粋なオヤジになりたくて

♪一日おきにリリースしています。アップされるのは約5ヶ月遅れです。♪

東京音楽喫茶紀行 - 神田『ショパン』

2007-11-30 | 音楽喫茶紀行
 
 昭和9年創業という神田須田町の裏通りの目立たない処にあるレトロな喫茶店です。店名の通り店内に流れる音楽はショパンのピアノ曲のみ(だと思います)。ショパン・マニアの方には曲や演奏者を当てたりという楽しみ方もありますが、クラシック喫茶というほどの堅苦しさは全くありません。スポーツ新聞なんかもあって、フツーのオヤジでも十分に居心地がイイんです。というかオヤジが多いです。

 秋葉原でCDをまとめて買っていた頃は、帰りにこちらに寄って、買ったCDのライナーノーツなど読むなどしていました。あるいは表通りのトプカのカレーで口がホットになった後とかに寄るのがよいですね。



 アイスミルクにこしあんのはいった『アンオーレ』という名称の不思議な飲み物が名物として存在することでも知られています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年一番の仰天ニュース - ヤマハがベーゼンを買収!

2007-11-29 | ピアノ
[11月28日/日本経済新聞 朝刊]
 ヤマハが著名な高級ピアノメーカーであるオーストリアのベーゼンドルファーを買収することで27日合意した。複数の交渉関係者が明らかにした。買収額は推定で1500万ユーロ前後(約25億円)で、28日にベーゼンドルファー側がウィーンで発表する。ヤマハはグループのブランド力を高めて、課題だった超高級市場の攻略に乗り出す。ベーゼンドルファーは現在、米系ファンドのサーベラスの傘下にある。ヤマハはベーゼンドルファーの全株式を取得する方向で最終調整する。

[11月29日/朝日新聞 朝刊 ヤマハ、ピアノ名門ベーゼンドルファー買収へ]
ヤマハは28日、オーストリアの世界的ピアノメーカー、ベーゼンドルファー(本社・ウィーン)の買収に向け、優先交渉権を得たことを明らかにした。ヤマハが全株式を取得する方向で最終調整している。ベーゼンドルファーは1828年創業で、米スタインウェイ、独ベヒシュタインとともにピアノメーカーの「世界御三家」と呼ばれる。年間生産量はわずか数百台で、創業からの累計も5万台に満たない。現在は米投資会社サーベラス傘下のオーストリアの銀行が同社の株式を所有しているが、経営難から売却先を探していた。ヤマハは、ピアノの販売金額シェアでは世界一。販売力を生かしてベーゼンドルファーの経営を立て直し、高級ピアノ市場を開拓する考えだ。

 ベーゼンのようなニッチなメーカーの存続が危ういことはそうびっくりするような話ではない。しかし身売り先が日本のメーカーで、しかも買収額がたったの25億円ってホント?一体ヨーロッパの人々の誇りはどうなっているんでしょうか?25億円でウィーンの至宝を手放すのか。音楽では並々ならぬ誇りを持つ地元でも相当な反発があることは想像に難くない。

 そこでちょっと海外メディアを覗いてみると、

英国タイムズ紙はヤマハの勝利を詳報している。
Yamaha calls the tune in fight for pianos.
(call the tune = 勝利宣言を音楽用語とかけ合わせている)

また地元ウィーンの『Der Standard』と『Die Presse』にはいくつかの記事がでてました。直ぐには認めたくないのでしょうか、慎重なようです。どちらも現地11月27日の時点では地元のピアノメーカーBrodmannとヤマハが買収に向けての最後のデッドヒートを演じていることが報じられている段階だ。

 このBradmannだが、ベーゼンより古く、ここから職人が独立してベーゼンを作ったようだ。しかし現在ではピアノの生産は中国で行われており、職人がいるわけではない。またベーゼンも数年前までずっと米国のKimballの支援を受けていたが、やっとオーストリアに戻った至宝はまた流出というのが実態のようだ。

