東京グルメ紀行 - 西新宿『Pazzo di Pizza』

　オヤジがひとり飯に行く時に一番入りにくいのがフランス料理とイタリア料理だ。この店はイタリア料理といってもひとり用ピザのみを出す店。カウンターのみで入りやすい。真ん中にはかわいいタイル模様の石窯があり、寒い日には暖を取ることができる。これはガス式のミニ石窯らしく、この店は石窯を販売するためのモデル店でもあるらしい。たった一人だけでやっている。ランチメニューはピザが５種類とサイドオーダー（ドリンク、一品、デザート）１品を選ぶ形式。小生が注文したのはクワトロ・フロマッジオとサラダ。計８８０円也。マルゲリータとかだと６８０円でいけます。



　みているとまず一品だしてから、おもむろにピザを一枚ずつつくっている。あとから入ってきたひとりオヤジも小生と同じピザを注文して、ハチミツを注文してかけていた。小生もマネをしてかけると、これはもう予想以上のウマサ。おなか一杯にはならかいけど、なかなかリッチな気分になります。

David Benoit - Beach Trails 1985

　
　余談ですが、１９８４年のロサンゼルスオリンピックより女子マラソンが公式種目になったわけですが、このとき優勝した女性は日本のテレビではずっとベノイトと紹介されました。これがずっとトラウマになってしまったわけですが、実はベノアと発音します。さてこれは大御所David Benoitのさわやかな西海岸チックなピアノが聴ける一曲です。Snoopyのアルバムのピアノも好きです。

Junko Kimura - Ricordo di Cairo 1975

　
　これまた世間ではあまり話題になりませんでしたが、小生の忘れられないアルバムです。木村純子というジャズ・ピアニストは同じくジャズ・ピアニストの菅野邦彦の奥さんで、そういった縁で実兄の菅野沖彦氏製作のオーディオ・ラボというレコード会社からアルバム"JUNKO"が出されました。菅野沖彦という人はオーディオ評論家としては雑誌等では有名な重鎮でＪＢＬとマッキントッシュの礼賛者です。音へのこだわりからついにはレコードの録音まで手がけてしまったわけですね。

　さてこの純子さんのピアノのスタイルですが、速弾きとかテクニックとは対極にある演奏です。シングルノートの連打が特徴的な演奏スタイルです。無器用な語り口といったら怒られてしまうでしょうか。そこに絡むドラムスのドナルド・ベイリーの色々な小道具を使って、くり出すラテンの香りがまたいい。彼は大変いい仕事をしています。

　私がこのアルバムが忘れられないのは中音域がしっかりしている音の良さもさることながら、このアルバムのトップに収められている"Ricordo di Cairo"というボサノヴァ風の曲が気に入っています。最近まで『カイロのリカルド(英語でリチャード）』と男性名だとばかり思っていましたが、正しくは『カイロの思い出』のようです。（かってＦ１ドライバーだったリカルド・パトレーゼの表記は"Ricardo Patrese"でした。）

　ところでこのアルバムですがＣＤ化もされずネット上にも音源は存在しません。しかも『カイロの思い出』という曲でも音源が見当たりません。たしか何年か前にマイルドセブンのＴＶＣＭで流れていた記憶がありますが名曲のわりに他の演奏者もいないようでお伝えできずに残念です。ひょっとすると純子さんのオリジナルなのかもしれません。


（追記）

ごく最近音源がアップされました！　ありがとう！　懐かしさでいっぱいです。

東京グルメ紀行 - 北新宿『井筒や』

　新宿エリアで定食屋が姿を消していくなか、高層ビルが目の前に建ったここもかなと思っていたら、どっこい移転して生き残っていたのはうれしい限りだ。お店は３人で寡黙に働かれている。真新しい店舗は女性客の姿も。メニューも一新されたようで、小生が注文したのは人気の生姜焼きライス７３０円也。



　こちらの赤だしは好きだな。ポークソテーとかもうまそうでした。散歩には良い距離です。

東京グルメ紀行 - 西新宿『築地 活喜寿司 』

　以前はさっぽろラーメン系の店だったところがいつの間にか潰れて寿司屋になっていた。このキャパでラーメンは無理だろうが寿司もどうかな。さてランチタイムで小生が注文したのはチラシ寿司８４円也。



　まず気がついたのはネタの薄さ。ランチとはいえ、こんな薄い刺身だすの？端でもいいから厚いのを出して欲しいところ。ワサビも練りワサビだし、味噌汁も具は皆無。１年は持たないだろうな。

世田谷グルメ紀行 - 三軒茶屋『ヤンヤン』

　すずらん通りの老舗『ヤンヤン』にまたひとりで夕食に来てしまった。今回も上海焼そばと焼餃子で計１４５０円也。自家製の手打ち太麺にキャベツ、ニラ主体の野菜、エビ、ブタという味が一体となってさすがだ。餃子は具が多めでビールに合いそうだが、今回はビール無しで残念。



　家族連れ、サラリーマン、カップル、ひとり客、出前注文と客層も多様。いい店です。

東京グルメ紀行 - 西新宿『ＴＯＲＯ』

　西新宿の古い雑居ビルの地下にいつのまにかできたスペイン料理店です。時々ガイジンが呼び込みをやっています。ランチタイムのメニューはパエリア、カレー、パスタで、あまり期待しないで入りました。店内にはイベリコ豚の足がぶらさがっていて夜は期待できそうです。小生が注文したのはパエリアのランチ。グラスワインをつけて計１２００円也。


