五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

二つ星のお料理屋さん

2014年04月05日 | 第2章 五感と体感
先日、横浜あざみ野の懐石料理屋「きむら」で食事をする機会がありました。
ミシュランの二つ星を頂いている料理屋です。
客が10人も入れば一杯になる様な店の広さ。
御主人は瓢亭で修行を積まれ、地元横浜あざみ野に店を構えました。
奥様がお店を切り盛りしていらっしゃいます。

お人柄の良いご夫妻に、好感を持ちました。

食事も美味しく頂き、次々と現れる好い器に眼も愉しみ、そして、最後に出された煎茶の器に「自然坊さんですか?」と、尋ねると「そうです」とのお応え。

唐津焼、特に子古唐津をこよなく愛する私は、自然坊(じねんぼう)さんの大ファンで、20年ほど前、数年に渡り毎年一点又は一組ずつ求め、今や私の宝として大事に使っています。
その自然坊さんは去年亡くなられたとのこと。

器に埋もれて死ぬわけにはいかないので、長年続いた母と私の骨董含めた器集めは既に打ち止めとなっていますが、好きな作家の器が我が家とは違う場所で出てくることほど嬉しい事はありません。

気の合うお仲間と和やかに語り合い食を堪能するなか、塩梅良いタイミングでおもてなしをしてくださり、お陰さまで心地良くお店を出ました。

ミシュランの覆面審査員は、ほんとうに覆面だそうで、どなたか審査されたかは全く気付かなかったそうです。

自然体に店を愉しむ人ほど、怪しいのかもしれませんね^^。

小さなお店ですので、予約が必要です。

能面がお好きだと仰る御主人が選んだ翁の面が出迎えてくださいます。


☆☆
4月22日(火曜日14時~)~27日(日曜日)世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」の作品展を行います。新緑の季節、砧公園をお散歩がてら、ぜひ!


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