 この買収によって日本の一般消費者に恩恵があるような気が残念ながらあまりしない。ベーゼンは多少安くなって欲しいという願望はあるが、どっちみち庶民が買える値段ではないしね。ベーゼンのルートを経由して良い木材が日本に入ると良いんですが。

(追記 : 日本ベーゼンドルファーHPより)
日本ベーゼンドルファーは2007年11月27日をもって全ての業務を終了いたしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Cars - You Might Think 1984

2007-11-28 | 音楽で振返る80年代
 カーズというとテクノっぽいキャラで、しかもイメージ・ビデオでは古き良きアメ車というわかりにくいバンドでした。"Shake It Up"もヒットしたのですが、凝ったPVが印象に残った"You Might Think" を選びました。

You might think I'm crazy to hang around with you
Maybe you think I'm lucky to have something to do
But I think that you're wild and inside me is some child
You might think I'm foolish or maybe it's untrue
You might think I'm crazy but all I want is you

You might think it's hysterical but I know when you're weak
You think you're in the movies and everything's so deep
But I think that you're wild when you flash that fragile smile
You might think it's foolish what you put me through
You might think I'm crazy but all I want is you

And it's hard so hard to take there's no escape without a scrape
You kept it going till the sun fell down you kept it going

You might think I'm delirious the way I run you down
But somewhere sometime when you're curious I'll be back around
and I think that you're wild and so uniquely styled
You might think it's foolish this chancey rendezvous
you might think I'm crazy but all I want is you

delirious = 無我夢中
run you down = けなす(ビデオでは車で轢くとかけ合わせている)  




まさに一方的に迫ってくるストーカーを可能な限り映像化したという感じで後半はハエにもなっちゃうというしつこさです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊豆グルメ紀行 - 熱海『スコット旧館』

2007-11-27 | 地方グルメ
 
 伊東の帰りに熱海で下車。駅前の商店街をうろうろしたが、17時前のため開店していない店が多い。なりゆきで平日でシーズンオフの海へと続く坂道を歩いていくと熱海銀座まで下って来てしまった。

 17時をちょっと過ぎて暗くなってきたあたりで、特に目指して来たわけではなかったが、ぶらっと洋食のスコットに入店。何年か前に来た時に食べたことを思い出したのだが、店の前に『的矢のカキあります』と書かれていた。店内にはコックさんが4人。手前のテーブルには客は見当たらず。奥のテーブルからはお客の声が聞こえる。

 ビール小瓶に海老マカロニグラタンを注文。店にある新聞を読みながらビールを飲んでいると約7分程度で料理が出来上がってきた。速い!
 
 マカロニ・グラタンはまさにお手本のような上品なお味。丁寧に作られたペシャメルソースにかかるチーズはほどよい塩気のコントラストとカリッとした焦げ目がポイントだ。海老は小海老などではなく、大きな海老をぶつ切りにしたもので実にゴージャスな味わい。



 会計の時にふと奥のテーブルに目をやると、おととい奇妙な会見を開いたばかりの特徴のある風貌のK師匠がいた。とても今東京にはいられないよね。まさに芸能人がお忍びで訪れたくなる店を肌で実感。計2000円弱也。

 熱海駅までの帰り道は登りがきついため流石にバスにてラクチン帰還であった。170円也。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駅弁グルメ紀行 - 仙台『黄金海道』

2007-11-26 | 全国駅弁グルメ
 
 夕方から伊東へ出張のため東京駅に向かう。いつもの八重洲口にある大丸は北口方面に移転してしまった。よく駅弁を買ったデパ地下はもう閉鎖中だったのは寂しい限りだ。

 出発まで時間があったため、リニューアルしたエキナカを探索。結局全国の駅弁が揃っているいつもの旨囲門に向かう。



本日選択したのはその名も『黄金海道』。八角形の箱は外側が金色、内側は銀色。パッケージに書かれた内容によれば、その昔平泉で栄華を誇った藤原氏を支えたのがこの地方で産出した黄金。この黄金伝説はヨーロッパにジパングとして伝わり、コロンブスの新大陸発見につながったという壮大なお話。『黄金海道』と名付けられた宮城県北東部、奥松島から南三陸・金華山・気仙沼・唐桑半島に至る沿岸地域の周辺でとれる魚介類の食材を盛り込んで作ったのがこの駅弁。



