由湖子、という名前に。
ふと思いついて、忘れないようにうたっておく。きれいな印象だと思うので。
今日も丁寧につとめた。
しばらくさぼって、また手が鈍くなってしまったcelloを少しでもお稽古。
ドビュッシーのグリーン、は水のたゆたうように弾きたい。全部が曲線、アクセントはつけても角はいけない。
そんなことを考えてているけれど、まだ手は青息吐息。昔より解釈や理解は深くなっている。それがうれしい。
謙虚に、いろいろ勉強したい。まだまだ。
風の音に
今日は職場の新年会。思い切って、最初の自己紹介で、「山口雪香」を名乗った。勇気が要ったけれども。
このごろ介護をテーマとした物語を書き始めたので、同僚の意見が欲しかった。それをお願いしたかったので。
ひやひやしながら、表現を選んでいる。守秘義務、感情の機微に触れないか、と。
きれいごとで福祉の世界は語れない。ましてこのごろ弱者切り捨てがあからさまな時代に。
自分のリアルを支えている職業に対して誠実であろうとすれば、苦いことも書く。
それについて、率直に批判や意見をいただきたい、と。
介護は、これから今まで以上に、厳しい状況になりそう。介護報酬がひきさげられる、ということはあからさまな政府のこの業界への軽視だ。
いままでも十分な処遇がされたとは思えない。だが、私の眺めてきた介護の世界では、とてもまめやかな対応をするワーカーが多かった。
それは、報酬以外の、ワーカーたちの良心、善意、やさしさでプラスされたものだった。
血を分けた家族でさえ、ある瞬間、ある状態の高齢者を受け入れることができるだろうか、と思う。いや、できないからこの職業がある。
本来なら家族が担うべき重荷ではないか。それを誠実に努めながら、なぜ軽視されるのか、私にはわからない。
政府は何を考えているのだろう。高齢者福祉をけずることは、やがて高齢者そのひとへの虐待を招く。
多くの庶民が暗い老後のデザインしかできない日本にするつもりなのだろうか。
そのような政府を、庶民はなぜ信用するのだろう?
低い処遇を受けつつ、ワーカーたちはどこまで報酬外の「誠実」で高齢者福祉を支え続けられるだろうか。
福祉の世界で働くことはすばらしいやりがいのあることだ。私の周囲は口を揃えていう。高齢者さんからさまざまな生きる力をいただき、学んだ、と。
わたしもそうのひとりだ。
だが、やりがいだけで現実はしのげない。若く優れた人材が、冷遇されるこの世界に集まるかと思う。
福祉の世界が、若者にとってもよき職場であってほしい。
そんな気持ちで、今の「チェリー・トート・ロード」を綴っている。
題詠「兎の恋」
本歌は、
思はじと思ふもものを思ふなり思はじとだに思はじやなぞ 躬恒 古今和歌集雑十八下
もうひとつ
行く水に数かくよりもはかなきは思はぬ人を思ふなりけり 伊勢物語
こちらは小野小町の歌だったでしょうか。
このごろあらためて和歌はすてきだあ、と感動しています。言葉が削がれていて、無駄がない、と。
今年の抱負は、万葉集と古今和歌集を通読することです。
「さゆらもゆらに水晶虹彩」に「カイト・キメラ2」をアップしました。お暇な折りにお覗きください。
ときどきこの空間で、一緒にインナートリップをお楽しみください。
よい一年をお祈りいたします。
新年のすてきなできごと。
☆彡『未来』1月号で、また夏韻集巻頭の光栄をいただきました。なんだかすみません、わたしみたいな風変わりがこんなおひきたて。
たくさんすばらしい歌人さんがいらっしゃるのに。でも、うれしいからアップ。
☆彡主人のお兄さんから誕生日プレゼントいただきました。大人のショコラ。甘味が少なく目が醒めるような渋いカカオ。ダイエット派にもGOOD!
鎌倉ブランドみたいです。ゆっくり楽しませていただきます。感謝。
☆彡昔からの、それこそもう四半世紀以来の友人からお誕生日プレゼント。インコとお月様だいすきなわたしの好みを測ってくださいました。
ありがとう!
HAPPY日記でした。えへへ