雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

かたことの風の音聞く半ばにて残す言葉は生きてのまぼろし

2016-08-03 15:07:30 | Weblog


夏の風に



荷造りはほぼ終わり。





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雨霧のぬるさに慣れてあと七日港に発たむ海見ゆるはや

2016-08-03 08:53:32 | Weblog


ふと、




もうじき海のそばへ行く。

山梨の日々は様々健闘、良くやったと思う。



今ブログに連載小説をアップしているが、山梨のことも少し書き込むことにした。


ふるさととの縁はたぶん淡いままだけれど、未来への恩返しとも考えて。


小説ブログ、さゆらもゆらに水晶虹彩、おヒマがありましたらお覗きください。






50代に入り、時間の有限を実感する。

人であれ、ものであれ、人生の大事な時間を歪めるような無駄なことや、不愉快なことは、できる限り捨ててしまって良いのではないかと感じる。

ひとつの理由は、老た母親を見て感じる。

彼女は自立心旺盛で向上心も強い。その分他人に甘える技術は皆無だが、公職を定年まで勤めあげ、経済も安定している。

気の強い彼女の友人はあまり多くなかった。

今はそうした友人たちも次々と亡くなり、親類縁者もあらかたは鬼籍に入った。


だが、彼女は寂しいと愚痴をこぼすこともなく、誰かに依存しようなどとは、まして夢にも考えない。

今も週一回大学で法律の講義を聴講し、暇があれば自宅で刑法を学習している。

時々入院すると、自分の大病はさしおき、同室の患者を励まして感謝されることもたびたびある。

腎臓を患っていなければ、年2回は旅行を楽しみ、蓄財し、悠々自適だ。


多少偏屈で孤独だか、理想的、円満でなくとも、彼女はみごとに老を全うしていると、娘のわたしは感嘆する。

自分自身と仲良くすれば、やはり断捨離は良いものだと思う。



やるべきことや、有意義に考え、美しく感動することは、これからの時間の中にも無限にある。


今日も丁寧に優しく過ごそう。きれいな年齢を重ねられるように。





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