歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

東京駅前広場で裸で愛を叫ぶ男!それには複雑な背景が!主張が!思惑が!想いが!

2018年06月07日 | 東京の風景

先日です、「久しぶりに大都会の東京の、玄関、東京駅へ、ちょっと、行って見るか」と、なったのでした。

常磐線の品川駅乗り入れが始まって、初めての東京駅です。まあ、すべてが品川乗り入れでは有りません。今回は、11時46分位着?が運良く品川乗り入れでした。

それで、その日は土曜日で、車内はずっと肩が、触れるか、触れないか、程度に混んでいたのです。そして、日暮里到着。

以前ですと、ここで山手線、京浜東北線に乗り換える人達が降りて、車内は立っている乗客はチラホラ状態になるのです。

でも、今回は、品川乗り入れですから、ほとんど降りないと思っていたら、何のことはない、以前と同じく、乗り換えでぞろぞろ降りて行くのでした。

品川乗り入れで、「乗り換え無しで、東京、品川」とのうたい文句でしたが、品川乗り入れは、あんまり関係なかったような、皆さん、山手線で池袋方面や、京浜東北線で浦和方面に行かれる乗客の方が多かった?

それで、上野を過ぎて暫くして、新しく建設された専用高架を走ります。新幹線より高いところを走ります。高いところなので、途中駅はなく、上野の次が直ぐに東京駅。

東京駅で降り、通路を歩き改札に向かうのですが、人混みの多さに、「君達は、何処から来て?何処に向かっているの?」何て、思ったりしたのです。

丸の内南改札を抜け、駅前広場に出ます。う~~ん、東京です!この景色!

毎日、毎日、田圃の畦道を歩き、トンボや、シラサギや、カエルや、ウグイスや、ホトトギスに囲まれた生活から、この景色は、とても、とても、刺激的!

この先は、皇居となります。

高層ビル乱立で、とても、とても、刺激的。

丸の内側のこの広場が、最近完成したのです。まあ、今回の、小さな目的が、この広場でした。まあ、どんなもんやら?と見に来たのです。

確かに、以前よりも、ゆったりと、広々で、豊かで、落ち着いた雰囲気になりました。中央の芝生は我が家の近所の田圃一枚程度ですが、それなりに景色を創っています。

各国の大使が着任すると、この景色を見ながら皇居に向かうのです。

日本のイメージを決める景色?

カンヌ国際映画祭で「万引き家族」を見て、この景色を見ると、イメージに混乱を生じたり?生じなかったり? 古今東西、何処の国でも、表があれば裏がある、当然の常識!として、特に問題無し!

芝生越しに駅舎を眺めます。木陰で休息する人達、ここは、とても涼しいのです。食事している方も、ちらりほらり。でも、ここで、コンビニ弁当を一人食するのは、ちょっと寂しいです。本日、わたくしは二人連れ、小さく、小さく、写っています。

東京駅は駅舎も復元して、広場が整備され、これで平成の再建計画は一応終了でしょうか?そして、もうすぐ平成の世もおしまい。

以前来た時は気が付きませんでした。こんな処で、腰布一枚で、大空に向かって両手をひろげ、こんな男性が、立っていました。

テーマは”愛”

それで、ちょっと調べて見たのですが、この像、かなり、かなり、複雑な歴史を背負っているのでした。

実は、第二次大戦後、連合軍による東京裁判で戦争犯罪者として裁かれた、関係者や遺族が、昭和30年に平和を祈って建立したのです。

そんなことで、ふつうであれば、堂々と、建立した関係者の名前とか、目的とか、いろいろな経緯が記された説明板が設置されるのですが、それなりの配慮が働いているようです。

配慮と云えば、この像が、東京の玄関に建てられたこと、皇居を背にして立っていること、そのあたりに、複雑な、配慮と、思惑と、主張がありそうです。

建立した遺族には、A級戦犯の関係者が含まれているのです。

話しが、とても、とても、重たい方向にながれました。

はい、このあたりで、それでは、駅前を一望できる「キッテ」の展望デッキに上ります。

あちらが、皇居方面となります。ホントに!ホントに!これが平成の東京!刺激的!

今回は、これまで。

次回は八重洲口に向かいます。

 

それでは、また。

 

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