小滝橋通り近辺のランチの最近の相場は680円。雑居ビルの上階になるとより良い内容のランチにしなくては客が来ないので狙い目ではある。本日やって来たのは子滝橋通りに面した6階にある『博多旅情 九州ばってん酒場』。基本的には夜は水炊きやモツ鍋の居酒屋だが、内装は新しくきれいで、通されたボックス席にはスダレがあって通路側から遮るとぐっと落ち着ける。本来なら2人で来たい場所だろう。
ウエイトレスも若くてなかなかの美人だ。あらかじめ注文は決めていたのだが『どれがいいかなぁ』なんて相談したりしてみる。小生が注文したのは『大分名物鶏天定食』680円也。天といってもやや唐揚げに近いカリッとした食感で中はジューシー。ポン酢と練り辛子をつけていただく。
多少煙草が煙かったものの、いろんな意味で結構満足できるランチであった。
この辺りの路地裏を通ると強烈なカレーの匂いがする。ガンジーは小生の記憶では80年代には既にこの場所にあった。新宿ピットインもさくらやも潰れたが、ガンジーは残った。階段で二階の上ってドアをあけると古き良き時代を感じさせる佇まい。通りに面した窓際のカウンターに座ると風が心地よい。
小生が注文したのは『トマトとチーズのカレー』950円也。隣の方の注文したビーフカレーの強烈な辛さを連想させる香りと不必要なくらい大きな水のグラスに辛さへの期待が高まる。カレーはそこそこ辛いが何よりスパイスが味わい深い。とろけるチーズのまろやかさとトマトの酸味でやや和らぐものの程良い辛さが後からやってくる。ビーフカレーが名物ではガンジーもビックリだろうナ。
今まで気にも留めずに毎年受け取っていた住民税決定通知書。この通知をこれほど待った年はなかった。実は住民税とは前年の年収を基に決定されて次年の6月から適用となる。昨年は半分以上は失業していたわけだが、それでも先月までの住民税は一昨年の年収を基に重税として重くのしかかっていた。冷静に考えると将来、完全年金生活に入った最初の年も重税ということなんですけどね。
今月からの減税は天の恵み。具体額は書けませんが、昇給でもないのにこれが丸々手取り増として1年間は続くことになります。うれしいような、やがて悲しいような。。。今年は高等学校就学支援金もあるし、まぁとりあえずは借金でも返すか。もう暫くは頑張れという天の声だと思って。
世田谷の裏通り、住宅街にぽつんとある老夫婦ふたりでやっている定食屋さんです。近くにあるN大生がメインのターゲットのようでこの日も純朴そうな大学生4人組が定食を食べていました。彼らが見上げるテレビでは高級レストランでのゴチバトルが放映されており、そのギャップに思わす我が身も忘れて笑ってしまいました。
この店のメニューは一番高い美よし定食でも1000円ですが、小生が注文したのはメンチカツ定食でなんと500円也。ボリュームや味を考えると地方出身の大学生や極貧社会人には大変ありがたい店だと思います。カラシも新鮮でとても辛かった。
ふと遠い昔の大学生時代の下宿生活を想い出した。エアコンも内風呂も無い時代。当時近くにあったトンカツ屋で一番安い串カツ定食250円を食べるのが贅沢だった。更なる贅沢は上串カツ定食300円という時代だったなぁ。35年経っても300円で牛丼が食べられちゃうんだからデフレは深刻。。。
5月の連休の狭間に訪れたのは関西風串揚げの人気店の『でめ金』。関西風といっても新世界の二度漬け禁止形式ではない上品な方です。12時40分に入店したが混んでいて食べ始めたのは13時過ぎ。串物は調理時間がかかるようだ。
小生が注文したのは最もお安い『日替わり定食』850円也。この日は豚ヒレカツが3本に筍とかぼちゃが1本づつの計5本。しかし950円の串カツ定食は7本セットでこちらの方が人気があるようだ。(こちらが日替わりとなることもあるわけだが。)
(評価できる点)
・関西風串カツが味わえる貴重な存在
・味噌汁(豆腐かワカメを選べる)がなかなかうまい点
・キャベツの切り方も繊細だし、カラシが新鮮。
(課題)
・ソースがちょっと辛口すぎ。甘口も置いて欲しい。
・紙ナプキンと楊枝がないので食べた後がちょっと困る。
レニー・トリスターノか。学生時代にジャズ喫茶で時々聴きました。例の横顔のモノクロのジャケットのやつです。ここに聴かれるような奏法をホリゾンタルと言うそうな。どこまでも流れるように続くソロピアノのアドリブ演奏。そう言えばテテ・モントリューもこんな演奏してたっけ。その影響力は計りしれず。
休日に出かけた妻のお土産がホテルオークラの『森のシュークリーム』。3個で1100円とまぁそう高くはない。しかし驚くべきはその大きさ。かなり巨大です。皮の部分はパリっとしているよりはしっとりした感じ。カスタードクリームはなかなかうまいです。中のカスタードクリームまでちょっと距離がありますので、食べ方としては皮をちぎってクリームをつけて食べる。ひとりで1個はデザートには多いかもしれません。
ファーストフード・チェーンでも底辺の牛丼より上の価格帯を争う一店『かつや』。新宿は思い出横丁と隣り合った一角にある人通りの絶えない通り沿いにある。通りに面した自販機でメニューを眺めるのはどうも落ち着かない。
吉野家やなか卯のようなU字型のカウンターが多いなか、こちらの店内は左右の壁に向かってカウンターが2列に並ぶレイアウト。イスは固定だが、客は他の客を見ずに壁を見る席となり、落ち着ける店は良い。店員からすると客の視線を感じずに仕事するメリットがある。そのせいかどうも従業員に緊張感がないように見受けられる。壁にはエビフライ丼のホスター。
小生が注文したのはカツ丼梅+トン汁で計620円也。カツは機械が自動的に揚げてくれるのでスキルはいらない。客が少ないにもかかわらずできるまで結構待った。カツ丼はこの値段でも平均レベルよりも下かな。健闘を祈る。
例によって小田急で新宿からの帰り、今回は各駅停車に乗って『ヘミングウェイの酒』を読みながらゆったりと座って帰る。農大通りを歩きながら何度か覗いて混雑のためパスした店『味田(あじでん)』を訪れると今晩はカウンターのみの小奇麗な店内にお客は半分位のいり。初老のご主人の誘導で席にすわった。壁に貼られたお品書きをみると『獺祭』『七福神』といった小生にはなじみの酒の名前が並んでいて期待がふくらむ。
まずはにごり酒をのみながらおでんの豆腐と大根を注文。豆腐にはおぼろ昆布とネギがのっていて、透き通ったツユも関西風。大根は丁寧に面に包丁の入った分厚いもの。
(にごり酒にお通しの玉蒟蒻、豆腐、大根)
続いて長野県佐久の店名の入った樽酒にすじとトマト。すじは関西だと串にささった牛すじが出てくるんだけどね。トマトは中がグジュグジュになるまで煮込まれていた。これはウマイ。ダシ汁がすっかりトマト味になってしまった。長ナスの漬物にも辛子をぬっていただく。
(長野の店名がはいった樽酒にすじ、トマト、長ナス)
〆の玉子を入れて計2300円也。これは安い。観察しているとサトイモとか椎茸とかもうまそうだった。隣席は農大の先生だろうか。客層も年配者が多く悪くはなさそうだ。こんなおでん屋一軒知っているといいかも。