五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

身の程を知る

2010年08月30日 | 第2章 五感と体感
日曜日は横浜金剛流の会でした。

稽古を始めて丸2年。観るだけの世界から演じる世界に足を踏み入れて、だんだんと様子が見えてきました。

日本人の原型をしみじみと感じつつも、生まれてから今日までの音階教育はしっかりと自分のアイデンティティに根付いており、ひたすら修練しているうちに、また何かに気付いていくやり方しか練習方法は無いようです。

「続けているうちに、何かがわかってくる」のは、どの世界でも同じことが言えます。

習得することに生き甲斐を感じるのは、死ぬまで学習し解釈または体得していく人の習性がある故だと思います。

学習する内容は、人によって違います。
でも、学習によって得る感情に違いはありません。

学ぶ喜びとか、学びの苦しさとか、努力や修練とか、イメージに近づいた時の達成感とか、なかなか出来ないジレンマとか。。。

人との関係も同じことが言えるようです。

理想と現実のギャップから表出する自分の感情は、理想を優先しようとすればするほど苦しみが増し、現実を放置することで益々抑圧が深くなっていきます。

自分が理想と現実のギャップをどう処理していくには、一つの方向性からだけでは無理がありそうです。

多様性を知ると、人は自分の身の程を知ります。

身の程を知ると、自ずから、自分の心身を律する気持が湧いてきます。
心身を律する気持は、謙遜な気持ちにも似ているように思います。

いよいよ二学期の仕事や勉強会が始まります。
卵の殻を剥いたような「つるり」とした気分で新しい学期を過ごしていきたいものです。

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