歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

②外苑銀杏並木で“SELAN”を見つめ佇む女性

2011年10月13日 | 東京の風景
一昨日の続きです。

いよいよです。青山通りのこの先を、左に曲がると銀杏並木、正面奥には絵画館が見えるのです。紅葉の時期に必ずテレビの画面に登場する、東京の名所なのです。

この雑居モールの“シーアイ・プラザ”も、さすがに青山です。一字違いの板橋区の“大山商店街”とはエライ違いです。


しかし、です。眼を凝らして見たら、何と、何と、あの“東北の田舎色”を売り物にする、あの居酒屋“北の家族”です。ココだけは、かなり、“アオヤマ”と云うよりも“オオヤマ的”な空間です。


北の家族は見なかったことにして、銀杏並木に入ります。オゥ!コレです!銀杏並木にオープンカフェ、お洒落な店で、お洒落な方達が、お洒落なひとときを過ごしているのです。


と、思ったら、こちらの店の入り口では開店待ち行列です。店の入り口で行列して開店を待つのは、パチンコ屋ぐらいと思っていたら、お洒落なカフェでも開店待ちですか?

こう云う風景は、とてもお洒落ではないと思います。お洒落な店には行列は似合いません。それに、お洒落な人は絶対に行列など恥ずかしくてしないものです。

こちらの女性も開店待ちのようです。テラスを見つめています。もしかして、このテラスの、あの席で、過ぎ去ったあの日の、あの出来事を、ひとり想い出し・・・・・・何て? 左腕に抱えるコート、どこかかなり遠いところから来たのでしょうか。


兎に角、何か、お洒落な物語が生まれそうなお店です。“SELAN”かなり人気のお店だそうです。ランチは2千円程度から、ディナーは5千円程度から、まあ、青山ですから、それほど高くはないです。 

それで“SELAN”の文字が気になるのです、“セラン”と読ませるそうですが、イタリア語でも、フランス語でも、スペイン語でもなく、ドイツ語でもなく、当然、英語でもないのです。ギリシャ語でも、ラテン語もありません。

【スタッフは朝礼中で、開店まであと15分、開店は11時半】

それで、このセランと云う店ですが、「株式会社キハチアンドエス」と云う会社の経営で、この会社は“熊谷喜八さん”と“(株)サザビーリーグ”の共同出資の会社のようです。

熊谷喜八で・・・キハチ?、何か、どこかで、聞いたような、この業界では有名なような?それで、喜八さんはイタリアとか、フランスとかの料理をベースにした無国籍料理が売りのようです。

“無国籍”で閃いたのです。“SELAN”はもしかして“エスペラント語”では?と思い調べたら、正式言語ではなく派生語として“血清”とありました。レストランの名称が血清では何か変です。

何だか、よく判らないのでした。もしかして、血清は栄養素ですから、食事も栄養で、そんな栄養繋がりで“SELAN”???

それと、“サザビー”の方は、あの“スターバックスジャパン”にも出資している会社でした。兎に角、この会社、いろいろと盛りだくさんの関連会社があり、服飾関係から小物雑貨関係とか、飲食関係とか、欧米のお洒落文化全般で商売をしているようです。

何か、外から見ると、とても、とても、華やかそうな会社です。私から見るとまるで別世界の会社です。青山あたりは、こういう会社がいろいろと、街を演出し、流行をつくり、商売を営んでいるようです。

青山では、犬も外国ナンバーの車に乗っているのでした。


こちらのカフェも開店前ですが、行列はありません。


オープンカフェから自分のお洒落な車を眺めながらひとときを過ごす、これがお洒落だとファション雑誌とか、車雑誌に載っているそうです。


それらを読んで、こうやって車を乗りつけて、眺める人々がいるのです。


向こうの方では、眺める前に愛車を磨いているようです。こんなところでのワックスがけはあまりお洒落ではありません。


慣れない街を歩き、すこし緊張し疲れました。それと、この日はひとりではないので、歩くペースや、関心の赴く先に若干の差があり、いつもよりは疲れるのかも知れません。こちらのベンチで暫しの休憩。


それにしても、この銀杏の先端は、これまでに見たことの尖り方です。これもやはり青山と云う街のなせる技でしょうか。青山では銀杏もお洒落になる?


絵画館が見えて来ました。


表参道の駅を降りたのが10時55分、20分でここまで来ました。


次は、絵画館です。


それでは、また次回。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする