。さて何故に用堂尼がこの寺にくるようになったか、色々と調べたのですが分かりませんでした。どなたか詳しい知識をお持ちでしたらお教えいただけると嬉しいです。さて以来、このお寺には本当に面白い歴史があり特に女性の人権を守りぬく歴史には驚きます。太平記はとても面白い物語ですが、その歴史の一角を東慶寺が輝かせています。その境内に足を入れますと雰囲気が違います。怨念、感謝、不安、怒り、幸福、錯乱、が入り乱れています。特に裏山の天秀尼等が祀られている辺りには光と陰が交錯していて複雑な想いになりますが、訪れる人々の深層心理を刺激し汚れと禊の織りなす精神状態になります。ですから古来からの場所を訪問する時は、湧きだす感情をそのまま受容する覚悟がないと、かえって不安定になる場合もあるようです。歴史に翻弄される人間を暖かく見守り、自分もどんな現実が襲いかかっても堂々と正面から受けてたとう、とうい決意があると古い神社仏閣は自分を統合させてくれるツールとしても役立つ存在なようです。歴史、文化、宗教を意識化して生きていくと、とても楽しい旅が訪れます。旅の興奮が益々新鮮な日々を生んでくれます。
。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:84>


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鎌倉・東慶寺と幸福曲線

2013年03月28日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
駆け込み寺として有名な東慶寺は鎌倉時代、北条時宗夫人が開山と言われいますが、5世の用堂尼は後醍醐天皇の皇女ですし、20世の天秀尼は豊臣秀頼の息女です。調べると徳川家光の頃、この天秀尼からみの政治事件で会津藩(加藤明成:43万石)が取りつぶされています。この駆け込み寺で平安感、幸福感等の生き甲斐の心理学で定義する幸福曲線を得て生涯を全うした女性は沢山います。臨床心理学では、時々面白い現象があります。それは下手なカウンセリングをするよりも、色々の深い歴史を所持した禅寺や富士山や江の島を訪ねたほうが遥かに精神衛生が瞬時にして良くなる現象が人間にはあるのです。鎌倉の由緒あるお寺を訪問したほうがとても豊かな幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)を手にすることが出来ます。比較宗教学を勉強する際に、この事実を知り、意識化しておいて、人類の先輩が数百年をかけて創り上げた神社仏閣や素敵な場所を大いに活用したほうが賢明なようです。
。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:83>


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神様のボート

2013年03月27日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
NHKの連続ドラマ「神様のボート」を見ました。宮沢りえさんが熱演していましたが最後の解釈はそれなりの幸せを手にしたな、と思いました。あまりあからさまなハッピーエンドですと怒り出す人々が居る世の中ですので、あの解釈は「愛である神様」のなせる技だなあ、と思いながら宮沢さんの演技を見ていました。宮沢さんの人生も、あの小説の主人公の人生も波瀾万丈でしたが、神様の愛の懐の深さを感じさせるドラマでもありました。般若心経の世界でもありましたが、どんな人でも、どんな人生であっても最後は全て、あのように幸せになってほしいものです。:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:82>


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お鼻のお医者さんでの出来事

2013年03月26日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
杉花粉症がいつのころからか発症してウットオシイこの頃、生まれて初めて、お鼻のお医者さんのもとへ通い出しました。幼稚園児は大体がお医者さんのお腹を蹴っ飛ばして泣いています。その中にうーっと声は出しますが我慢して、終わると医師に泣きそうな顔をしているのですが、挨拶して、直ぐ漫画の棚に走っていきます。そのお顔は漫画本が読める楽しさで輝いていて、その姿は何とも西郷隆盛を思い出すような大人物に見えてくるのです。周囲の若いお母さん達も、その大物ぶりに感動して眺めています。私も時々待合室で会うのですが、このところいないので看護婦さんに聞きましたら先週、完治したそうです。あの坊やに会いたいのですが、もう駄目なようです。さてこの性格形成はどうしてだろう、と不思議に思います。その若いお母さんは最初の頃、にこにこしながら坊やの耳元で何か言っていました。以来、お医者さんが色々の機器をお鼻に入れてごちゃごちゃ痛い思いをさせるのですが、じーっと耐えていたのです。大暴れする幼児、このような幼児を観察しつつ、私の幼稚園時代をおもいだしますと今、あーあ、と私が批判している悪い事例に私が該当していることにハタ、と気付きました。今も身辺の森羅万象(世界の外交問題、日本の政治問題等などの現象)に対して、私は相変わらずお医者さんのお腹を蹴っ飛ばして悪口雑言をしているあの幼児たちに似ているなあとしみじみ思いました。さてこれからどうしましょう?
:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:81>


