五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の言葉

2012年07月24日 | 第2章 五感と体感
自分の言葉で、言いたい事を表現できないでいると、「怒りの矛先」に対しての文句をつけ、他者の注意を引くことで、あたかも自己主張しているかのような気持になることは、自分を守るための「人の傾向の一つ」かもしれません。

でも、それはここで私が言う「自分の言葉」とは違います。

自分の言葉とは、一体何でしょう。

自分で感じ、自分で考え、そのことを自らの言葉で表現することができると、案外怒りの感情の取り扱いが、もう少し穏やかになるかもしれません。

小学校の頃から、自分で考えたことを言葉でしてみましょう。。。と、教えられてきてはいても、聴き方を教えてもらっていないと、自分の考えたことを口に出すことが出来にくい、ということもありそうです。

自分の言葉で感じたことを伝え、考えていることを伝えるということは、他者の反応を気にすることにも繋がります。
否定されることなく「うんうん、なるほど」という反応があれば、もう少し自分に自信を持つことができるようにも思います。

自分の言葉で自分のことを表現することは、まずは聴くことから始まっていくようです。

息を吸う事から始めるのではなく、息を吐くことから呼吸の練習をすることとちょっぴり似ているように思います。

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