世田谷グルメ紀行 - 経堂『はちマル食堂』

　
　台風の影響からかまた暑さが戻ってきた昼下がりに自転車で経堂まで。駅近くのすずらん通り沿いにあるまだ食べログにも未登録の新しいお店『はちマル食堂』に入店。ここにはランチタイムの定番メニューが３種あるのだが、そのほかに日替わりメニューが２種、さらに特別メニューが１種あった。この日の特別メニューは限定５食『牡蠣のバターソテー定食』尋ねるとまだあるということで思い切って牡蠣を注文。価格はなんと１６８０円也。





　バターの良い匂いが漂ってきて到着した牡蠣は予想以上に大きなものが４つ。とりあえず期待値は上回った。レモンを絞っていただいてみるとやはり牡蠣の旨味が実に美味く身がしまっている印象。仙鳳趾産とあったが、こちらは北海道厚岸近くの牡蠣の名産地で一年中牡蠣が取れるという。牡蠣以外はまぁ普通かな。お支払いはもちろんせたがやPayで。

John Coltrane featuring Pharoah Sanders - Kulu Sé Mama (Juno Sé Mama) 1965

　
　NYTimesにPharoah Sandersが81歳でLAで亡くなったという記事を見て今まで生きていたんだと驚いた。Coltraneの晩年期に共演したことで知られていたが、65年当時は25歳と若手だった。 追悼で一曲となると、やはりColtraneとの共演盤ということになり、一番聴きやすそうな(?)クル・セ・ママを。

　圧倒的アフロビートが迫ってくる。アフリカだ、ジャングルだ。こんな曲はジャズ喫茶のバックロードホーンの大音量で聴きたかったなぁ。

Kulu Sé Mama (Juno Sé Mama)

東京グルメ紀行 - 早稲田『Bois de Vincennes』

　
　ランチのあと、明日以降に食べるパンがないのでこの近辺で買おうと探したら意外と学生街なのにパン屋は少ないんですね。みんなコンビニ利用なのかな。早稲田駅前の交差点からずいぶん早稲田通りを東に歩いてたどり着いたのはパリのはずれにある公園の名前からとった『Bois de Vincennes』。この辺りには似合わないようなオシャレな外観。食べログには"早大生にはもったいないおパン"という辛辣な意見もあったが、果たしてここまで歩いて買いに来るのかな。入ってみると客はおらず女性店員さんおひとりのようだ。店の大きさの割には種類が多いのに驚かされます。ケースを眺め朝に食べられそうな軽めのものを選択。３点で計７４０円也。お支払いはPayPayにて。。

　クリームホーンは"何重層にもなったパイ生地をローリングし、 空いたホールにたっぷりと自社製カスタードを投入しております。 表面には降り積もった雪ように・・"ということで、パンの味自体が食感が美味しいです。クリームは甘さを抑え雪のようなフロストシュガーの甘さが引き立ち美味しかったです。



　季節のデニッシュより洋梨のデニッシュ。季節によって変わるようです。冷やすとなかなかうまいですよ。



　"カボチャとクリームチーズ"にはナッツも入っていて不思議な組み合わせです。ちょっと温めていただきました。

東京グルメ紀行 - 早稲田『ふじや』

　久々の病院での検診の後、ランチを食べに夏目坂を下って早稲田の外れにある定食屋の『ふじや』へ。１３時過ぎに入店すると想像よりもこじんまりした店で小生でちょうど満席に。よくある老夫婦でやっている人情あふれるお店。壁にあるメニューのなかなら『豚ロース生姜焼定食』を注文。９７０円也。





　おどろくほど速くできてきた。生姜焼きも味量ともに申し分なし。付け合わせはキャベツ以外にレタス、パセリ、スパサラ、トマトと多彩で、味噌汁も大根の葉、油揚、なめこが具沢山で入っていてうれしい。常連さんの心をしっかりつかんでいるようだ。帰りでは各自お皿を下げてお会計のようでした。

