10月となり東京都シルバーパスの年間乗車券の発売が始まった。昨年は気づくのが遅れて買いそびれてしまったが、猛暑も終わってやっと外出する気分となる季節になって時期的にはちょうど良かった。初日の10月1日は日曜日だったが、2日の月曜日の昼過ぎにお金を持って東急バスの弦巻営業所へ向かった。
20人程度だったら並ぼうと覚悟していたが着いてみると椅子が10脚以上並んでいたものの人影はなし。事務所に入ると待ち行列ゼロで手続きができた。年間パスポートの料金は通常は20510円也。(ただし所得が年間135万円以下で住民税が非課税の方に限っては1000円です。シルバーパス=1000円と勘違いされている方いませんか?)東急バスの乗車料金が220円だから単純計算で47往復乗車すれば元が取れる。お金の話で恐縮ですが、つまりは年間平均で週一回乗れば元が取れるわけだ。山手線内側だと都営バスが使える。例えば弦巻営業所~渋谷~新橋と一回乗り継げば時間を気にしなければ銀座方面だって行ける。もちろん年金生活だから時間は持て余している。都営地下鉄だって乗れるのでさらに重宝できる。なお都営地下鉄は自動改札が使えます。
こんなシルバーパスだが自治体によって対応は大きく異なる。都道府県単位で対応しているのは東京都だけであとは市単位のようだ。例えば財政が苦しい京都市なんかは交付開始年齢が段階的に75歳まで引き上げで年間料金は所得金額が400万円以上700万円未満の方で45000円で700万円以上の方は利用できません。しかも観光客が押し寄せて地下鉄はともかくバスは満員です。一方で名古屋市では65歳以上で年間料金は最高でも5000円、しかも市バスだけでなく地下鉄も市営なので恵まれています。
交付直後に始発の弦巻営業所から早速シルバーパスを使ってエアコンの効きすぎる席に座って三軒茶屋まで行けました。これからは行動範囲が広がって重宝しそうです。これは主要駅の時刻表はあらかじめ写メしておいた方が良さそうだ。と思ったがNavitimeの標準アプリが結構役に立ちます。バスは交通事情で正確に時刻表通りではないので乗り継ぎには時間的に余裕をみなければならないことも学びました。
実際にしばらく使ってみると、やはり便利すぎて、つい乗りまくってしまいます。他方で一時間に一本とかの路線もありますし。そして昼間の時間帯はシルバーパスを利用している高齢者が多いです。おそらく多くの路線はシルバーパスの利用者が減ったらバスの便数も減ると思います。また高齢者の引きこもり防止や経済活動にも一役買っているとは思います。