 色とりどりの具沢山で1000円也は立派。特にアナゴはうまかった。いつも思うのだけど駅弁は直ぐに食べるのではなく余裕を持ってパッケージを眺めるともっと楽しめる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京グルメ紀行 - 神保町『天丼いもや』

2007-11-25 | 首都圏グルメ
 
 『とんかついもや』へと続く細い通りを更に奥へと進むと『天丼いもや』がある。店内は清潔感のある白木の開きのカウンターのみの11席。店内は男女4名で切り盛りしているが、うち3名はアゴの形がそっくりなので家族と想像される。温かみのある接客が好感が持てる店だ。ここは16時で閉店のため夕食に立ち寄ることはできない。メニューは天丼のみ。(丼だけぇ~。)

 天丼味噌汁付き500円也をごはん並みで注文。寡黙なご主人が揚げる天ぷらはまさに天丼にするために揚げたという感じのサクサク感のある衣が特徴的だ。ネタはキス、エビ、イカ、カボチャそしてノリの5点。イカが噛み切れないとか衣がネタから剥がれてしまうなんてことはない。これに甘辛いタレが絡んで500円とは思えないなかなかの味がする。ご飯がまたいい。大型のガス炊飯器で炊いて、ちゃんといったんお櫃に移しているので実にウマイ。お茶もうまい。


(ベトベトした感じはありません。)

 店を出て、食後の腹ごなしにと公園脇の坂道を山の上ホテルへと登る。ホテル内にある高級な『てんぷら山の上』を横目で見ながら明治大学脇の坂を下り、大人のワンダーランド御茶ノ水界隈へいざ突入。


(蔦の絡まる歴史を感じさせるホテル前にはホテルマンがスタンバイ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Birkin & Gainsbourg - Je t'aime moi non plus 1969

2007-11-24 | 音楽で振返る60年代
 
 ジェーン・バーキンが来日すると聞いて思い出したのがこの Jane Birkin とSerge Gainsbourg のデュエット? この曲は発売当時は放送禁止だったそうだ。まぁ、これじゃぁアウトだろうな。小生がこの曲に初めて出会ったのは後年に観た洋物のXXXビデオでバックに流れていた時だったが、その時にはそうとは知らなかったんです。




Je t'aime ...moi non plus = I love you ...me too

 いずれにしてもどのようなシチュエーションで録音されたものなのか、賢明な諸氏なら想像がつくだろう。鶴光のオールナイトニッポンを思い出させるエコーエフェクトに注目。

ところで、実はゲインズブールは前年に恋人だったブリジット・バルドーと最初にこの曲を吹き込んでいたというウソのような逸話が残っている。その後別れたことで次の恋人であるジェーン・バーキンと再度録音したというわけだ。最初の方もぜひ聴き比べてみたいものだ。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

H&Hベーグル

2007-11-23 | 海外グルメ
 
 米国家族旅行で貯まったマイレージを楽天に移して、次に買ったのがベーグル。『ラ・クチネッタ』がニューヨークのH&Hベーグルを輸入販売している。H&HベーグルはNYのベーグルのなかでもブランド品で値段は高め。12種類あるベーグルから3種類を4個ずつ計12個が送料込みで3150円也。小生が選んだのは『エブリシング』『シナモンレーズン』『ブルーベリー』の3種。


(コチコチの状態。保存料無しとあるが、冷凍庫で三ヶ月は持つという。)

 さて土曜日の夜にクール宅急便で届いたベーグルはコチコチの冷凍状態。本当は自然解凍して食べたいところだが、急いでいる場合には電子レンジで解凍して、オーブンでトーストすると普通にいただける。ただちょっと上下に切り分けるにはまだ中が硬かった。


