歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

“我孫子シリーズ”は取手から始まります!

2008年04月07日 | 街の風景
4月3日(木)我孫子に行って来ました。

千葉県我孫子市、“我孫子”と書いて「あびこ」と読みます。東京近郊の人ならば読めるのですが、かなり読みにくい地名です。中世の“官職名”のようです。

それで我孫子に行って来たのですが、我孫子には直接乗り込まず、手前の取手に車を置いて、そこからは自転車で走り回ってきました。

常磐線の駅では、上野に向かって、取手、天王台、我孫子となります。

取手から自転車で行った理由は、一番目が運動の為、二番目は、利根川に架かる橋を自転車で“じっくり、ゆっくり”渡りたかった事。

そして、三番目としては、橋を渡って直ぐの「住宅地」を歩いて見たかった事。四番目は・・・・・・、等々、まぁ。いろいろとあるのですが、これからの話しの中で触れていきます。

それで、取手の“とある処”に車を置いて、自転車で我孫子に向けて出発です。6号線、取手駅前の交差点を過ぎて直ぐ、橋の手前にある神社の桜が見事でした。


桜の写真を撮り、自転車に跨り利根川を渡ります。


この橋は、月に2~3度は行き来するのですが、一度“ゆっくり、じっくり”と渡りたかったのです。

橋の上は“制限速度”を“かなり超え”て皆さん走っています。制限速度が“50㎞”も少し変だと思います。


“東京まで38㎞”の標識、隣には“大利根橋”とあります。20数年行き来して、今回始めて橋の名前を知りました。“ゆっくり、じっくり”の甲斐がありました。

それにしても、利根川に架かる大きな橋なので、“大利根橋”と付けたのでしょうが、もう少し何とか工夫があっても・・・・・・、と思うのです。

国土交通省が橋の名前を付けるのでしょうが、

“河川等橋梁呼称決定に関する国土交通省地方道路施設整備局局長通達細則”

なんて、そんなものがありそうな気がするのです。

まぁ。冗談はさておいて、じっくり、ゆっくり渡りながら、下流を眺め、上流を眺め、遠くを眺め、近くを見つめ、心地よい風を感じながらペダルを漕いでいたのです。

その時、気が付いたのです。この欄干に見覚えがあるのです。


数日前にみたのです。同じ6号線に架かる小さな橋で、これとまったく同じ欄干の付け替え工事をしていたのです。

その工事なのですが、取り付け作業者1名、交通整理のガードマン1名の体制で行っていました。

車道には影響はない為、ガードマンの役割は歩道を通る歩行者の安全確保だけです。しかし、この辺りを歩行者が通る事は1時間に一人か二人、居るか、居ないか、そんな場所です。

私は、反対側の歩道からそれとは無しに見ていたのです。作業者が一人で片手で欄干を抱え、もう片方の手でボルトを通し固定しているのです。

“いっぱい、いっぱい”で作業している、年老いた小柄な作業者。

“退屈”そうに当たりを見回し、安全を確保する“若くて体格の良い”ガードマン。

ガードマンが作業を手伝う事は禁止されているのでしょう。それにしても奇妙な光景でした。

“お兄ちゃん! ちょっとだけ助けてやったら!”と思ったりしたのです。

それで、そんな二人組も気になったのですが、欄干も気になったのです。デザインと云い、表面の質感と云い、とても高級感があるのです。

作業者の持ち上げた様子から、材質はアルミと思われます。

鉄と違って定期的な塗装工事を必要とせず、初期投資は高くついても、維持管理費は少なく、トータルコストは下げられるのでしょう。

それにしても、上中下に3本のパイプが走り、下部には別に柵を取り付けた、かなり複雑な構造になっています。

数十年前の鉄製欄干とは、“いろいろな意味”で向上が図られているようです。これも「道路特定財源」で造られているのです。

やっぱりここにも、豊富な財源が“いろいろ”と影響している様です。

そんなこんなを考えつつ、欄干を眺めながら走っていると、県境を示す「道標」を発見。


川の真ん中ではありませんでした。これまで川の真ん中と思っていたのですが、そうではない様です。

この発見も車でしたら気が付かなかった事です。自転車で“ゆっくり、じっくり”の甲斐がありました。


県境を通りすぎ大利根橋を渡り終わると、我孫子市の道標が見えてきました。

ここから左に折れ、6号線から離れ土手沿いの道に出ます。“東我孫子カントリー”のクラブハウス前を通過し、住宅街を走ります。

それでは、また明日。




コメント (2)
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