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般若心経

2013年03月25日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
現代に通じる貴重なものの一つに「般若心経」があります。昔、イギリスの大学の研究室で「東洋における基本的な人類の知恵」と題して、恩師が色々と教えてくださいましたがその後、数十年経過して、ふと読んだ日本語の内容が、どうも昔、イギリスで恩師が教えて下さった内容とほぼ同じなのです。冷静に調べたら実はそれが「般若心経」でした。同じような事が「死者の書」でもありました。当時はギリシャ神話にしてもケルト神話にしても聖書の一部でも全部英語で、いちいち日本語にしていたら私はノイローゼになり全部英語で考え、試験も英語で答え、いちいち日本語にしていませんでした。今ではもうすっかり忘れていますが、大脳の一角で、この話はどこぞで聴いた事があるなあ、と感じるのですが、それが何だか意識化出来ないのです。そんなわけで改めて日本語で解説書を読むと、この般若心経の素晴らしさに感動します。聖書も素晴らしいのですが般若心経も素晴らしいもので日本人の私にぴんとくるものが沢山あり私は幸せを感じます。静かに般若心経を読み始めています。難しい本は避けて子供でも理解出来る本をお勧めいたします。今、私が読んでいるのは三笠書房:知的いきかた文庫:般若心経90の知恵:276字にこめられた生き方の真髄:公方俊良著:¥495:です。
:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:80>


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「太極拳と呼吸の科学」という名作

2013年03月24日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
世の中には偉い人が沢山おられます。或人が太極拳は何故、体にいいのだろうと質問します。私はそれなりに答えますが分かりやすく書かれた本の中に首題の本があり、その内容は私の恩師のご子息とお医者さんが書いたこの本が一番良いと私は思います。太極拳と基礎医学の名作は他にも沢山あると思いますが、私が読んだ本では一番納得した本でした。ベースボールマガジン社から2003年7月に出版されていますが、もし、手に入らなければ図書館等で読まれる事をお勧めいたします。某修道院で生き甲斐の心理学を勉強していただいているのですが、途中から急遽、考える事があり、太極拳を取り入れたのですが途端に、今までと違い身体を動かしながらの心の勉強で、急に目の色が変わってきたのを不思議に思いました。中国での古来からの知恵(陰陽思想)を背景にした太極拳は相当深いものがあるようです。現代の複雑な生活での「遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、分泌の6要素」は身心の病理に深い関係がありますが、この太極拳にはあまり難しい事を考えなくても、自然に自分の対処への知恵が何となく湧きだすなにものかが潜在しているようです。古代人の知恵が満載している太極拳を皆さまなりに是非、楽しんでくださいませ。
:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:79>


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テレビの反応に感謝、その反応から古代の人々の知恵に再注目

2013年03月23日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
思い出したように私のテレビへのメールや電話が入ります。その中の一つにこんな内容のものがあり、とても有難くおもいました。京都での録画はスカパーの「心のともしび」という番組で24回放映されているのですが、今ではパソコンで無料で見られます。中高生に分かるように話すようにとテレビのディレクターにしばしば言われていましたが、なにせ固い勉強会を長年してきた私ですので、そう簡単に変身出来ません。テキスト「生き甲斐の心理学」の5頁の6つの重要概念について私なりに努力して話題の内容を練りに練り、そしてこの話題に興味を感じてくだされば、自然とこのテキストで言わんとする人生での大事な概念を思索してくださるだろう、と話を進めたわけです。私の話の最後に心のともしびの神父さん始めスタッフ一同が旧約聖書、新約聖書から、私の話に重なる聖書の言葉を或女性が綺麗な声で語りかけるように締めくくってくださるのですが、実はその数秒の短い言葉に触れて、私自身が感動し涙が流れたことがあるのです。それほど古代の人々の知恵は人生を見つめ、短い言葉で知恵を表現しているのです。川崎に住む某神父さんが電話をくれました。「あなたはあの聖書の言葉に相応しい実例をどうして探し出すのですか?」と。私は答えます「私は私の人生体験と生き甲斐の心理学の理論を語っただけで、あとは心のともしびのスタッフが相応しい聖書の言葉を知恵をしぼって探し出し添えてくださっているのです」と。この問答から今、私は改めて古代の人々の知恵をもう一度、勉強する気持ちになりました。テレビの反応を通して実に深いものを大勢の人々からいだだき私自身が幸せを感じ、益々、このブログを真剣に書く気持ちにさせてくださいました。元気な内に良い文章を、生き甲斐を探究している人々に役立つ文章を、これからも書き続けたいと思いました。:<比較宗教学の視点からの心の旅:78>



自分の生き甲斐を探究されている方々へ:

(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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