(あらかじめ買い揃えておいた具材)

 エブリシングは表面にポピーシード、ゴマ、オニオンそしてガーリックがびっしりと付いている。トーストすると実に香ばしいガーリックの香りがうちじゅうに拡がる。まずはここに胡椒のきいたパストラミとスクランブル・エッグをはさんでいただいた。外はカリッ、中はモチモチのずっしりとしたハードな噛み心地だった。ビールに合います。



 次にシナモンレーズンにたっぷりめのクリームチーズとスモークサーモンをはさんだものをいただく。トースターからは練りこまれたレーズンの香りがたちこめる。レーズンにサーモンの組み合わせって意外と違和感ナシでこちらも絶品。



 家族三人で三個だけ食べるもずっしりと密度が高いせいか結構腹持ちが良く、味も大満足でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラフロイグ10年

2007-11-22 | お酒にまつわる話
 
 米国家族旅行で貯まったマイレージはそのまま楽天のポイントに移行した。そしてまず買ったのがスコットランドはアイラ島のシングルモルトである『ラフロイグ』。小生が買ったのはラフロイグでは最も安い入門用の43度の10年物。一時の高値も徐々に収まって楽天では2600円まで下がってきた。ちなみにウイスキーはEU規格では700ML40度と定められているという。まぁちょっとだけ薄められていない分だけEU外で得した気分になる。


(右下には43%の文字が。)

 初めて飲んだ時の衝撃は忘れられない。こんな味と香りのウイスキーがあるなんて。この良さが判ってこそ粋というもの。どうやって飲もうか、つまみは何がいいだろうか、はたして一本最後まで飽きずに飲めるだろうかなど興味は尽きない。ちなみに先日買ったダカーポに掲載されたラフロイグに合う料理とはサザエの壷焼き、パルミジャーノ、せんべい、イカの丸干しであった。どれ今度伊東に行った折に塩辛か丸干しでも買うとしよう。ペリエ割も試してみたい。

 注文してから二日で送られてきたラフロイグはちゃんと丸い筒の容器に納まっていた。創業の1815年とはナポレオンが『ワーテルローの戦い』で敗れたイギリスにとっては記念すべき年だ。早速開封する。キャップはコルクになっている。芳しい磯の香りが堪えられない。。。


(同封されていたフレンズ・オブ・ラフロイグ・クラブのパンフレット。登録すると自動的にアイラ島の土地1平方フィートの終身賃借権が付いてくる。)

同封されている会員番号付きの小冊子によると、アイラ島のラフロイグ蒸留所へ行って、自分の土地が見たいと申し出ると、それが明示された地図とアイラの荒天や様々の野生生物から身を守ることができる装備一式を提供するとある。ネットで探してみると実際にこの話に乗ってアイラ島に自分の土地を見に行った御仁がいた。いずれにせよ男のロマンをくすぐる粋な計らいではある。

On Islay there is a saying :
"We don't make Friends easily but the ones we do are for Life."

パンフに書かれていたなかなかの深い言葉だ。ラフロイグの蒸留所があるアイラ島には退職後に一度訪れてみたいなぁと密かに計画している。

(後日談)
伊東で買ったイカの一夜干しでラフロイグを飲んでみた。あまりにイカの方が旨すぎて何にでも合いそうな気がした。。。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪日帰り出張の復路は700系

2007-11-21 | 国内旅行
 
 東京への復路は新幹線を選んだ。狙いはズバリ新型の700系に乗ってみたかったから。新大阪20時56分発ののぞみに乗る。

 車体は外から見ると真四角の箱型で室内が広くなった。丸型の500系では窓にかけた上着が目の前にぶら下がり狭く感ずる欠点(設計ミスでしょ)があったが、それは改善された。特筆すべきは高速走行における騒音と振動の少なさ。より疲れにくくなったと言える。内装には従来とそれほど大きな差は感じられない。欲を言えばもっとゆったりとした座席にして欲しい。車両間の通路脇には喫煙コーナーが設けられている。そんな良さに味をしめた出張族で車内はいっぱいだった。新幹線では珍しく静かな時間を過ごせた。


