歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

水海道 “黒塀”と“くねくね”とブラジル

2008年02月28日 | 水海道の風景
昨日の続きです。

二十一世紀の夢見台を降り、さて、次は、どちらに向かって歩こうかと、傍らに立つ市街案内地図を眺めていると、「歴博マーク・・・まちかど歴史博物館」の付いた“武道館”を発見しました。

よし! 次はコレ、迷わず向かいました。宝町サンロードを鬼怒川方向に数百㍍行き、路地に入って直ぐのようです。

歩き始めると、すぐにこの歯医者さんです。


もう、この黒塀と云い、門柱と云い、刈り込まれた植木と云い、決まっています。


羽織り袴の出で立ちで、髭を蓄え「大先生」何てみんなに呼ばれる、老いても尚矍鑠としたた老医師の居る・・・・・・・、そんな妄想が頭を過ぎりました。



それにしても、手入れが行き届いています。黒塀も塗りたてのように見えます。この黒の塗料ですが、昔はタール系の塗料を使っていました。

学校の廊下とか、電車の床とかが木製だった頃、塗りたてはコールタールの鼻に付く匂いがしたものです。



時々、道路の舗装工事で嗅ぐ“コールタール”の匂い、とても懐かしく“哀愁と郷愁”を誘います。

辺りに人の居ない事を確認して、黒塀に鼻を近づけ、哀愁と郷愁を嗅ごうとしたのですが、まったくその匂いはしませんでした。塗料が異うようです。

先ほどの夢見台では“額に手をかざし”、黒塀には“鼻を近づけ”、かなり怪しい振る舞いをしてしまいました。

誰れかが見ていたら、“人相風体”に加えて“怪しい振る舞い”に、かなり「危ない人」だと思われたでしょう。

道路を隔てて反対側にある、この二階家にも同じ匂いを感じます。


コールタールの匂いを思い出しながら、真っ直ぐ伸びる広い歩道を歩いていると、足元の模様に気が付きました。


振り返ると、ずっと“くねくね模様”が施されていたのです。水海道は“くねくね”に拘りを持っているのです。

水海道は、市街地の唯一の直線道路でも、歩く人達には“くねくね”と、自然の揺らぎを求めています。

私は素直に、くねくね模様に沿って歩いて見たのですが、同じカーブをくり返す“人口的くねくね”はとても不自然でした。

でも、この“くねくね模様”いいと思います。遊びがあってOKです!

下を見ながらくねくね歩きつつ、ふと、道路の反対側に眼をやると、ここにも、ブラジルがありました。


ポルトガル語の看板に、外壁の色使い、背景の青い空、ここだけブラジルです。レストランのようです。

通行車両が疎らな為、横断歩道の無い場所から反対側に渡ります。入り口に貼られたソフトクリームのポスターを見て、一瞬、店に入ろうかと思いました。

でも、しかし、むさ苦しい口髭の中年おやじが、一人で入って“ソフトクリーム”を舐めるのは、かなりの勇気が必要です。諦めました。


店先にあった、ブラジルスタイル?の海外通話用?の公衆電話スタンド?


駅前のブラジルスーパーにブラジル銀行、そして、レストラン。水海道では、確かにブラジルをよく見かけます。

ブラジルの先に、武道館の案内看板が見えてきました。


看板下の路地を入ると、まちがど歴史博物館の武道館があるようです。


それでは、また明日。


コメント (3)
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