歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

取手市の“がっしょうののさま”が可愛い!弘経寺。 

2007年11月21日 | お寺・神社

突然ですが、10月18日に予告もなく突然中断した「取手シリーズ」を再開します。

えーと。今、写真を見ながら記憶を呼び覚ましています。

えーと・・・・・・そうです。取手競輪場を見学して、正面ゲート前の急坂を下って大通りに出て、少し行った先で脇道に入ったのでした。

市内の「案内板」にあった「お寺」を探したのです。競輪場の裏手に位置していました。遠くにそれらしき樹の繁った高台が見えて来ました。

高台の下をぐるっと回る道があり、何本か高台に上がる坂道があったのですが、もう少し先、もう少し先と、奥に進んでいったら、住宅街に入り込み行き止まり。

来た路を引き返し、最初に見つけた坂道を上がる事にしました。坂を登った先は予想どおり、お寺の参道に通じる路に出ました。

かなりの坂道を「座り漕ぎ(この日は自転車)」で登って来たので、参道で一息ついていると、大きなトラックのエンジン音が響いてきました。

ダンプカーの巨体が、参道の石畳の上をゆっくりこちらに向かって近づいて来ます。

石畳に、鐘楼門に、大型ダンプ、奇妙な風景でした。

傍でマンションの建設中なのです。工事車両は参道を通るしか道がないようです。

「山門」と「鐘突き堂」を一つにしたスタイルです。

鐘楼門のため高さがあり、両脇の塀とのバランスが良くないです。塀が低く、長さが短く、安定感、重量感に欠けます。

やはり、ここは、やっぱり「鐘」は鐘、「門」は門として独立していた方が良いようです。二つの役割を一つにしたのは「金」の問題でしょうか?

「鐘突き堂」として見ると、なかなかいいのです。


落慶が平成3年4月29日になっています。最近できたのです。



平瓦と丸瓦の本瓦拭き、角のこの「反り具合」が気持ちイイです。


隣はお寺が経営する幼稚園。元気に遊ぶ声が聞こえてきます。トテモ可愛いです。


園の入り口には可愛い「銅像」の「がっしょうののさま」、園児に読めるように「ひらがな」です。


私の孫も、今年幼稚園の「年少さん」になりました、「ひらがな」は全部、カタカナもかなり読めるのです。

今の子供は何でも早いようです。私などの頃は、鼻を垂らし、指をしゃぶり、泥をこね回していました。字を読む何て事はトテモ、トテモ・・・・・・。

こちらにも、利口そうな子供「せいしまるさま」が居ました。このお寺は「浄土宗」です。開祖の「法然上人」の幼い頃の銅像です。

法然上人の幼名「勢至丸(せいしまる)」。これも園児を意識しているのでしよう。


本堂は「鉄筋コンクリート造り」です。銅板拭きの屋根はいいのですが、鉄筋とコンクリートは「有り難み」に欠けます。


木造の様式で鉄筋はいけません。鉄筋は鉄筋で、それに相応しいデザインを採用すべきです。

鉄筋を木造に「見せかける」のは、どうにも「頂けません」。宗教施設に「偽り」があってはいけないのです。

そうでした、このお寺の名前ですが「大鹿山清浄院弘経寺」といいます。格式の高い「御朱印寺」だそうです。

開山は、応永21年(1414年)。浄土宗の第七祖聖冏(しょうげい)の弟子、良肇(りょうじょう)だそうです。

天正18年(1590年)徳川家康が当地に遊猟の際に立ち寄り、三十一石の御朱印を授かったそうです。

取手は「競輪場」だけではないのです。こんな、なかなかのお寺があったのです。

まだ、取手にはいろいろありそうです。

それでは、また明日。 





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