市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

仮想系の銀河昇らば哀しみも思慕さへあはきすみれのやうな

2008-04-08 21:15:45 | Weblog

 夜空に。










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風の抜く胸うらすさぶ結いあげし髪もこころも恋ひしき   海よ

2008-04-08 18:39:36 | Weblog


 帰路、桜山から眺めた光景。


 豪雨は行ってしまった。名残の雨粒がときおりぱらつく。


 やわらかな山容の重なりのかなたに、コバルトの海が盛り上がって見えた。


 地球がまるいということの実感。


 風がからだをつきぬけて揺るがす。


 今朝の突風で、先週買ったばかりの傘の骨がまがってしまった。


 

 樹木には芽吹き。雨に濡れた黒い樹肌に、萌黄いろの芽ぐみがあざやかだった。

 この風ごと、心が飛ばせるものなら。




 画像は、先日、やはり雷雨直前の稲村ヶ崎。





 
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轟きぬ刹那生(あ)れくる暴風のこころよきまで曠野貫(ぬ)きゆく

2008-04-08 08:15:22 | Weblog

 地軸をゆるがし、すぐ耳元で春雷。

 
 ごぉっと風がはしり、空を渡る。


 海がみたい。この嵐もよいの朝、波は、潮はどのように猛っているか。


 こころのなかの澱や停滞を、この雨風が吹きさらう。

 
 海もまた曠野。







 



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