「ロードサイド・クロス」 ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋
ワーキングマザーでもある、キャサリン・ダンス捜査官シリーズ。第2作。
インターネット社会の問題点を描く。ブログが発端となっているので、わたし自身が「千恵子@詠む」8年目でもあり興味深い。
キャサリンの上司が頭が悪いうえに、勝手な思いつきで方針を出す。同僚たちは優秀なので、なんとか事件解決の方向に向かう。ふと考えると、この状況もわたしの職場状況と似てる。5年前だったか、真冬にクレジットサラ金用のポスティングを一人でやらされたなあ貧民街。裁判所にだすわけでもないのにA4のチラシ。けっきょく苦情の電話しかかかってこなかったフリーダイヤル。おっと脱線。
事件の進展と共に、ふたりの子どもや友人との関係なども気になって、これもシリーズ全作を読むだろうな。
今回は、なんと母(ワーキング・グランマ)が逮捕されてしまう。看護師が患者を殺した、大事件だという「でっちあげ」も絡む展開。