世田谷グルメ紀行 - 池尻大橋『支那そば 八雲』

　
　ちょっと用事があって休日に妻と池尻大橋までお出かけ。１３時３０分過ぎに遅めのランチを取るため十数年ぶりに八雲へ。ここって池尻大橋駅近くに場所を移転してたんですね。さすがに日曜日の人気店ですので店外に１０人ほど行列ができていて、店内にも待ち席があったりして実際に食事にありつけたのは１４時過ぎでした。。全席カウンターの店内では古いロックが流れていた。"She's not there" とか "Pycho Chiken"とかね。自販機をみると大き目のワンタンメンの押し釦が４種類度ド～ンと上段に並んでいた。小生が選択したのは"特製ワンタン麺ハーフ（白）"で１０８０円也。


(店名も具材もちゃんと客の目線で配置されている丼。)

　こちらは丁寧な仕事をされるお店です。スープを一口いただくと予想より濃厚な味わいでした。こちらはどの具材も高いレベルで提供されています。さらにはベースとなる麺もスープもレベルが高いので１０００円を超えても安く感じさせてしまうところがスゴイです。

Chitose Okashiro - Scriabin Etude, Op. 8, No. 12: In D-Sharp Minor (alternate Version)

　
　スクリャービンの名曲と言えばすぐに思い浮かぶのがエチュード作品８－１２。特にHorowitzの息をのむようなライブ演奏が想い出されますが、この名曲に別バージョンが存在していたなんて今日まで知らなかった。演奏するピアニストが少ないですもんね。でもあの Valentina Lisitsaも録音しています。聴いてみると出だしは全く同じですね。でも違った展開でなかなか元バージョンと同じくらいいい曲です。ここは日本人ピアニストの演奏で。初めて聴いた名前ですがCDは何枚も出しています。

Etude, Op. 8, No. 12: In D-Sharp Minor (alternate Version)

世田谷グルメ紀行 - 松陰神社前『ふぁんぱん』

　
　松陰神社のすぐ前にあるパン屋さんで、初めて入りました。ショーウィンドーをみると子供向けというかやや小さめのかわいい外観のパンが多い印象です。その中から３点買ってみました。計６７０円也。


(遊び心満載のチョコバナナ。バナナクリームがおいしいです。)


(パンオショコラは温めてチョコが少し柔らかくして食べると美味しいです。)


(珍しい揚げずに焼いたカレーパン。なかなか美味しかったですよ。)

お支払いはせたがやPayにて。

Bourbon BBQ Source

　
　今から１６年前にニューヨーク州郊外のハイドパークに行ったときにレストランで食べた"Bourbon Glazed Frenched Pork Chop"というのが懐かしくて似たようなものが食べられないかなと調べてみるとこんなものがあった。

　Amazonで買うことができる"Bourbon BBQ Source(業務用)" で価格は１０００円程度。Bourbonというのはウイスキーのバーボンのことだが、ソースと聞くとフランスのブルボン朝時代のソースのように錯覚してしまいそうだ。さてこのソースはいろいろな料理に使えるが、代表的な使い方はソースに付け込んでから焼くスペアリブのような方法とソテーするときに上からかける方法、そしてディップとして使う方法だ。主なレシピはコチラ。

　今回はスーパーで買った普通のポークのロース肉をソテーするときに使ってみた。このソースに味はちょっと酸味があってフルーツ系のような感じもして、かつスモーキーな感じもする不思議な味。



　付け合わせは日本的なケチャップ味のスパゲティー、じゃがいもとブラウンマシュルームのバターソテー、キャベツの千切りなど。ちなみにジャックダニエルで作ったより高級なバーボンソースも売っていますよ。

世田谷グルメ紀行 - 用賀『天穹』

　いよいよ過ごしやすい季節になってきました区役所出張所に行くついでにランチで寄ったのは三年前くらいにできた『天穹
』。１３時頃だったが入店してみると先客は二組。もっと混んでいると予想していたのですが、メニューをみて納得。昨年秋に値上げする前まではサラリーマンでもランチできる価格でしたが、さらに今年も値上げをされたようで、最低でも１７００円のランチメニューになっていました。周りを見渡すとてんぷら定食を注文したようだったので、小生も２３００円の定食にしました。こちらはご飯か自家製手打ちうどんが選べるそうなので冷たいうどんをお願いしました。


(箸も割箸ではありません。)

