歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

水戸「丸石・マルキン・秀工舎」の自轉車

2007年05月22日 | 街の風景
「水戸シリーズ」は、今日でホントに最終回です。

250円の「すずき」を後に、元の交差点に戻り、真っ直ぐ直進しました。

交差点角の「ガソリンスタンド」前にあった石像です。市の所有なのか、スタンドのものなのか、名前も謂われの説明も無く「じっと」交差点を見つめています。

この石像、「狛犬」に「獅子」が「入った」ような「顔つき」をしています。奇麗な花に囲まれ、それなりに「扱われて」いる様子。



交差点を過ぎ、数百㍍行ったところで、懐かしい風景が目の前に出現。

「自」、「転」、「車」の「三枚連結」の「大文字」、「大ブリキ」、「琺瑯看板」です。『丸石自転車』も懐かしいのですが・・・・・・・。

何と云っても、私にとって、自転車と云えば『マルキン自転車』です。

今でも時々、自転車を漕ぎながら、

『♪~自転車ホイ! ♪マルキン自転車! ♪ホイの! ♪ホイの! ホイ♪』

と「口ずさむ」ことがあります。

私が乗っているのは、7~8年前に通信販売で買った、製造元表記が無い、「怪しい」折り畳み自転車です。

通り側には「サン號自転車」の看板が2枚。始めて眼にしました。調べたところ、東京の北区「田端」にあった『(株)秀工舎』と云う会社の自転車だそうです。

所在地が自転車工場「らしくて」、「なかなか」いいです。


外壁の波板トタンの「錆び具合」といい、木枠のガラス戸といい、セメント瓦の風化した「色合い」といい・・・・・・、「昭和レトロ」の「匂い」が漂います。

それにです。「レトロ」な「お爺さん」が、丸い椅子に腰掛け、通りの様子を「じっと」眺めていたのです。

それに加えて、お爺さんの向かいにある「作業台」の上には、これもまた「レトロ」な「柴犬」が、同じような「眼」をして、通りの様子を眺めているのです。


「二人」は、こうして「毎日、毎日」、通りを見つめて、もう何年も過ごしているようです。

何を思い?、何を見つめているのでしょうか? 単に「晩飯」の「おかず」を考えているのかも知れないし、若いときに「遊んだ」、「三業地」の想い出に浸っているのかも・・・・・・。

いゃ。多分、通りの反対側から、店の方に向けてカメラを構える、「サングラス」に「口髭」を生やし、汚い「野球帽」をかぶり、昼日中、自転車に乗って「ウロキョロ」している「怪しい親爺」を見ていたのでしょう。

まぁ。兎も角、懐かし風景でした。

水戸も「いろいろ」あり、楽しい街でした。まだまだ「いろいろ」ありそうです。

これで今回の「シリーズ」を終了します。

ここまで読んで頂き、ありがとう御座いました。


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コメント (1)
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