市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

追憶の窓ひらくとき現身(うつそみ)の睫毛は閉じて夜風を聴かむ

2008-04-15 20:49:32 | Weblog


 夜風に。









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抒情ひびく波紋の蒼さかはたれにこぼれる一行きよらかなれよ

2008-04-15 18:47:34 | Weblog


 空の美しい日、樹はどのようにうたったか。

 
 空の病む日、樹はどのように耐えたか。


 空の荒れる日、樹も又どのように荒れ狂ったか。


 すべて垂直に空に仕えるべく運命づけられたものたちの歴史。


 あの貧しい一行詩篇のように。

                              ……浜田到さんの随筆「血と樹液」から






  この方のエッセイは、そのまま詩のよう。

  あまりに透徹していていたましい。

  共感しつつ、いたましい。

  わたしのなかの詩への想いを代弁してくれる部分と、

  鋭利な刃先に触れるようなおびえが奔る断片こもごも。


  

 
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ひそけくも愛しむスラヴの森に湧く静寂DOVORAKは韃靼の音いろ

2008-04-15 14:02:57 | Weblog


 ようやく午後ぽっかり空いた。

 
 しばらくチェロに触れなかった。

 
 ちょとした間にはチェロを、という椿さん。

 
 わたしは詠ってしまう。

 

 でも午後からはすこしお稽古しよう。それこそ初歩から。

 CDEFGAHのスケールから。

 ゆびさきが鈍くなっているだろうし。



 ドヴォルジャークが好き。

 スラヴ舞曲、新世界、ユモレスク、それから「森のささやき」


 今日そこまで奏でられたら……。

 スラヴには昔々、チンギス汗の世界制覇のおかげで、東洋の遺伝子が混ざっているそうだ。

 混血が複雑だと美男美女のこどもがうまれる。

 あの新体操の華奢な美少女たち!

 中国雑技団の曲芸と紙一重の柔軟さ!


 とおい血の連絡。音楽のつらなり。

 
 

 






 



 
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初夏(はつなつ)へ伸びゆく若葉血いろ透く葉脈うすぎぬ風さやぐ朝

2008-04-15 08:17:32 | Weblog

 朝に。


 初夏まぢかの気配。


 みどりが薫る。








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アルファポリス