(窓際席の足元には携帯やPCに重宝する電源があって便利。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪居酒屋紀行 - 本町『ぼちぼち』

2007-11-20 | 京滋阪神居酒屋
 
 本町の高速の高架脇に新しくできた串揚げの店。名前はお好み焼きの有名店と同じだ。店内には背の高い丸テーブルと小さなイスが並び、半立ち飲み風。


(小さい店ながらカウンターの中には身なり正しいシェフが3人並ぶ)

ここではチューハイが350円均一、30種類ある串はなんとどれも100円均一と安く、会社の帰りにちょっと軽く一杯にはピッタリの店。巨峰のチューハイに、串は玉ねぎ、れんこん、つくね、アスパラを注文。


(串には素材にあった味がついておりソースにはつけないのが基本)

ゆっくりしたかったが帰りの新幹線が21時のため30分ほどで店を後にする。今度また来てゆっくりしたい店だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪居酒屋紀行 - 九条『小川下』

2007-11-19 | 京滋阪神居酒屋
 
 本日の仕事先は大阪は西成区の九条だ。ところでこの九条とは大阪ドームの最寄り駅なのだが、駅から歩いてすぐのところに松島新地という歓楽街がある。ここはかってはかの有名な阿部定も働いていたという西の吉原と呼ばれた場所。現在でも遊郭があり、オランダの飾り窓のようなディープな世界となっているようだ。

 さて、真面目にひと仕事を終えて18時過ぎに小生が向かったのは大阪ドームへ向かう商店街「バファロード」をちょっとわき道に入ったところにある『小川下(こかげと読む)』。入り口ののれんには草鍋と書かれている。

 店内には4組ほど先客がいた。年齢層も幅広く、年配から若いカップルもいて人気店であることがうかがえる。ご主人も女将さんも高齢でキビキビとした接客は期待できないです。


(歴史と風格を感じさせる渋い店内)

 この店のテーブル席にはあらかじめ2人前の鍋がセットされている。あふれるばかりに野菜がてんこ盛りのこれが草鍋らしい。野菜は大阪にしかない白菜(しろな)、もやし、ニラで超ヘルシー。鍋のほかには数種類の小皿が運ばれてきて、自分で見て選ぶことができる。



どれ、鍋ができるまでの間、ビールとたこのぬたをいただく。


鍋の野菜を小皿にとって醤油に辛子をといてスープを足しながら自分で味を調節していただく。ポン酢のような気の利いたものはない。食べ進むと豚肉が出てくる。この肉汁がウマイ。最後にオネエサンが馴れた手つきで雑炊にしてくれた。


二人で計5500円也。大阪下町酒場列伝にも登場する大阪の下町らしい雰囲気が味わえるお手頃価格のお店。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪グルメ紀行 - 梅田『MIEL』

2007-11-18 | 京滋阪神グルメ
 
 今首都圏で行列ができる人気ドーナッツといえば『Krispy Creme』か『Miel』だ。焼きドーナッツという妙なジャンルを開拓したミエル発祥の地は大阪だ。伊丹空港から空港バスで新阪急ホテルに着いて地下に降りたところ、人通りの多い阪急三番街にミエルがある。ここなら銀座プランタンのように並ぶ必要もないし、ドーナッツもちゃんと全種類揃っている。(仕事の前に土産買うか?)

