『佐々木靜子からあなたへ 女のからだと医療・性暴力・人権』 佐々木靜子 教育史料出版会
千人以上の女の子宮を取り去った富士見産婦人科病院事件は、恐ろしい記憶として持っている。
それに医師として支援し、その後に名前をだして裁判に関わり、長いあいだ運動を作り、さらに「子宮と地球にやさしい病院」を運営した著者の記録。
知らなかったことが、たくさん。そして勇気をもらった本。
5 労働組合を立ち上げ、支部長をしてたんだ
32 病院 労働の意味を問う
36 子宮を取りたがる医師たち
54 母と妹の自殺 痛ましい とても辛い体験をしていたんだ
87 薬を使って、平日の昼間に出産させる医療 それから自然な出産への模索
94 電動内視台は、医者のためにある 問い合わせて気づく彼女の鋭い視点
171 聞き手は大橋由香子 そうか、編集委員なんだ
172 彼女の病院では「患者さん」ではなく「利用者さん」と呼ぶ そうだよね出産は病気じゃないし
173 会陰切開 男のための縫合 ひどいね 他の(過去あまたの)病院
196 子宮筋腫 婚約者の親に話して破談 女は子宮か 違う例もあるけど
201 生殖先端技術!? 不妊手術の様々な問題点
203 中学生の性感染症 心配だ
209 マタニティーブルーを超えて なくす工夫の数々
245 多田謡子反権力人権賞の受賞あいさつ