　最初に運ばれてきたてんぷらだけでテーブルは埋め尽くされました。てんぷらは２皿になっており、合計するとネタは１３～１４種もあります。いろいろなネタを小さめにカットしてちょっとづつ味わえる嗜好になっているようです。魚介類は海老、穴子、キスそしてホタテ。あとは野菜ですね。天つゆのほかに塩とカレー粉でも味わえます。


　
　後から運ばれてきたうどんはさすがにコシがあってとても美味しかったです。てんぷらうどんも狙い目かもしれません。

　最後にいただいたお茶の茶碗は九谷焼でしょうか。内側に百人一首が書かれたおしゃれなものでした。お支払いはせたがやPayにて。

世田谷グルメ紀行 - 千歳船橋『そば一仁』

　
　今日も日差しが和らいだ散歩日和となった。平日の昼時に先日訪れた『とんとん』の並びにある『そば一仁』に１３時過ぎに入店。先客が２組待っていた。しばらく立って待っていたが一向に客が回転する様子がない。ようやくお声がかかって着席できたのは３０分後位かな。ビールを飲んでいる人もいるし、これじゃ近隣サラリーマンのランチ利用は無理だな。その後も１４時前くらいまで客が続いて知らなかったけど人気があるんですね。待っている間にじっくりメニューを見て選んだのは『小海老と野菜のかき揚げ天せいろ』１４５０円也。





　蕎麦はガラス張りの部屋が用意されているので手打ちなんだろうか。かなり細く切られていたが、さすがに味は美味しい。かき揚げには細かく切られた茄子、南瓜、玉葱に小海老が入っていて、カリカリサクサクの状態に揚げられていました。これはかなり旨いです。。
他のメニューも食べてみたいので今度は１３時３０分過ぎに。。お支払いはせたがやPayにて。

世田谷グルメ紀行 - 松陰神社前『リズム＆スパイス ani curry』

　
　ようやく残暑という雰囲気になってきたこの日、久々に松陰神社まで、今回は途中に寄る場所もあったため自転車にて。昼食時にアテにしていた店は２軒ともお休みで、境内でちょっと休んでから商店街をせたがやPayのステッカーを探しながら散歩していると入ったことのない店に目が止まった。カレー専門店のようだ。

　入ってみると店内は女性を含むひとり客を中心に賑わっていた。入口の段差注意の注意書きを見落としてちょっとあせってしまった。店名からR&Bでも流れているのかと思ったら拍子抜け。こちらは昼間だけ間借りをしてカレー店を開いているようだ。メニューはカレー３種(チキン、ダル、キーマ)およびそれらの相掛けのみ。小生が注文したのは醤キーマカレー１１００円也。こちらは注文を受けてから時間をかけて丁寧に作っているようだった。



　ひとつの皿のなかに野菜などが少しづつ配置されている。スパイシーなキーマのルーは多めで最後にはご飯が余るという心配はない。醤というのは甜麺醤のようで、味変用かな。さほど辛くはないのだが水を三杯も飲んでしまった。お支払いはせたがやPayで。

Nancy Sinatra & Dean Martin - Things 1967

　
　中学生の頃に聴いたこの曲、記憶ではシナトラ父娘のデュエット曲だったのだが実はナンシー・シナトラとディーン・マーティンによる曲(主に歌っているのはディーン・マーチン)だった。ちなみにふたりは親子ほど年が違いますが、ショーではキスしたりしています。この頃、ディーン・マーチンはシナトラファミリーの傘下に入っていたのですね。さらに面白いのは小生が"Things" を"Sings"と聞き間違えて憶えていたことです。。元唄は1962年の Bobby Darinの曲ですが雰囲気はだいぶと違っています。。また邦題は『初恋の並木道』。調べてみるとAvenueには並木道という意味もあるんですねぇ。で内容は忘れられない若い頃の淡い恋の想い出を懐かしむ歌です。

Every night I sit here by my window (Window)
Staring at the lonely avenue (Avenue)
Watching lovers holdin' hands and laughin' (Ha ha ha)
Thinkin' 'bout the things we used to do

(Thinkin' 'bout things)
Like a walk in the park (Things)
Like a kiss in the dark (Things)
Like a sailboat ride (Yeah, yeah)
What about the night we cried (Oh)
Things like a lover's vow
Things that we don't do now
Thinkin' 'bout the things we used to do