(サラダとスープ、グラスワイン）　　（パエリア、スペイン風オムレツにデザートのケーキ）

　スープはポテトスープだろうか、なかなかうまかった。パエリアもまぁそこそこの味。ケーキもなかなかうまいので女性に人気がでそうだが、この日は男性客ばかりだった。

東京グルメ紀行 - 西新宿『蒙古タンメン中本』

　食わず嫌いとはこのことか。この店の存在は知っていたものの一度も入ったことがなかった。最近になって激辛以外にもメニューがあると知り、１３時頃入店。５人待ち程度の店内は２０席以上と結構広く、意外にも女性が多い。自販機で購入したのは『味噌タンメン』７５０円也。



キャベツを主体とした野菜は柔らかくなるまで煮込まれており、スープには野菜の甘みが感じられる。辛さは１０段階の３だったが、食べた後も舌に辛さが残った。ジローと相通ずる信奉者がいそうな味ですね。壁には店員さんが考案したインパクトのあるオリジナルメニューがいろいろ張り出されていた。激辛一本槍ではなかったんですね。接客にもスキなし。

東京グルメ紀行 - 歌舞伎町『鳥修』

　歌舞伎町のハズレ、台湾や韓国料理に混じってある焼き鳥屋さんです。真面目そうなご主人と奥さんの二人でやっているようです。もっと安いメニューもあるのですが、小生が注文したのは『焼き鳥丼』８００円也。



　炭火でじっくり焼いた焼き鳥ののった丼は香ばしくてなかなかうまいです。一度夜にも行ってみたいのですが遠いのが難点。

東京居酒屋紀行 - 新宿３丁目『イーグル』

　会社の連中５人で飲み会を開催。昭和の佇まいを残すイーグルへ。地下をずっと下って行ったテーブル席に着席。小生は一杯２００円のウイスキーをひたすら飲む。今回はこの店の名物料理を一通り注文。


（生ガキ。）


（和牛フィレ肉霜降りビーフ。白髪ねぎを巻いてくれます。）


（クーポンでいただける４５年の歴史を誇る野菜ステック秘伝のゴマ味噌添え。これは評判が良かった。）


（定番のチーズの盛り合わせ）


（ナッツ、ドライフルーツ）

　このほかに『牛肉と野菜の四川風』もなかなかの絶品です。お酒が飲めない方でもノンアルコールカクテルが充実しています。できればお忍びのカップルで来たい店です。

東京下町グルメ紀行 - 浅草『東南屋』

　これでたつみやと読みます。入口にはよくドジョウが置かれていたりします。この日は奥の小上がり陣取る。まずは燗酒に漬物盛り合わせと出し巻き玉子。奈良漬とは珍しい。



　本命のひとり鍋は『牛肉ほっぺ鍋』と『穴子の柳川鍋』。牛肉は柔らかく煮込まれたものを割りしたでいただく江戸の味わい。青葱を巻いていただきます。濃い味付けに燗酒が進みます。



　ひとりでは入りにくい感じですが、粋にひとりで鍋の方もいらっしゃいます。

東京グルメ紀行 - 西新宿『CoCo壱番屋』

　どこにでもある『CoCo壱番屋』ですが、低料金の牛丼店とは違う路線で頑張っています。通りをはさんで向かい側にあった低料金のカレコレが潰れてしまったことを考えると、日本人のカレーに対するこだわりはお金になるということでしょうか。小生が注文したのは期間限定の手仕込チキンカツカレーの３辛で、なんと９１０円也。



　手仕込というのは注文を受けてから鶏肉に衣をつけて揚げるということのようですね。３辛だと食べ終わったあとにちょっと唇がしびれる程度。しかし後から辛さを調整するスパイスをカウンター遠くの隅に発見し愕然。更に漬物も遠くに発見したが、カレーはもう一口しか残っていなかった。。。

（この店舗の課題）
　・入口からではテーブル席があることが全く見えないこと
　・配膳の効率が悪すぎ。水が来るまでだけで３往復。
健闘を祈る。

東京下町グルメ紀行 - 浅草『ロッジ赤石』

　ここに来るのはこれで３回目。一番の理由はうまいコーヒーが飲めるから。今回はちょっと小腹が空いていたのでサンドイッチのなかからタマゴサンドを注文。



　あまり期待はしていなかったのだが、これがなかなかの味。まずパンがうまい。玉子焼きはボリューム感はないものの、ちょっと甘めの味付け。自家製だろうかマヨネーズの酸味と相まって、これがどうしてなかなかうまい。

　この日は仔犬を連れた方が二組。ペット持参ＯＫの店だったんですね。

『CoCo壱番屋』のカレーうどん

　冷凍食品のカレーうどんで、『CoCo壱番屋』のものを買ってみた。作り方は熱湯にうどんと具を投入して６分ほど煮込むだけ。この日はきざみねぎを加えてイカ天とイモ天をトッピングしてみました。



　カレーは出汁の風味は控えめのスパイシーな感じでとろみは十分です。具もそこそこ入っています。

東京グルメ紀行 - 三軒茶屋『はとぽっぽ』

　すずらん通りにあって、時々立ち寄ってしまう店です。隣に座っている常連のオヤジのようにスポーツ新聞を読みながらビールに一品というのが正しい過ごし方かもしれません。この日はサービス定食に白菜漬けを注文。計８５０円也。



　生姜焼きとチキンのチーズ挟み揚げがメインです。白菜漬けはちょっとハズレだったかな。この日の日替わりのアラ煮が正解だったかな。