 今回は8種類のなかから、シナモンりんご、ラムレーズン、プレーン、ココア、シナモン、きな粉の6種類で計1100円也。値段的には一個140~210円とちと高めの設定。



ホームページによれば、その売りは
・油であげず、ひとつひとつ手作りで焼き上げているからヘルシー。
・全品コラーゲン入り
・卵とバターは新鮮な素材を厳選して使用

実際にいただいて見た。焼きドーナッツだが意外としっとりとしていて、さすがにおいしく人気にはうなずける。食感はマドレーヌに近いかも。ドーナッツの形状でなかったらそれほど珍しくないかもしれない。一番ドーナッツっぽい味だったのは意外にもきなこだった。

ミエルとはフランス語で蜜を指すが、まさか穴を通して向こう側が"見える"ではないでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全国駅弁紀行 - 若狭小浜『焼さば鮨』

2007-11-17 | 全国駅弁グルメ
 
 久しぶりに大阪日帰り出張が巡ってきた。今回は往路は飛行機にしてみた。12時に羽田発の全日空機なら伊丹までネットでなんと12700円と新幹線より安い。飛行機の良さはなんといっても体が疲れないこと。

 さて昼食時に空港に到着して、空弁でも物色する。空弁といっても、飛行中の機内で弁当を食べる人は滅多にいない。今回は空弁の世界では超有名な『焼さば鮨』1050円也を買ってみた。空港ロビーで飛行機を見ながらいただくとしよう。

 

 まずパッケージを開けてラップをはがして食べられる状態になるまでに手がベタベタになってしまうのが欠点。しかしこのラップの効果か賞味期限日付は2日後になっていた。日持ちを優先しているのだろうか、鯖にはすっかり火が通っていてもはやすしネタの味ではない。これが酢飯に乗っているだけでは違和感があるのか、間に生姜甘酢漬がはさんでいて、うまく鮨らしい味に仕上がっているところに工夫が感じられる。鯖が小浜でなくノルウェー産とはちょっと興ざめ。普通の鯖の棒すしに比べてもおいしいという程ではないが、話のタネに。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トイレット博士

2007-11-16 | 若き日の思い出
 
 近頃、電車のなかで分厚い少年マンガを読んでいる若者がめっきり減ってしまったような気がしませんか?20年位前にはそんな若者が多くて、小生も眉をひそめていた記憶があるのですが、世の中どうなっちゃったんでしょうか。やっぱり恥ずかしいことに気付いたんでしょうか。そんな若者はゲームか携帯に移り変わっているのでしょうか。毎朝、電車のなかを全車両を歩き回っては網棚の雑誌を回収して路上で販売しているリサイクルおじさんがいますが、最近は商売上がったりでしょうね。

 さて、そんな小生でも電車通勤ではありませんでしたが週刊マンガ雑誌を買って読んでいた時期がありました。社会人になってまだ間もない70年代中期の頃です。小生が愛読していたのは『週刊少年ジャンプ』。スーパーカーブームの火付け役となったサーキットの狼とか包丁人味平とかが連載されていた頃ですが記憶にある方もいらっしゃると思います。なかでも小生の一番のお気に入りは『トイレット博士』でした。当時は題名となっているトイレット博士はもうとっくに姿を消していてスナミ先生と一郎太が主役でした。

 トイレット博士はいわゆる劇画ではなく純粋な漫画でした。題名の通り下品な下ネタ中心の漫画で、どこまでもバカバカしい話が続きますだが、小生はとても好きで腹の底から笑いましたし、大変影響を受けた気がします。擬態語満載(汗がタラッ、驚いてギクッ)のギャク中心(チンコロ、カンコロ、マタンキ)の漫画でしたが、内容で笑わせるものも多々ありました。

 今でも記憶に残っているバカバカしい話としては、トランプの神経衰弱を握りズシでやるという滑稽なお話。みんなでスシを食べることになったのだが、ネタが取り合いになるので公平にゲームで決めようという話になる。そこで全てのスシを裏返して並べてトランプの神経衰弱のように順番に2貫づつひっくり返してマッチしたら食べられるという話。当然ネタをめぐって醜くて汚い争いがおこり、最後は乱闘になるというストーリーだったと記憶しています。普段何気なく2貫づつ注文して食べているスシからトランプに持っていく想像力が素晴らしいと思いました。でもちょっとコンテ画像でもアップしようと探したら全然ないんですね。時代を感じました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする