市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

風の音に聴きゐる海の遠きこと夕べほのかに絃を張らむよ

2016-01-07 16:44:39 | Weblog

吹雪、擱筆。



子供のころ、動物文学が大好きで、戸川幸夫全集は愛読書のひとつだった。


その中に、鷹匠に飼育された吹雪という鷹の物語があり、何故かわからないが、幼心にくっきりと刻みこまれた。



これは鷹ではなく鷲だと思うけれど、やはり浮かんだ名前は吹雪。


絵を描くのは、一瞬の幼児退行か、感動の追体験かと思う。


慌ただしい毎日、とりとめなく過ぎてゆく時間を、わたしだけの色、画像に昇華する。ただそれだけのこと。

それも、自分のカタルシスのための大切な活動。


家事と仕事以外の、自分の居場所を作っている。






芝居も音楽も。


これからまた三味線をお稽古しよう。

鈍ってしまったが、その音も隠れないわたし自身のささやかなアイデンティティー。









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