市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

陽炎の揺らぎ毀(こぼ)ちし鍵盤のならぶ黒白(こくびゃく)春の花盛り

2011-04-12 20:42:10 | Weblog


 ふと。




 塚本邦雄さんの歌を眺めて。
































 
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ふっくらと陽だまりの土すくふごと被爆の汚染消すよしもがな

2011-04-12 20:32:53 | Weblog



 福島第一原子力発電所の事故レベルが、かつてのチェルノブイリ級の7になったと。




 昨夕から今日にかけて、強い余震が続く。このごろすこし落ち着いてきたかな、と思い始めていたのに。

 こちらでもかなり揺れた。


 午後2時の揺れのときには、ケア先にいたので、そっと利用者さんのうしろにくっついて、天井の蛍光灯の揺れ具合を測っていた。


 事故レベル7は最悪のクラスという。災害の影響はどこまで拡大してゆくんだろう。


 ゆきかえりの道すがら、いたるところ春の花盛り。せっせと早足で歩けば汗ばむほどの陽気。


 耕されたばかりの畑からは、陽光にぬくもった土の匂いがすこやかにたちのぼる。





 レベル7。最悪。どきんとする響きだ。

 今後、そんな数値が改められることもあるのかしら。

 
 汚染の歎き、現地のひとびとの流浪の苦痛、不安……これからの長い道のり。


 不本意によごされた大地や水だって、きっとかなしんでいるにちがいない。








 

 



 

 
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