邦題『愛の調べ』は1947年公開のアメリカ映画でロベルト・シューマンとクララ夫妻の夫婦愛を描いた作品。1950年代頃から一般的に映画はカラーになりますが、この映画はモノクロです。主演のキャサリン・ヘップバーンはこの頃すでに40歳。172cmの長身にもかかわらず他の共演者の皆さんも背が高いです。
出演者には例のナポレオン・ソロのウエーバリー課長役でおなじみのレオ・G・キャロルがクララのスパルタな父親の役で登場しています。どこまでが史実か微妙ですが、リストの演奏会にシューマン夫妻、ブラームスが聴きに来るシーンとか、ブラームスの比較的後の作品であるラプソディーを20歳そこそこの彼が初めてシューマン夫妻に出会ったシーンで披露するとか、映画ならではの構成が楽しめます。それにしてもブラームス役やリスト役の男性は写真のように外見が似ているだけでなくピアノを弾く演技もたいしたものです。(実際のピアノ演奏の音はなんとルービンシュタインです。)キャサリン・ヘップバーンも含めて、やや動きが大げさではあるものの、よくここまで演技ができたと感心します。のだめでも手元が映るときには顔が映らないことを考えるとすごい努力です。さすがにアカデミー女優ですね。
この映画ではトロイメライと献呈(Dedication)の二曲が何度も登場しますが、献呈は元々は歌曲だったんですね。今ではリストの編曲版の方がすっかり浸透していますが。。この映画のクリップがあったので貼っておきます。クララがコンサートで謝肉祭を弾いていると、子供がお乳を欲しがり舞台のそでで泣き出します。それを聴いて曲を飛ばして弾いて終えてしまうというシーンです。
Katharine Hepburn, Pianist
出演者には例のナポレオン・ソロのウエーバリー課長役でおなじみのレオ・G・キャロルがクララのスパルタな父親の役で登場しています。どこまでが史実か微妙ですが、リストの演奏会にシューマン夫妻、ブラームスが聴きに来るシーンとか、ブラームスの比較的後の作品であるラプソディーを20歳そこそこの彼が初めてシューマン夫妻に出会ったシーンで披露するとか、映画ならではの構成が楽しめます。それにしてもブラームス役やリスト役の男性は写真のように外見が似ているだけでなくピアノを弾く演技もたいしたものです。(実際のピアノ演奏の音はなんとルービンシュタインです。)キャサリン・ヘップバーンも含めて、やや動きが大げさではあるものの、よくここまで演技ができたと感心します。のだめでも手元が映るときには顔が映らないことを考えるとすごい努力です。さすがにアカデミー女優ですね。
この映画ではトロイメライと献呈(Dedication)の二曲が何度も登場しますが、献呈は元々は歌曲だったんですね。今ではリストの編曲版の方がすっかり浸透していますが。。この映画のクリップがあったので貼っておきます。クララがコンサートで謝肉祭を弾いていると、子供がお乳を欲しがり舞台のそでで泣き出します。それを聴いて曲を飛ばして弾いて終えてしまうというシーンです。
Katharine Hepburn, Pianist
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