副題の「南京のシンドラー」には違和感がある。スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」は最後の場面が似非ヒューマニズム感なので、一緒くたにしないでほしいなあ。
主人公のシーメンス社の南京支社長は、悩み苦しみながらも行動する愛すべきひと。
悪の凡傭アイヒマンとは、えらい違いだ。
2009年に独・仏・中国合作で作られたが、日本では5年間未公開。市民たちが上映権を購入したといういわくつきの映画。
反日映画というより、反日本軍映画だよね。
日本軍の暴虐がすさまじい。天皇(裕仁)の叔父、皇族が酷い奴。天皇一族の戦争責任を問わなかったから、いまの日本になってしまったのかもしれない。
大作だ。拍手。
握手の場面が何度も出てくるのが意味深い。