歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

守谷市あたりの寂しい風景 その2 

2012年07月13日 | 街の風景
昨日の続きです。

守谷市あたり、と、云うか、“国道294号線”に沿って自転車のペダルを漕いでいます。

国道沿いによく見かける閉店した飲食店。この造りから見て、大手ではなく、個人の店舗だと思います。そば屋さんか、和食の店でしょう。閉店の原因は、不景気の所為ではありません。不味いか、高いか、のどちらかです。間違い無い!


コンクリートの柱に、灰色に塗られたトタン板の塀、そして、工場の外壁の錆た空色のトタン板。そして、そこに甘納豆の看板。何とも、色使いと云い、錆び具合と云い、見事な構成で、あたりに哀愁を漂わしています。


何と云っても、赤いペンキで描かれた甘納豆の文字、脱色状態、剥落状態、とても、とても、素晴らしい!芸術の域に近づきつつあります。


空き地と云うか、原っぱと云うか、そして、その奥に錆びたショベルカー。


錆びに惹かれるのです。錆びは、寂び、朽ちる、果てる、還る、消える。こちらの世界から、あちらの世界に往くのです。


錆びた機械は、とても、とても、寂しいのです。


足下を見ると、これは、もしかして、あの工事現場などにある、あの“コーン”と呼ばれる円錐型の標識の頭が千切れた底の部分? 雑草の中で赤と黒が重なり合っています。役割が終わったのです。


石屋さんの展示品です。こういう橋を庭の池に架け、渡ったり、佇んだり、眺めたり・・・・・・、どんな趣味の方が買われるの? あの筋方面の方?


お地蔵様?とお釈迦様でしょうか、294号線を行き交う人や車を見守っているのです。でも、こういう“展示品の仏像”は、単なる石像であって、何処かに設置され、入仏式?を執り行って、そして、はじめて仏様になる?


それにしても、この石像と云うか、仏像と云うか、お顔と云い、全体のバランスと云い、かなり良くできています。

この手の石像屋さんと云うか、石屋さんを街道沿いで多々見かけるのですが、大きな石像ほど、頭がデカクて全体のバランスが悪いのがほとんどなのです。

と、ここまで書いて、ハッ!、と、気付いたのです。もしかして、頭でっかちに造ってあるのは、仏像を真下から“見上げる”と云う条件下において、丁度イイ頭の大きさなのかも?

今度、あの道路沿いの、あの店の、あの観音様で確かめてみます。

それにしても、お地蔵様とお釈迦様が見つめる先の国道294号線には、何故か、車の影も、人の影も、まったくありません。低く垂れ込めた灰色の雲が、何か、とても、寂しいと云うか、不気味と云うか・・・・・・。


守谷市、国道294号線の寂しい風景でした。

それでは、また。

※追記
本日は13日の金曜日です。金曜日と云えば、原発再稼働撤回!の首相官邸包囲デモの日です。18~20時と云うのは、やっぱり、かなりムズカシイのです。やっぱり、東京の永田町は遠い・・・・・・。

来週16日の11時から“代々木公園”で、内橋克人・大江健三郎・落合恵子・鎌田慧・坂本龍一・澤地久枝・瀬戸内寂聴・辻井喬・鶴見俊輔等の人達が呼びかけ人となって、“さよなら原発の10万人集会”が開催されるそうです。


どうしょうかな? 行ってみようかな?

※本日(15日)の15時30分に集会参加を“決断”しました。まぁ、参加と云っても、会場の中や周囲をウロキョロと歩き廻るだけですけど・・・・・・・。あの「制服向上委員会」の方々とか「小室等さん」とかも参加され、市民グループの第二ステージは“踊って唱って”の、お祭り的雰囲気かも?

コメント (2)
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