五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

大倉山記念館で冥途を感ず

2014年04月11日 | 第2章 五感と体感
昨日は久しぶりに大倉山記念館を訪れました。
某アーティストの三回忌にあたり、大法事展を日曜日まで開催しています。
7年前に亡くなった詩人Oさんが、大倉山記念館を度々利用して活動していたことだったことも同時に思い出していました。私のやっている表装と彼の詩と集めていた和紙で繋がったことが親しくなるきっかけでした。
彼が亡くなる数年前に書いた詩が江戸時代に殉教した神父が日本に持ち込んだ親指の聖母(悲しみの聖母)の絵画をモチーフにしたものであったため、この絵を巡り、彼が亡くなる直前にあり得ない様な人との繋がりを経験したのです。そのあり得ない様な人との繋がりの人々も既に天国にいらっしゃる方々です。
天にいる人たちが、昨日も大集合していたらしく穏やかな暖かさが伝わってきました。
新たな繋がりのMさんの展覧会のお陰で、たぶん、明度の同じ人々が天でも出会っているであろう、と。。。

そして昨日は、自分の好んで選んできたものとの対峙もし、懐かしさにも包まれました。

もともと大倉山記念館は、精神文化研究所というものを立ちあげた大倉さんという方が建てたモダンな建物です。
今は横浜市の施設として拝観、利用でき、展覧会やコンサートができるようになっています。建築物自体が芸術品です。

その建て物の中で意思の明度が一緒である様な、不思議な一貫した統一性を昨日も感じながら夜まで過ごしました。

明度と冥途が共に合い混じるような平安感に、メメントモリ(死を想う、死を思え)の時間を与えられました。

このような時間を与えてくださり感謝しています。

天から息吹を吹きかけられた様な、そんな感じです。

お釈迦様の誕生日と四旬節真っただ中「復活祭」までの中間の時期、赦しの秘跡のような、そんな一日でもあったように思います。一足早く復活祭を体感しちゃったような、そんな感じと似ています。

天国のみなさま、ありがとうございました。敬愛するエリックサティも、その中のお一人です^^。

☆☆
4月22日(火曜日14時~)~27日(日曜日)世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」の作品展を行います。新緑の季節、砧公園をお散歩がてら、ぜひ!


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