歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

取り壊し「同潤会三ノ輪アパート」

2007年05月26日 | 建物の話し
先日の「場所入り見物」の日、「JR三河島駅」で降り「ウロキョロ」しながら、両国まで歩きました。

ガード下の三河島駅。好きなんです! 三河島で降りたのは、「同潤会三ノ輪アパート」の様子を見て来ようと思ったからです。


「ハングル文字」の看板が眼に付く商店街を通り、「信号」の処で路地を左に入るのですが、何故か?「いつも」違う信号を曲がってしまうのです。




一度間違うと、次回もまた間違うのです。4~5回来て「真っ直ぐに」行き着いたことが一度もありません、今回も間違いました。

覚えようと云う「気力?」がない? 「意識?」がない? それとも「迷いたい願望?」が無意識に作用しているか?

兎に角、今回も「迷い・彷徨い・ウロキョロ」しながら、回り道をして辿り着いたのでした。


「やっぱり」、「案の定」、「予想通り」でした。とうとう「建て替え」られるのです。そろそろ「そんな事態」が来るのではと思っていたのです。


「立ち入り禁止」です。もう誰も住んで居ません。「三ノ輪アパート建設委員会」と書かれています。



1928年(昭和3年)に建設されていますから「約80年」にも及ぶ歴史です。若い時には「80年」は長いと「思って」いましたが、最近では、100年が「一昔」と思うようになりました。

自分が生まれてから「約60年」です、その「過去」の「経過」を「思い返す」と、「100年」も「たかが100年」と思えるようになったのです。




この写真は、3年前に撮った写真です。この「状態」の「建物」に人が暮らしていました。

その時、窓越しに垣間見た部屋の内部を思い出します。
天井は「梁」が「剥きだし」になっており、釣り下げられた「裸電球」の下を、髪の薄い老人の頭が、窓を通り過ぎて行きました。不思議な光景でした。


遂に「取り壊し」です。数週間の「命」でしょう。


青色の「ゴミ収集車」が邪魔です。この角度から『同潤会三ノ輪アパート建て替え計画』の「垂れ幕」を入れた、「全景写真」を撮りたかったのですがホントに邪魔です。


「垂れ幕」にあった『株式会社コスモスイニシア』の文字に「何か?見覚え?聞き覚え?」そんな「気」がしたのです。

調べてみたら、あの「リクルート」の関連会社の「リクルートコスモス」が社名変更して「コスモスイニシア」になっていたのです。「江副浩正さん」は経営者として最近また「注目」されているようです。


それにしても「三ノ輪アパート」は「消えて」しまいます。これで「同潤会アパート」は「上野下」だけになりました。あちらは「状態」が良いので、後数年は生き残れそうです。

「上野下アパート」が取り壊される時は、「最後の」と云う事で「多少」は「話題」になるかも知れません。

最後から「2番目」は注目」されないでしょう。

それでは、また明日です。 
コメント
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