「ルポ賃金差別」 竹信三恵子 ちくま新書
>日常的で、もの静かな「詐欺」とでもいえる状況が、私たちの職場に広がり続けているのではないか--。
こんな恐ろしい言葉で、この新書は始まっている。現代社会の「身分制」か。
目次
第1章 賃金差別がつれてきた世界
第2章 かけ替えられた看板
第3章 「能力」と「成果」の罠
第4章 労働と「ボランティア」の狭間で
第5章 「派遣」という名の排除
第6章 最悪の賃下げ装置
備忘メモ
でた ユニオン・エクスタシー 22頁
評価が下から15%を退職勧奨の対象にしている 115頁
定年で再雇用になると給料は半分に 152頁
官庁の警備員、競争入札の実態 171頁
原発事故の収拾者たち 178頁
差別と向き合う労組 広島電鉄 190頁
そうか なるほど 公契約条例 192頁
勤務評価という道具 194頁