Memories are all I have to cling to (Cling to)
And heartaches are the friends I'm talkin' to (But you got me now)
When I'm not thinkin' of just how much I love you (I love you, too)
I'm thinkin' the things we used to do (Used to do)

(Thinkin' 'bout things)
Like a walk in the park (Things)
Like a kiss in the dark (Things)
Like a sailboat ride (Yeah-yeah)
What about the night we cried
Things like a lover's vow
Things that we don't do now
Thinkin' about the things we used to do

I still can hear the jukebox softly playin' (Playin')
And the face I see each day belongs to you (Belongs to you)
But there's not a single sound
And there's nobody else around (Woo)　
But that's just me thinkin' 'bout the things we used to do (We used to do)

(Thinkin' 'bout things)
Like a walk in the park (Lots of things)
Like a kiss in the dark (Yeah, things)
Like a sailboat ride (Whoa-whoa)
What about the night that we cried
Things like a lover's vow
Things that we don't do now
Thinkin' about the things we used to do

And heartaches are the friends I'm talkin' to
You got me thinkin' 'bout the things we used to do (Ha ha, I hope so)
Thinkin' 'bout the things we used to do

vow = 誓い
cling = しがみつく

Nancy Sinatra & Dean Martin - Things (1967 'Movin' With Nancy' TV Special)(stereo)

世田谷グルメ紀行 - 用賀『魚菜 膳』

　
　今日も３０度を越えるが、そろそろまたランチで外食でもと向かったのは『魚菜 膳』。この店のことは前から認識していましたがランチをやっているのは知りませんでした。それも火水木限定です。１３時ちょっと前に入店すると先客は男性の一人客ばかりがカウンターに４名。やはり１０００円を超える価格帯であるのと駅から離れているせいもあるのでしょう。店内にはマイルスのプレステッジ期の演奏が流れていましたが有線でしょう。調理担当の店主さんとアルバイト女性という感じでしょうか。

　ランチメニューから小生が選択したのは煮魚定食１２００円也。この日の煮魚はいなだでした。さすがに割烹の部類だけに見た目も綺麗ですし割箸も高級なものでしたね。



　ご主人は和歌山県出身ということです。お味噌汁にはとろろ昆布がはいっていて珍しいですね。前菜3種盛りは南蛮漬け(鰹と鯖？)、しめじと小松菜のお浸し、そして韓国風の胡瓜と昆布の胡麻油和え。蕪の糠漬けもうまいです。さて煮魚は小骨が多かったけど予想よりも濃い目のご飯のすすむ味付けでした。いずれにしても夜がメインのお店でしょうね。お支払いはせたがやPayにて。

世田谷グルメ紀行 - 弦巻『宝蘭』

　
　昼過ぎでもなんとか散歩できる気温になってランチに訪れたのは宝蘭。この店は私が世田谷に引っ越してきた４０年前の時点ですでにあった記憶がある。まだすぐ近くにポルシェの専門店があった頃だ。１３時３０分頃だったが、客は結構入っていた。コロナ対策には念を入れている様子で、４席しかなかったカウンター席は２席に減らされ、しかも埋まっていたため仕方なくテーブル席へ。注文したのは天津麺１０００円也。



　スープを一口飲むとかなり薄く感じたが食べ進むうちに慣れてきた。細麺も最初は茹で不足かと感じたが、食べていくうちにちょうど良くなった。カニ玉もやや堅めかな。それほどは期待していなかったので納得。お支払いはせたがやPayで。

世田谷グルメ紀行 - 上用賀『食事処美津保』

　
　時々雨が降り気温も３０度を下回ったこの日、久々に自転車でランチを取りに向かったのは世田谷通りと環八の交差点に近い『食事処美津保』。この周辺にはお食事できる店は少ないようですね。昔からある店で店構えはちょっとさびれた感じですが、店内はリニューアルしたのかとてもきれいです。またカウンターが長くて一人で入りやすいですね。１３時３０分頃でしたが先客は一人。注文したのは豚肉味噌漬定食。生玉子をつけて計９５０円也。


(カニカマと若芽の酢の物。お漬物は薄切りながら３種盛り。豆腐とダイコンの味噌汁はかなりの薄味。)



　豚肉の味付けは思ったよりも甘めで美味しかったです。お支払いはせたがやPayで。