今日は北杜市津金まで足を伸ばした。
子供のころに歩いた野良の記憶をたぐったが、あちこち区画整理され舗装され、昔、目印にしていたものが何も残っていない。それも当たり前。
母の透析が始まってから、こちらに来る事はますます難しくなり、あっという間に10年。山里や村の景色がすっかり変わるほどの開発はないけれど、思い出をなぞることは出来なかった。
海岸寺まで登りたいと思ったけれど、諦めて下った。
その後、県立美術館に寄り、テルマエ展と常設展、地元の絵画会や書道展を鑑賞して気持ちを上げた。
世界帝国ローマの繁栄を改めて感じた素晴らしい展示だった。当時は公衆浴場が美術館だった!
ちょっと驚いたのは、写真には撮らなかったが、ローマ市民たちが入浴時に使った洗身具で、たいそうごつい金属製の垢すり?など。まるで馬を磨くようなヘラ。古代ローマ人はそんなにも頑丈な身体と皮膚だったんだろうか。
信じがたい気もする。。。
こんなに美しいガラス細工。
二千年も前の誰かが拵えて、生き延びた光。
愛と感謝。